辞職表明「佐藤栄佐久福島県知事」 9月28日

佐藤栄佐久福島県知事が、談合疑惑の真っ只中で、ついに辞職を表明した。11月12日または19日投票で、福島県知事選挙が行われることになる。11月19日(日)には、既に、福岡市長選挙と沖縄県知事選挙が予定されている。福岡市長選挙と沖縄県知事選挙は、民主党・野党系候補が互角以上の闘いを既に繰り広げている。内情を聴けば聴くほど、その健闘ぶりには目を見張る。来月22日(日)の衆議院補欠選挙で、大阪9区を勝利して、最悪でも1勝1敗に持ち込めば、11月の3つの首長選挙と合わせて、民主党の4勝1敗に持ち込むことも、実際、不可能な話ではないのだ。地方では、意外に頑張っている民主党なのだ。

まだ噂の段階だが、福島県知事選挙では、民主党は参議院議員の佐藤雄平氏(渡辺恒三・黄門様の元秘書で会津出身)、与党はなんと、新党日本幹事長・荒井広幸参議院議員の名前が取り沙汰されている。新党日本の荒井幹事長は、9月26日に行われた参議院での首班指名選挙で「安倍晋三」と書いたのだから、驚かざるを得ない。9月25日の民主党大会に来賓として出席した新党日本・田中康夫代表の意志とは、真っ向から対立する。

9月26日の夜、国民新党の亀井久興幹事長は、この荒井広幸氏の異常な行動に対して、しかるべき処分をとらなければ統一会派の解消もあり得ると表明した。しかしおそらくこの頃から、佐藤栄佐久氏辞任後の福島県知事選挙をめぐる駆け引きは始まっていたのかもしれない。民主党・佐藤雄平参議院議員には、是非正々堂々と福島県知事選挙に立候補していただき、11月に行われる3つの首長選挙に民主党が3連勝する一翼を担って欲しい。とにかく早急に、安倍フロント・サラ金内閣をダッチロール状態に追い込まなければ、国益を損ない続けるのだから。

案の定、安倍総理は、森喜朗元総理の言いなりだったことが早速判明した。中川秀直幹事長にまつわる「住吉連合・覚せい剤・女性スキャンダル」は、誰もが知る事実。脳天気な安倍総理の構想どおり、中川氏が閣僚入りしていれば、臨時国会では集中砲火を浴びていたに違いない。すんでのところでそれを、森元総理が阻止したのだ。しかし、中川秀直氏が閣僚入りしなくても、同じくフロント政治家である安倍総理自身が、自爆する日もそう遠くはないはずだ・・・。

与謝野馨氏のはらわたは、今頃相当煮えくり返っているに違いない。今回閣僚入りできなかったことで、与謝野氏の政治生命ももはやこれまでか!?そもそも大樹に寄り添おうとする精神が、政治家としての資質を疑うものだ。どっちつかずの不明瞭な態度は、相手に必ず見透かされてしまうのだ。一方、消費税アップによる財政再建を口にする与謝野氏らを封印したい中川秀直自民党幹事長だが、他人の心配をするどころか、自身のスキャンダルによって安倍政権につまづきをもたらしかねないのだから、爆弾内閣とはまさに安倍政権のことをさす・・・。

他に期待を寄せたくても寄せることができないことが、とりあえず6割を超える支持率を安倍政権にもたらしている。国民の期待に応えられない民主党に、その責任はある。民主党に、命がけで政権を奪取する気迫が感じられるか。国民は、実は冷静だ。「野党第一党にあぐらをかいてはいないか?」今一度自身に問いかけてみることが、民主党には必要だ。誰のための何の為の政党なのか、民主党の真価が問われている。
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