自由という目的地へ

それはどこにあるのだろう
多くの血を流したどり着く地か
それとも
悟りの果ての 神の胸の中か

花の道案内  / 大船フラワーセンター

2016年11月21日 | Photograph 写真 カメラ 映像 
誘っても 
いつも 外出を嫌がっている 
年老いた両親から

めずらしく 
連れて行ってほしいと
希望があった

行先は 
神奈川県 大船フラワーセンター

二人を乗せて車で向かうと
秋の 素敵な光景が
広がっていた
























瞑想が進むと 感じられる

美しい光と 風景 幸福や 喜びは

自分の中に 
もともと存在している



そんな 幸福を
感じることも 出来ない程に

私たちの こころは
自我の思いに

いつも 
あっという間に 囚われる




自我に囚われ 
身動きのできない 自分自身に

静かな 微笑みを 向ける




























この 美しく古い
施設の平日は

高齢の方しか 見あたらない


どうにもできない 
生きる苦しみ 老い 病 死を

経験してきた



人生は 夢の様なもの

自分の力では
どうしようも 出来ない夢に向かい

静かな 微笑みを向ける



そして

こころに存在する 幸福
大いなるものと 

共に在ることを




こころの中の 花に 
導かれて 

行けばいい































OLYMPUS TG-2 Tough








花の道案内








神奈川県立フラワーセンター大船植物園 HP
神奈川県菊花大会 11月23日(水)まで






  

道志 野原林道 ~ 安楽寺集落 / OLYMPUS E-1から E-M1へ

2015年12月21日 | Photograph 写真 カメラ 映像 

ジムニーに 
オリンパスE-M1を入れた
カメラザックを放り込み

どこに行くとも決めずに
思いつくままに 秋の空の下に出発した

そうだ

今ごろは 道志の紅葉が
美しいはずだ

そうして

道志をさまよっていると
右手に 林道を見つけた

野原林道 起点

紅葉の山に 細い道を登って行く

途中 惹かれる場所があると
狭い道路の端に なんとかジムニーを止め

青い空と紅葉に 電子ファインダーを向けた


































長く 愛用してきた オリンパス E-1は
自分にとって 大切な道具であったが
撮影時の故障が続いた

この10年以上前のフラッグシップ機は
オリンパスの修理対象外となっていることから

現在のオリンパスのフラッグシップ機
E-M1の中古品を 数ヵ月前に オークションで
比較的安く 手にいれていた














E-1とE-M1では マウントが違うため
E-M1には 以前のフォーサーズレンズ郡を使用出る
防塵防滴のアダプターMMF-3を装着

アダプターを使用しての
フォーサーズレンズのAF速度は
遅くなることを 覚悟していたが

E-1のAF速度と同等か 少し速いくらいで
それに慣れてきた自分には まったく 問題はなかった


そして 電子化がさらに進んでいるE-M1の
バッテリーの持ちの悪さという弱点を補うため
パワーバッテリーホルダー HLD-7も常時装着
バッテリーの持ちに対する不満はまったく無い



さすがに 10年以上前の機種と比べると
その性能の進化に驚かされる


画像からは あまり伝わらないが
E-1は言わば南部鉄器を思わせる 流線型のデザインだが
E-M1に比べると でかく そして 重い

E-M1は ごつく角ばったデザインだが 
小さく軽いので 年を取って 体力が落ちてくる身には
とても ありがたい


進化を重ねてきた優秀な ブレ防止機能は
購入の大きな理由になる
風の強い中 昔の超望遠のレンズも
手持ちで なんとかいける

そして ファインダーが見やすく
ボタン一つで 対象を拡大し 確認も出来る
画期的だ

ISO感度を上げての 暗い中での描写は
さすがに E-1は画像の荒さで
作品にならない場合も多くあったが
E-M1の高感度撮影は 優秀だ 

画質は もともと E-1の画質に
自分は何の不満もなかった
現在の画質は さらに洗練されていると思う

そして 美しい動画が 撮れることは
古いカメラを使って来た者には
新たな表現世界が広がり 嬉しい








手前がE-M1





自分が メインカメラに求める 大切なことは

操作系を 瞬時に思い通りに操作しやすい等の
手に馴染むということや

厳しい撮影環境でも タフに作動する等の
信頼性が重要だが

E-1と比べ 電子化の進んだE-M1も
タイプは違うが それらの要求を
E-1と同様 確実に満たしている



E-1は 単なる道具だが
長い時間 苦楽を共にした 相棒でもあった

故障はあったが まだ充分に使用に耐える
重く かさばりはするが
描写力は美しく 今の下手な一眼レフよりも確実で
信頼出来るカメラだ

まったく 動かなくなるまで
サブ機として これからも使用して行くだろう






E-1という
タフなカメラの 素晴らしさについては
この方の説明で よく伝わると思う

価格.COM レビュー
『このカメラ以上のカメラに未だ出会わず』

ちなみに
自分も このサイトで 
以前にE-1の素晴らしさを伝えていた

価格.COM レビュー
「今も 誇りを持って メインカメラとして使用」








今回のE-M1では
写真表現の幅は広がり 内臓フィルターを多用した

TAMRON SP500mm レフレックス という
古いマニュアルレンズも 久しぶりに取りだすと
新旧の道具達は 実力を魅せてくれる

























舗装された せまい林道を
登りきったところ
石碑があり 駐車スペースがある 

慰霊碑かと思い 通り過ごそうとしたが
よく見ると 林道開通の記念碑だった


ジムニーを止め カメラザックをかつぎ
細い 急勾配の小道に入って行くと

この山の頂上にそびえ立つ
巨大な高圧電線の鉄塔にたどり着いた



絶景だ

そこから見える富士山は
いくつもの山の 奥深くにそびえ立ち 
その景色は 素晴らしかった


高圧電線の鉄塔の下で テント泊は
可能なのだろうか

遠くない距離 笹の中で
何か 野性動物が動いているが

こんな光景の中なら
野宿もいいなと思った


強風の吹きすさぶ中
しばらく 撮影に没頭した























































人気のない 安寺沢集落に
差しかかる

美しい 水の流れと
赤い 柿の実に誘われ ジムニーを降りると

誰もいないと 思っていた民家の庭
老婆が 人を避けるように
急いで家の戸を閉める



O-M1をぶら下げ
この静かな村を しばらく歩いた

知ることもない 様々な物語に
微笑みを 向けながら
シャッターを切った





























 







道志 野原林道~安寺沢林道 秋山郷へ








追記

後になって この林道は 
昔からの 人の生活の跡が残されていることを知った 

東京等の都市もそうだが
昔から人の生活のあるところには 
何かしらの昔話や伝説が残っている

この林道が越していく 巌道峠は
古くは 強盗峠とも言われていた



そんな
人々の こころの恐怖や 葛藤の痕にも

優しい日差しと 柔らかな秋の空気が 包み込み

まるで 何ごとも無かったかの様に
時は 過ぎていく






資料

道志村の怪奇



 




 
 
 

春の光採集3

2015年04月16日 | Photograph 写真 カメラ 映像 
Peter Murphy - Jemal [Version Two]



 




















この世界に

多くの 命が 誕生する




実を言うと

生まれたばかりの頃の
記憶を 

少しだけ
覚えている




この体の

感覚を 確認する自分


息をする感覚
そして 音

身体の動く 感覚


寝かされていると
無防備な状態が嫌で

少し 上半身を
上げたくて 泣いた



戦ってきた 何か

「敵」に
対応するために




















そうして


ー  めんどくさい


そう 思った




また

この世界に 
生まれてきたのだ




死んでは 生まれ

自分の 体を
確認する
















本当は
存在していない

この世界の
苦しみに 囚われていく


罪 不条理 執着 恐怖 不安

ありとあらゆる
苦しみを

信じ続け

選択し続け



また 生まれたと

深い 錯覚に 
おちいっている



















  ー 私たちは 思考の産物であり


    私たちの すべてが思考と共に現れ


    私たちは 思考によって 世界をつくる   

  

              ダンマパダ より
       
                   仏陀












春の光採集3






自由という目的地へ/奇跡のコースと神の使者より










 

赤城山の時間

2014年10月11日 | Photograph 写真 カメラ 映像 











夏に 子供の部活の合宿をのぞきに
奥さんと赤城山まで行ってきました

その頃は まだ猛暑でしたが
赤城山は 標高があり
気温も低くて 過ごしやすく

大沼と言われる湖の周りでは
デイキャンプで ゆったりとした
時間を過ごす人たちが 見られました















湖の傍には 赤城姫を祀った
赤城神社がありました

女性のねがいごとを
かなえてくれる神として
信仰されていました



その昔
美しい赤城姫は 
義母の嫉妬から
命を狙われ この湖に逃れて
神になったという伝説があります

深い深い森に 守られた 
美しく 神秘的な湖で

心の中の 波風が消え
とても 落ちついた時間を
もらいました





















ー 姫君は、
  屍に「どうか私もお連れください。」と
  添え伏して泣いておりました。

  そこへ、赤城の沼の龍神が現れました。
  その姿は美しい女性でした。


  「この世は、命はかなく
   夢・幻のようであります。


   竜宮城という、
   長生きの素晴らしい処へと
   姫君を案内します。」と

  姫君をお連れになりました。



  姫君は赤城の沼の龍神の跡を継ぎ、
  赤城大明神となったのです。

          
          神道集 より





赤城山の時間








* 資料
赤城姫の伝説~大沼と小鳥ヶ島~

赤城神社 伝説 神道集





 

 

夏の光採集

2014年08月08日 | Photograph 写真 カメラ 映像 
















    蜂と神様
    


   蜂は お花の中に

   お花は お庭の中に

   お庭は 土塀の中に

   土塀は 町の中に

   町は 日本の中に

   日本は 世界の中に

   世界は 神様の中に


   さうして さうして 神様は

   小ちやな 蜂の中に



             金子みすゞ






無垢な瞳が持つ ずば抜けた 洞察


そう

この世界に 映っているものは

全て 神様だ

















OLYMPUS TG-2 Tough






最近は メインの一眼レフEー1を 持ち出す機会が めっきり無くなり
もっぱら 小さな防水コンデジのTGー2ばかりで撮影している

年をとり だんだん体力も落ちてきたこともあり
大きく重い機材を 持ち歩くことが おっくうになった (*゜▽゜*)

カヤックで持ち出すにも 水の中でも撮影でき
動画が撮影できる

画質も それなりだが悪くはない

どんなに 高価なカメラを所持していても
シャッターチャンスに そのカメラが無ければ 意味が無い

いつも 一緒にいる道具は 強いね







夏の光採集