黄昏つつも 頑張ってる母の話・・・
デイサービスから帰ってきた母を出迎え
テーブルに着くや否や・・・
母 『今日~は、面白かったんよ~』
A 『なにがぁ~?』
母 『ウンチが出たくなって トイレにいったんよ』
『うぅ~ん、うぅ~ん・・・ちょっと力入れて頑張ったらでたんよ』
『で、自分の鞄の中を見たら ティッシュが無い!いくら探しても無い!!』
『おかしい・・・ おかしい・・・』
長時間のトイレに 施設の方が心配して巡回
男性 『Hさぁ~ん・・・ 大丈夫ですかぁ~』って
母 『ティッシュ持って来てぇ~』
男性、無反応
しばらくして・・・
次に女性 『Hさん、大丈夫ですかぁ~』
母 『ティッシュ持ってきてぇ~』
女性 『ティッシュ~』・・・
母は、どうして持って来てくれないのか・・・としばらく悩んで
あれっ・・・
『横を見たら、いっぱいあった』 って
この話を 10分おきに3回・・・
全部同じテンションで話してくれた
相当おかしかったらしい・・・大笑いしてた
そして昨日・・・
夕食を済ませ トイレを済ませ・・・
『Aちゃん、はよぉ~帰らんといけんから・・・寝るわ』って
気ぃ~ 使ってます
んっ
異様なもの発見・・・
リハビリパンツの外装(ちょっと厚めのビニール)
小刻みに パンチで穴を開けながら、それをつなげ・・・切ってるって感じ
写真が無いのが・・・残念
A 『あれっ・・・ どぉ~しったん、これ』
母 『あぁ~・・・』
『下着を替えようと 探したけど 開いたのが ないんよぉ~』
『で、新しいの開けた・・・』
指先に力が入らず ボタン、駄目! 薬の袋、開封駄目!
ペン型インシュリン注射、押さえ切れない・・・
母 『歯でかじって開けたんよ・・・ 歯、痛かったぁ~』って
『はぁ~』
光景・・・想像すると恐ろしい
ベットの足元には 開けられ、取り出しやすいようにした
リハビリパンツの袋・・・置いてあります
『パニック』と言う 時空の中に入ってしまった母は
面積の小さな 鏡の箱の中に入ってしまっている状態なんだ・・・
右も左も、上も下も・・・見えない
頭の中の引き出しも・・・鏡
『それ』・・・ただ一つのものしか 映っていないんだ
そぉ~かぁ~・・・
黄昏びとのパニックを起こした状態は
鏡の中なんだ・・・って思った
解りにくい説明だけど・・・私なりに納得
未知の世界に向かいつつ・・・
『最近、ちょっとボケとんかなぁ~・・・』って、母
うん・・・ちょっと
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