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J1、ポストシーズン制に変更

2013年09月19日 08時00分00秒 | スポーツ
 サッカーJ1が2015年からポストシーズン制に変更することが
17日の理事会で決まった。試合会場などでサポーターが反対していた声は
届かなかった。

 Jリーグは観客数や放送権料の減少などに歯止めをかけ、人気低迷を打開するため
改革が必要と大会方式の変更を検討してきた。

 2015年から導入するポストシーズンは、第1ステージの1位と第2ステージの
2位、第2ステージの1位と第2ステージの2位が戦い、勝者同士が対戦する。
ここまでをスーパーステージと位置づけ、この勝者が年間勝ち点1位のクラブと
チャンピオンシップで対決、優勝を決める。

 第1ステージ、第2ステージのスーパーステージで、上位2クラブに年間勝ち点
1位クラブが含まれる場合や対象クラブが重複するケースのスーパーステージの方式は
引き続き検討する。

 J1は創設した1993年から2004年まで(1996年は除く)
前後期制を採用してきた。各ステージの優勝クラブが年間優勝を争う
チャンピオンシップを戦ってきたが、同一クラブの場合は実施されてこなかった。

 今回のポストシーズン制変更は、平均入場者数が2008年を境に下降線をたどり、
地上波テレビでの試合中継が減り、クラブの収入の伸び悩み、さらには主力選手の
欧州を中心とした国外流出が止まらないという危機感があった。
 
 また、世界の主要国のシーズンに歩調を合わせ、代表の試合をやりやすくする
狙いもある。しかし、欧州はシーズン開幕を変える案も検討されているようだ。
その場合はどうするのか。変更までにそうした状況がかわらなければいいが…。

 いずれにしろ、今回の変更は、チャンピオンシップなどで盛り上がりを増やし、
集客の回復、放映権料の増収につなぎたいのが狙いのようだ。クラブによっては
異論もあったが、とりあえず決めた。
 
 本当に盛り上がるか、それとも今の状況が続くか。Jリーグ、各クラブの
取り組み方が問われるだろう。