自宅でWebサーバーを公開したいと思っている方も多いでしょう。技術的なハードルは別として、サーバー用の専用回線を用意することが大変です。とくに、マンションなどの共用回線を利用している場合は諦めてレンタルサーバーという選択肢を考えるかもしれません。しかし、諦めるのは早いです。
ngrokのフリーサービスを利用すれば今のままのインターネット接続環境で外部への公開が可能になります。
ただし、urlはランダムな文字列で1回の起動で最大8時間という制限がありますが、サーバーの運用ノウハウを研究には十分でしょう。本格的に運用したくなってから専用の回線を用意しても遅くありません。
以下に、Ubuntuサーバーでの例を示します。
インストールは
$ cd
でホームディレクトリーに移動し
$ get https://bin.equinox.io/c/4VmDzA7iaHb/ngrok-stable-linux-amd64.zip
$ sudo unzip ngrok-stable-linux-amd64.zip
以下で実行(起動)
$ ./ngrok http 80
セッションが確立すると
ngrok by @inconshreveable (Ctrl+C to quit)
Session Status online
Session Expires 7 hours, 58 minutes
Version 2.3.27
Region United States (us)
Web Interface http://127.0.0.1:4040
Forwarding http://53254***.ngrok.io -> http://localhost:80
Forwarding https://53254***.ngrok.io -> http://localhost:80
Connections ttl opn rt1 rt5 p50 p90
6 0 0.05 0.02 7.01 12.98
となり、ブラウザにurl(実際には***にも数値が入る)を入力すれば、サーバーにアクセスできる。
以下のようにhttpリクエストも表示される。
HTTP Requests -------------
GET / 200 OK