自由という目的地へ

それはどこにあるのだろう
多くの血を流したどり着く地か
それとも
悟りの果ての 神の胸の中か

三浦半島 西岸 ソロ カヤック

2013年02月07日 | Outdoor カヤック キャンプ 

OLYMPUS E-1  

OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14‐54mm
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50‐200mm




2月5日 晴天

三浦半島の西岸
和田長浜に到着したのは 午後になっていた

三浦半島は 高速で1時間で行ける場所であったが
キャンプや カヤックのポイントの下見で
午前中は ぶらぶらさまよっていた









水のあまりの透明度に
驚いてしまった




古くから 浜の人々に
あつく信仰されてきたであろう
神社にも 言えることだけど

その地 その地が 持っている
時間の流れ方 
エネルギーの強弱や 質のちがいに
触れる

心地よさや 荒々しさ

様々な印象を受ける

そう まるで
風景と出会うことは
人と出会うことと 同じ









今日は 海の状態を見て
カヤックは 無理をせず
乗らない選択も 有りだった

自分で作った 菜食弁当を食べると
少し 元気が出てきた


今日は 暖かく 
風も無い様子だったので 
ここ 和田長浜から出艇

往復で約4キロ強 漕いできた



かなり沖に 出たのに
さらに遠い沖を

シーカヤックが この艇の
3倍位の高速で 進んでいくのが見える

富士山をバックに
バドルさばきも 優雅だなあ・・



ここでも 水の透明度は 抜群で
海底の岩が見えている

陸地は 岸壁があったり
洞窟も見られた

カヤックが 上陸するためにあるような
小さな浜辺もあり
時間があれば 上陸していた





PENTAX Optio W90




予定では 三戸浜を抜け
小網代湾奥の 森に上陸しようと
思っていたが

小網代湾の入口で 
カヤックのエアー漏れに気づき
時間も無いことから断念



帰りは
エアー漏れのせいか スピードも落ち
高くなった波と 沖への強い流れに 

漕いでも 漕いでも
進んでいると 思えず 少しパニック

自然の前の 人間の力や 命の小ささ


家族が言う 遭難という言葉
脳裏に 走る












冷静な 判断力が 出来なくなると
出廷場所も 分からなくなってきた

あぶなく 和田長浜を
通り越して 行くところだった

出廷時には 夢中で
沖から見える 出廷場所の姿を
確認しなかったのだ

建造物等 特定できる目印を
一生懸命 思い起こす




潮の流れに 懸命に逆らって 戻り
和田長浜に到着した時は 
冬だというのに 汗だくだった

限界だ~ (涙)




気がつくと
クイックパック K5カヤックは
エアー漏れで しわしわ状態だった

エアーは3層に 分かれているので
沈むことはないだろうけど・・ 











毎回 そうだけど

いろいろな 反省が
その都度 出てくる

海は まだ2回目だが
海の場合は さらに反省点が多い



今回も 感じる基本は

自分の力と 艇の性能を 
よくわきまえ

戻れる範囲で
踵を返せ ということ

風 潮の流れを 知ること

場所 時間による
大きな変化が それらにはあること



そして 出廷場所の
目印となるものを 確認しておくこと


パニックに なること自体が
危険だということ

不安や恐怖に
我を忘れることなく 

焦らずに 眼の前の
やるべきことを 信じて 
黙々と 行うこと



カヤックが 沈むことは無くとも
推進力を失い

夕刻に 沖から 流されていくことを
想定していたなら
最低限 装備は 何が必要だったのか



僕は 海を 
なめ過ぎている



スピードと荷物を積載できる
能力の高い シーカヤックが
欲しいと 思う

だが
このK-5カヤックは このカヤックにしかない
大きな利点があるので 
しっかり補修して 大切にしていこうと思う









くたくたの体で
車の中で 着替えると

もう 日が
水平線近くまで 降りていた


久々に
美しい夕日を撮り 帰宅

満足でしたあ






 
 
三浦半島 西岸 散策





三浦半島 西岸 カヤック

PENTAX : Optio W90