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盛り上がったなでしこ杯決勝

2013年09月02日 00時15分40秒 | スポーツ
 きのう9月1日、広島のエディオンスタジアムであった
「なでしこリーグオールスター2013」と「なでしこリーグカップ2013」に
行ってきた。
 あいにくの雨でプレーする選手たちには気の毒だったが、試合の方は2試合とも
熱く燃えた。

 まずはオールスター。といっても、カップ戦決勝に出場する2チームはメンバーに
入らないため、オールスターという名称がどうかな? の疑問もわかなくもないが、
とりあえず楽しめたことは間違いない。

 8チームを第9節までの順位で2チームに分け、それぞれ16人ずつ。うち7人は
サポーター投票で選ばれた選手で、残る9人は推薦されたメンバー。
チーム名はパンテーラとエストレーラ。いずれもポルトガル語で、パンテーラは「豹」、エストレーラは「星」だそうだ。

 試合は「星」が2点を先行したが、すぐさま「豹」が追いかけた。素早い出足はさすが
チーム名通り? 猛然と相手に襲い掛かって同点とした。

 後半9分からわずか10分間に4ゴール。雨の中、詰めかけたファンも大歓声で
“夢の対決”を堪能したようだった。

 続いてのなでしこリーグカップ決勝は、ライバル対決だった。
INAC神戸と岡山湯郷Belle。

 前半、湯郷の看板選手、宮部が素晴らしいFKから先制点。これで俄然盛り上がった。
しかし、神戸が逆襲に転じ追いついた。

 後半はまず湯郷が多くのチャンスをつかんだが、シュートがわずかにそれるなど
ゴールが割れない。すると神戸がリズムをつかみ、カップ戦得点ランキング3位の
ゴーベル・ヤネズが勝ち越し点。神戸が執念をのぞかせた。

 そしてロスタイム3分の少し前、日本代表のエースでもある川澄が3点目を
たたきこんで勝負を決めた。

 それにしても終盤、互いに渾身の力を振り絞っての攻防は、手に汗握るという
表現がぴったりの感じだった。

 ただ、ちょっぴり残念だったのは、まだ故障上がりからか澤に元気がなかった
点である。この日はシュートもゼロ。全盛期のプレー再現を待ち望んだ
ファンには少々がっかりの様子だった。

 それにしても宮間のキックの素晴らしさには、改めて感心した。今後も
日本のエースとして若返ったなでしこジャパンをリードしてもらいたいと思った。