ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

学び舎かな

2018-01-31 12:42:43 | らーめん
今池波正太郎の、剣客商売16巻を先日買い求め
先週末から読み始めてその素晴らしを改めて感じてる。
食べ物に対する造詣の深さと執着心には、
驚かされる。
池波正太郎自身が食べ歩きをした様子なども、
事細かく描いた、「食卓の情景」を読んでみると
その辺がまたよくわかる。
彼の食事の家庭の在り方が今では、考えられない
池波正太郎自身が語っているその形は
俺はは自分一人で飯を食べる。それはお前「妻」が作れ
お前とあんた「母」が食べるものはあんたが作って、俺の飯が済んでから二人が食べるのだと私は言った。
二人は服従した。
この習慣が今尚続いているのである。
この情景はいろいろな事柄が重なって作られたものだが、当時はままあるだろうと思う。
己の自信からくる「経済力を含めて」ものだろう。
作家という家に居て仕事をするいわゆる居職だからこそ、そのような形で仕事に没頭しようとしたのであろう。
池波の本を読む事はあらゆるものの勉強になる。