シーシュポスの神話 in 雫石

2008-03-05 00:20:32 | AROUND THE N818
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 何故、こんな困難を背負ってしまったのか?シーシュポス的苦難の先の絶望。いや、まだ絶望までは、至っていない。温い、恐ろしく温い、シーシュポス。僕は、シーシュポス。えっと、何だっけ?

 シーシュポスって、何だっけ??どうせ、茶番だ。何もかも、茶番だ。
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 その先に何かがあると思って、思ってはいないけど、積み上げている。教訓は要らない。諭してくれるな。これは草稿だ、リハーサル、学習、課外、寄り道、余興、カラオケ、冒険、モノマネ、取材、コント、ショート・コント。

 何故だか、何故か、よもや、もはや、そうした、例えば、石を、ピラミッド型に、積み上げることが日課になった。僕は、力量で言えば、ギリギリの、そんな重量の、石を、ゴロゴロと、持ち上げている。供物を。供物なのか?意味もなく。意味?(勿論、全てを捧げてはいない。それだけではない、笑っちゃうぐらい)

 そんな努力を無視して、いいところで、ホッとしたところで、僕は谷底へ突き落される。「ドンガラ、ガッシャーン!!」と。いつでも、それが訪れるのは、不意という一瞬。「ダ、ダッ…、チガウンダヨ!!、オレハナァ…!!」という号令は、喜怒哀楽、怒喜楽哀、楽怒哀喜…とか、無限に組み合わさるブレンド。無限じゃないな(笑)
 だからって、別に、馴れると、旨くもなく…不味くもない。オリジナル・ブレンド。伊達や、酔狂じゃ、ねぇぇぇん、だ!!


 僕の趣味で積み上げたものが、一気に谷底で粉々になる。いい感じに結晶化したものが、バラバラの破片になり下がり、僕は途方に暮れる。暮れる? 実は、暮れたことなんて、ない。

 いい感じなんだ。信念とプライドとアルコールの比率が。それを幸運と言ってもいい気がする。ラッキー。更には、ここの神は僕に寛容だ。逆に、気を使ってくれているかもしれない。異形としてトップに張り付けてしまったのは、僕の不徳ゆえ。友情も、愛情ですらも、時に残酷な役を、演じなければならない。ユーモアとか、都合で。

「ドンガラ、ガッシャーン!!」それを、楽しめる余裕が、僕がここに居る存在できる条件だと思う。

 不真面目な臨戦態勢。  僕は、無敵だ。   輩と呼ばれる人のように。

 神話の先に。何の神話か、忘れてしまったけど。
 意外と生々しく、匂う、ドロドロした感じを、僕は期待しているのかもしれない。でも、分かってしまえば、そのドロドロを僕は、ドロドロとして、扱って、お終いにしてしまうだろう。

 運んでいた、ギリギリの石は、どうせ、その辺にほっぽり出すに違いない。何も無かったかのように。どうせ、僕はシーシュポスじゃないし。そんな義理はない。どんなに、酔っ払っていても、僕はシーシュポスになることを承諾しない。




*シーシュポスはどんな悪いことをしたんだっけ?不真面目な記憶を辿れば、シーシュポスはそれなりに悪いことをしたんだと思う。そうじゃなきゃ、まま巨大な石を山頂へ運ぶような(その後、崩されることを分かっていながら)、そんな苦役を受け入れるはずはない。受け入れる?苦役?確か、積み上げたあと、速攻で、山の下に落とされるんだ。「ハイ…!チョイ!」って、感じで。不真面目に。延々と、何度も、それを繰り返す。

 地獄の話じゃなかったかな?…忘れた。




 


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