自由という目的地へ

それはどこにあるのだろう
多くの血を流したどり着く地か
それとも
悟りの果ての 神の胸の中か

八景島 野島公園 ソロ カヤック

2012年06月03日 | Outdoor カヤック キャンプ 





PENTAX Optio W90



小さな魚たちが 目の前で
一斉に ジャンプしていく

大きめな魚が いきなり 飛び跳ねる


思ったよりも 水の透明度があり

きれいな川に生える様な 緑の水草が
所々で 群生している








地元 横浜の野島公園から
カヤックを出し 海の公園沖を行く

対岸には 八景島シーパラダイスが見える

パドルを置けば
風と潮の流れで 数分で
八景島に流されてしまうだろう


その日は ニュースにもなる程
天気が不安定な状態で
地域によっては ひょうが降った

朝から 光が降り注ぎ
無風の状態だったのが 強風が吹き始め 
だんだんと 海はしけてきた







この 小さな
インフレータブルカヤックは 

予想以上に 強風と白波をかきわけ
波をかぶりながらも 
前進することは出来る

しかし 
長い距離を 移動しようとすることは 
非常に体力を 消耗する


海の場合になると 風と潮を見て
拠点から戻れる範囲を 探索する程度が
この艇の 性能と感じる







平日の野島公園は
ゆっくりとした 時間が流れていた

藁ぶき屋根の 伊藤博文記念館があり
海から見ると まるで江戸時代 
長崎の出島に来たような 風景だ


ここには
松林から のんびりと
海を 眺めている人たちがいる


砂浜 近くに
車いすから 
僕を見ている人が 目に入った

家族だろうか
後ろには 付き添う人

どんな思いで 僕を見ているのだろう・・


海に 自由に出れる

その人の 分まで
その幸福を しっかりと感じよう 

そして

感謝しよう









午前中で野島に戻り
砂浜で 弁当を食べた

拠点に戻るのに 
強風と 潮の流れに逆らい
ほぼ全力で 漕がなくてはならなかったので
体力は失われ もう漕ぎだす意欲もそがれていた


しばらく 海を見つめた後

そのまま カヤックを三つにたたむと
ジムニーに突っ込み 帰宅した


40分後 家に到着 
一息すると 強烈な雨が降り出した

あの車いすの人は どうしているだろうか・・





八景島 野島公園 海カヤック