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ザック・ジャパン 守りは修正?

2013年09月04日 08時00分00秒 | スポーツ

 ザック・ジャパンは6日に大阪長居スタジアムでグアテマラ代表、
10日には横浜・日産スタジアムでガーナ代表とそれぞれ親善試合を
行う。

 最近の日本は6月のコンフデレーションズカップで3試合9失点、
先月のウルグアイに4失点と4試合で13失点。格上相手に対しての
大量失点が問題視されている。今回の2試合。国際サッカー連盟の
ランキング93位のグアテマラはともかく、ランキング24位の
ガーナとの一戦は、その守りが修正されるかが注目だ。

 攻撃陣を含めての守備意識の共有ができるかが焦点だ。ザッケローニ
監督が、どのようにテコ入れをするかが見どころでもある。

 そうした中で注目したいのが、FC東京のDF森重だ。広島出身の彼は
サンフレッチェ広島のジュニアユースにいた中学生時代はFW。それが
段々とポジションが下がり、皆実高校ではMFのキーマンだった。
そして大分にいた2007年にセンターバックにコンバートされ、守りの
統率役を任せられ、北京オリンピック代表では3試合すべてにフル出場した。

 ポジションは次第に後ろに下がっても、元来がFWだったこともあり、
「攻撃したい」気持ちは常に持ち続けていた。

 しかし2010年に移籍したFC東京で、守りの重要性に気づいた。
持ち味はドリブル突破。しかし当然ながらリスクを背負う。ピンチを
招く場面も見受けられた。
 J2に降格した2011年だった。気持ちを切り替えた。
劣勢の場面なら大きくまずはクリアを選択。まずは失点しないことに
比重をかけた。

 先日のサンフレッチェとのJ1リーグでも、その気持ちが働いたような
プレーに徹し、貴重な勝ち点3をつかんだ。

 攻めているときでも逆襲の危険性を持ちながら、起点として積極的に
仕掛けた。反対に守勢に回った時には守りに徹するプレーを見せ、
主将としてチームを統率した。
 
 憧れだった日本代表に招集されたのは、国内組だけで戦った7月の
東アジアカップ。守りで貢献し優勝へと導いた。そして海外組が合流する
日本代表には8月に続き今回2度目の招集を勝ち取った。

 守備の破たんが続くザック・ジャパン。ここらで一度、森重を起用して
みたらどうだろう。26歳。葛藤しながら成長してきた経験は、必ず
好結果につながると思うのだが…。ザッケローニ監督の英断に期待したい。