ロシア ハンター ライフル 熊 クマ ヒグマ グリズリー 速い 襲いかかってくる
この世界で
自分は 毎日あくせくと 仕事と家庭の往復で
時間と命を 費やしているが
いつか 一週間だけでもいいので
ジムニーに テントとカヤック カメラを乗せて
北海道を 放浪することが いつの頃からか 夢となった
その時「ヒグマ」という生物は
大きな存在となって 自分の頭の中に ついてまわる
ヒグマと 遭遇した時の対応も 逃げないことだという
逃げる者を ヒグマは追う習性がある
そして 刺激しない様に少しづつ下がることが基本らしいが
クマが 捕食目的かどうか 人間と分からず近づいて来たのかどうか等
その時のクマの状態や 距離等の状況でも 対応は異なって来る様
その場 その場での判断が重要になるのだろう
ヒグマの対処法も 調べると詳しく記載されている
知床財団/もしも…出会ってしまったら!~ヒグマ対処法
クマスプレーは 常に携帯することになるし
大型のサバイバルナイフも持っていくだろうが
1トンのカギ爪のついた腕のパンチ力と
60キロのスピードで突進してくるヒグマ相手では
確率の低い 賭けとなるだろう
冒険家 写真家の 星野道夫氏は
ロシア カムチャッカで ヒグマに襲われ亡くなった
おそらく 星野氏にとって その死は
予想外ではあっても 極めて自然な死と認識したはずだ
社会では 悲惨な突発事故と認識されても
長く ツンドラの自然にキャンプを張り
自然と同化してきた星野氏にとって
生命が 自然に帰ることは 当たり前のことであった
いつか 死は
誰の身にも 自然にやってくる
死についても リスクと同様に
知識や認識を持つことで
「パニック」や「恐怖」を持つことなく
対応することが出来るのだろう
人は 怖いもの 理解できないものに
目を向けることに 不快感を表し勝ちだが
私たち自身にとって
生や死 こころといったものにも
納得できる 深い認識を持つ事が出来るなら
短い この世界での 有り方もまた
「恐怖」と「幻想」に蝕まれることの無い
違うものになるのだろう
ー いつの日か 自分の肉体が滅びた時
私もまた 好きだった場所で土に帰りたいと思う
ツンドラの植物に わずかな養分を与え
極北の 小さな花を咲かせ
毎年 春になれば
カリブーの足音が 遠い彼方から聞こえてくる
そんなことを 私は時々 考えることがある
ー 私は いつしか 目に見えるあらあゆるものは
地球という自然が 再生している
つかの間の 表現物にすぎないのではないかと
思うようになった
人間さえ その例外ではない
植物が 大地から顔を出し
再び 土に還ってゆくように・・
星野 道夫
冒険家は 長い自然との対話の中で
神を 見いだし始めていた
それは
自分を捕食する ヒグマの中にも
見ることのできるものだろう
知床財団/もしも…出会ってしまったら!~ヒグマ対処法
出会わないために~ヒグマ対処法
星野道夫さんの写真集を見て、アラスカに憧れて、アラスカへ2度行きました。
星野さんの亡くなられた時のニュースを見て、すぐに<永遠>という、つたない詩を書いて彼に捧げました。
アラスカで星野さんとお付き合いのあった方に少しだけ星野さんのお人柄をうかがう事が出来ました。
アラスカでの体験を、愚策ですが、小説に書かせていただいたり、で思い出の多いアラスカです。
雨音様のブログの記事も拝見させていただきました。
何と、アラスカにも雨音様は行かれていたのですね。
本当に世界のいろいろな場所を旅されていて、いろいろな思い出がお有りなのですね。素敵です。
僕も、星野さんの写真は、もうずいぶん年月が経つのに、今見ても、まったく色あせない。すごいと思います。
特に、僕が好きなのは、川を渡河するカリブの群れのアップの写真です。息づかいまで、今でも伝わって来るようで・・
星野さんの亡くなった時のニュースを覚えていますが、その後、この年になって、彼の自然への姿勢や、作品、詩のような言葉に、惹かれるとは思っていませんでした。
雨音様もまた、いろいろな思い出や、小説、詩の表現等、またブログでお伝えください。
楽しみにしています。