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楽天初優勝 マー君で決着

2013年09月28日 09時00分00秒 | スポーツ

 楽天がパ・リーグ初制覇した。球団創設9年目の快挙だ。
まずはおめでとうを言わせてもらう。

 楽天は2004年の球界再編騒動を経て産声を上げ、翌05年から参加した。
1年目、田尾監督の時は38勝97敗1分けとダントツの最下位に終わった。
2年目から野村監督に代わり、着実に力をつけた。2年目後のドラフトで田中を獲得、
すぐさま11勝をマークして新人王。野村監督の「マー君、神の子、不思議な子」の
発言が話題になった。
 
 09年には2位になりクライマックスシリーズ(CS)に進出したが、野村監督が退任した。

 そして2年後の11年に星野監督が就任。猛練習で鍛え、ついに頂点に立った。
エース田中が開幕22連勝中のほか、開幕投手を任されたルーキー則本が14勝を
飾っている。また、若手を積極的に起用して、戦力の底上げを図った。

 3年目の星野監督は、阪神を率いた2003年以来のリーグ優勝。セ、パ両リーグを
制した監督は、三原、水原、広岡、野村、王氏に続き6年目となった。3球団での優勝は
三原(巨人、西鉄、大洋)氏以来2人目。

 それにしても優勝を決めた西武との対戦。星野監督が粋な計らいを見せた。
1点リードで迎えた9回。22連勝中の田中をマウンドへ。だが、すんなりと勝利の
女神は微笑まなかった。安打、四球で1死2、3塁と一打逆転のピンチにさらされた。

 しかし、ここからがマー君の真骨頂。すべてストレートで連続三振を奪い、頂点を
引き寄せた。
 やはり今シーズンの投の立役者で優勝の瞬間を飾ろうとの思いを、ねぎらいだろう。

 巨人が優勝した時、西村ら救援トリオを送って締めくくった温情と共通点が
あったように思われてしまう。

 10月17日からのCS最終ステージで2位、3位の勝者と日本シリーズ進出をかけて
戦う。舞台はKスタ宮城。東北に夢を与えた楽天が、さらに倍返しでファンを沸かせる
ことだろう。