コドモオトナ入門:雑魚(じゃっこ)捕り

2009-04-22 09:54:59 | コドモオトナ(開墾日誌)
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「何をやっているのか?」と尋ねられると、答えに詰まる。子供のような衝動を大人の行動力を持って実現させ、子供のようにはしゃいでいるだけだから。以上のことを『コドモオトナをやっている!』で、略そうと…、今、決定しました。

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 奥深いものらしい…、自然って。「まだ、ドアをノックした程度ですよ♪」と、昨日言われました。森を歩き、水を見つけ、網を構え、足で追い込む。師匠は、小さな網で、次々と大きな雑魚(じゃっこ:小さな水生動物)を捕える。師匠(ロクジュウウンサイ?)は、コドモオトナの権威です。

 大きな網の僕は、何度も空振りを繰り返し、ようやくドジョウを捕らえる。網を上げると、ドジョウがもがいていた。ドジョウのスター性に驚いた瞬間だった。「ドジョウって、何て!!華のある生き物なんだ!」と、呟いてしまった。抗いようのない昂揚を鎮め、また水面を見据え、パニックがやっと収まったであろう場所を探す。説明のしようのないコツを得て、ハヤなどの小魚をどんどん捕まえた。生き物嫌いの僕は、いつの間にかそれを克服していた。32歳の成長…、今だ留まることを知らず。まったく、世界は膨張する一方だ。

 ハヤに混じり、様々な種類のヤゴが小さくうねうねしていた。エイリアンみたいなそいつらをいつの間にか愛でるようになっていた。うねうねした小さなエイリアンが、秋には空を羽ばたくことを想像する。「奇怪な生き物は、人間だけではないのだ!」と気付き、なんだか安心した。

 帰り道「こういった遊びは伝承しなければならない」と、柄にもなく、思った。

















参考画像:コドモオトナの権威!

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