サブカメラとしての
防水防塵 耐寒 耐ショックカメラ
OLYMPUS TG-2 Toughのレビュー等など
:良い点
●堅牢性、携帯性
エベレストに 80歳の
三浦雄一郎氏が登頂した時
その姿を撮影したカメラでもある。
様々な悪条件が予想される中では、
その大きさ、重さから、一眼レフを選択肢から外すことも多い。
優れた防滴、防塵性能を持つ一眼レフでも、
もちろん 水中の撮影は出来ないし、
カヤック等 艇がひっくり返り、水に落とす可能性のある場合も選択しない。
軽く小さく携帯性に優れ、信頼できる防水性能があり、
耐ショック、耐寒性能があるコンパクトカメラは、そんな状況で必要となってくる。
電池やコード類の蓋には、シーリング処理が施され、二重のロックがかかっている。
一見、プラスチック製で、本当に2.1mの落下の衝撃をクリアするのか心配になるところだが、
落とさない、ぶつけないにこしたことはない。
●スーパーマクロ
基本的には 問題は無いけど、
ペンタックス オプティオにある、レンズ周りのLED照明が数個付ければ
カメラの影で被写体への光が遮られ、暗くなるという欠点が無くなり、
様々なシーンでのマクロ撮影が可能になると思う。
追記 当初 試作品だった
LEDライトガイド LG-1を正式採用し TG-2にも装着が出来るようになった。
最初からLED照明が付いているのではなく、テレコンレンズやフィルターと同じように、
必要に応じて装着し外すという発想とスタイルは素晴らしい。
●画質
暗い中でも 光源があれば手持ち撮影ができる。
画質も悪くない。
F2の明るいレンズとセンサーシフト式手ぶれ補正はよく効いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8b/6ad696021f684f2f13bd47b7f71a98fa.jpg)
iso 1600
繁華街はもちろん、けっこう暗いと感じる住宅街で
ポケットからカメラをさっと出し
かたかた動く手で片手撮影しても これだけ撮れる。
画質は、もちろん一眼レフにはかなわないけど、絞り優先モードもあり、
個人的には満足できるレベル。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ed/9f853c2cc8dd84b219added5a0205653.jpg)
絞り優先モード F2.0
バックをぼかすことができる
F2.0は 一番広角側でしか使えない
一眼レフもそうだが
望遠にするにしたがいF値は上がっていく。
●テレコン装着が可能
他の同じような アウトドア系のコンデジと決定的に違う点であり
購入を決定的にした 大きな魅力は、
1.5倍テレコンバーター、
フィッシュアイコンバーター、
そして、レンズに各種フィルターまで取り付けられる点だ。
もちろん、レンズキャップも使用できる。
自分の場合、二つのコンバーターも同時に購入したことで、
メインの一眼レフカメラが出来ない撮影もこなしている。
コンバーターアダプターが別売りで必要になるが、
PL(偏光)フィルターやプロテクトフィルター等の
フィルター類も装着できる様になるのは とても大きな違いだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/8d/5082704c27251fec939ff90c16498619.jpg)
フィッシュアイコンバーター装着
1.5倍テレコンは、装着してはじめて分かったが、
カメラで広角側にすると、周りが全てけられ
中央に丸く画像が映る状態になるので、
ほんとうに望遠側での撮影のみの使用となる。
フィッシュアイテレコンは、使い勝手がよく、
自分の場合は、一度装着してしまうと
常用に近い頻度で 装着していることが多い。
ちなみに、
アダプターやテレコンに付属しているレンズカバーは小さく
取り外しが頻繁なため 非常に紛失しやすい。
(実際 二つ 紛失しました 笑)
そのため 自分は
ひも付きのレンズキャップ(これも千円以下)を
常時使用しているが 手放せない部品となっている。
●内蔵フィルター
オリンパスの様々な内蔵フィルターは
使っていて 写真を撮ることの楽しさを、実感させてくれる。
そして写真表現の世界を劇的に広げてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a0/dcc4123c34d90da8afcb6c2873248335.jpg)
マジックフィルター:ウェディング
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/51/5de53122fa1414abbcd40f88cf8941d9.jpg)
マジックフィルター:ミラー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/30/232178f6b482c308c60e73523058f0c1.jpg)
マジックフィルター:ドラマチック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/5e/88cf5c52d6ae029d29a7f6a5af04742b.jpg)
マジックフィルター:クリスタル
他にも、個性的なフィルターがいろいろあるが、
いわゆるフォギーフィルター ソフトフィルター系の
ウェディングは多用できると思われる。
●ハイスピードムービー
インターバル撮影が無い代わりなのか
ハイスピードムービーが撮影できる。
虫や動物の動きを スローモーションで
記録できるのはうれしい。
公園に行って、逆光で水鳥を手持ち撮影してみた。
OLYMPUS STYLUS TG 2 Tough ハイスピードムービー サンプル
HS120fps
1.5倍テレコンバーター使用
854×480ピクセル
●GPS機能
方位や位置、さらに気圧、海抜なども確認できる。
ニコンのクールピクスの様に地図を表示できればもっとよかった。
●スマホに画像転送
別売りのFlashAir無線LAN搭載SDHCカードを使用することで、
映像をスマホに転送できる。
例えば その日撮影した画像を、テントの中でスマホに転送し、
それを家族にメール添付し送ることができるのはありがたい。
:課題と希望
●電池
これは、賛否両論に分かれるところだが、
ハイスピードムービーや動画撮影を多用したり
液晶で画像の確認を頻繁に行う等
撮影の仕方によっては、数時間で電池が切れた。
撮影の仕方にも気をつけて
必要であれば予備の電池を持参すればいのだが・・
アウトドア、それも厳しい条件下での使用を想定した時に
一番に問われるのはバッテリーの持ちだ。
どんな優秀なカメラでも、シャッターチャンスを
粘り強く狙い続けられるタフさが無く、
すぐにバッテリーが切れるカメラでは、
単なる鉄と硬質プラスチックの固まりでしかない。
このカメラの設定が、冒険や、それに伴う非常時にも
対応できるものであるならば、
例えば、比較的どんな土地、国でも手に入りやすい
単3電池を使用できる電池パックが欲しい。
コンデジの、軽さ小ささを 多少損ねるものであっても、
極限状態を想定する者にとっては、そういった装備は魅力的であり、
最後まで撮影をあきらめないカメラマンのための、
必要な条件になるのだ。
●インターバル撮影機能がほしい。
(TG-3には 付きましたね)
●一つ下のグレードの後発で採用されているが、可動式液晶モニターだったら、
マクロ撮影に、さらに特化した機種となるだろう。
通常の液晶モニターでは、マクロ撮影の角度は、制限されるか、
モニターの視認なしでの試し撮りをしながら撮影するケースは 幾度と出てくる。
重くはなるが、撮影に最良のものを求められる機種と思われるので、
全然有りだと思う。
●これも個人的な欲求だが、多重露光の出来る
コンパクトデジカメって無理だろうか・・
さらにさらに、赤外線フィルムの描写が出来る内臓フィルターって
出来ないだろうか・・
●逆境下での撮影を想定し、もう少しホールド感が良くなると助かる。
ホールド感をアップできるアクセサリーがあると売れると思うなあ。
(これも TG-3から ズームレバーの位置と共に 改善されましたね)
上記、バッテリーのところで書いた単3電池パックを兼ねた
防水、対ショックのホルダーがあったら、絶対購入しますね。
三島湖探索 ジムニー × カヤック
機材:TG-2 Tougn フィッシュアイテレコン装着
動画:修正無し 854×480ピクセル
写真:明るさ コントラスト 彩度 明度 のみ修正
~ Tough×2セットを 作ってみた
テレコンバーター、フィッシュアイコンバーターも同時購入したことで、
カメラバックの代わりに、同じ「Tough」のロゴの入った
「Tough LABEL」のポーチ(ディスカウントショップ等に売っている)
を安く購入。
入れ方を工夫すると なんとか 全て入る。
レンズ類とカメラは接触すると傷が簡単につくので、
百円均一でやわらかいアームバンドを二つ購入し、
それぞれのレンズにかぶせて使用。
ペン入れのところに、
簡易の三脚がぴったり差し込めた。
マクロ撮影等にも使える。
自由という目的地へ / TG-3 Tough PV & TG-2との比較
自由という目的地へ / 三島湖探索 ジムニー×カヤック
OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough