_「来たか…快活マン」
「出たな!」
「タラレバガニ」
「貴様の存在は、この番組を危うくしかねない」
「全力でやらせて貰うぞ!」
「そんな問答無用スタイルな御前等の為に、不思議な惑星で修行を積んだのだ」
「ワタシの本題に入る迄、ワタシの疑問が解決する迄は……」
「何度でも(ry」
「くそぉ、だったら聞いてやるしかないさ!」
「快活マン、良い心がけだ……」
「年金が支払われないから、税金の問題があるから……」
「そう言って、日本を飛び出していく金持ち連中」
「そいつらに問いたい……」
「なんだ!」
「果たして、海を越えた先で……」
「どんなアイデンティティーを持って、様々なコミュニティと接するのか?」
「海を越えた先にある日本人のコミュニティなんぞ、所詮は宗教に飼い慣らされたものに過ぎん」
「国内で宗教問題を克服したにも関わらず、何故アイデンティティーを構築するに当たって……」
「再び不毛な争いを選ぶのか?」
「果たしてそれが、和の心と呼べようか?」
「相手に合わせてばかりでは、何も伝わらない」
「日本人は、コミュニケーションの本質を見誤っている」
「日本人が無宗教を掲げ、無宗教の自由を唱え……」
「世界を宗教から解放したらば?」
「果たして、アイデンティティーの問題は無くなるのか?」
「かつて築き上げた江戸時代の様な、死者の出ない完成された社会は海を越えた先にも構築可能だとしたら?」
「快活マン、貴様ならどうする?」
(沈黙5秒)
「御前の身に付けた能力を尊重して、聞き遂げたが……」
「やはり、聞く迄も無かったな!」
「かにぃ!?」
「俺の答えは、とうに決まっている」
「こいつを受け取れ!」
(『聞き出したかったら、俺を捕まえてみろ?』)
(かにぃ!)
颯爽と一陣の風となった快活マン。
彼の走りは、決して終わらない。
終わった時が、この番組の最終回だからだ。
走れ快活マン!
その一歩が、例え敵役から離れる為でも……。
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