檄文!!サッカー

熱くなり、何より愛すべきサッカーについて書きます。
その過程で得られた市民意識を元に、世情についても論述中。

月見 その一

2015年10月28日 23時02分27秒 | 市民意識tkそんな・・ネタ!

「私、文藝春秋をちょいと読みましたら……」

「巨人の外野手や、入口の反対言葉じゃない『出口汪』が……」
「『金田一ナントカ』さんと、対談してました」

「国語って奴は、売れっ子の予備校教師に言わせると……」
「論理的に出来ているそうでして……」


「おぃ、お茶だよ」

「はい、ただいま~」

「あら♪」

「お客さん?」

「ごめんなさい、何のお構いもしませんで……」

「そんなカテー付き合いじゃないンだよ」

「これから二人でお呼ばれしてくっからよ!」

「遅くなるかもしれねぇ、火元と戸締まりだけは用心してくんな」

「はい、いってらっしゃいませ」

この亭主が酔って帰りが遅くなるって出てって、素直に帰って来た試しが御座いません。

酔っぱらうと、歩くのも億劫になって帰って来れなくなる性分でして……。

一緒に同行する連れ合いは、下戸なため……。

しかし、出される酒の肴が無二の好物。

片方が二人前を飲み、片方が一人前半を食べるという塩梅で……。


「や~旨かった旨かった」

「今年も、美味しいお酒をお呼ばれさせて頂きやした」

「おぅ、おめぇは足元がおぼつかねぇから泊まってけ!」

こんな具合で、毎年新酒の御披露目にははってでも参加しようって根性でして……。


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