日々の移ろい

叔父

姑の弟、82歳。マンションにて一人暮らし。

夫と姑は名古屋に住む叔父を訪ねて、昨日出かけていた。
(と言う事は、私は家に一人でのんびり出来た!)

その叔父、奥さんは歩いて数分の距離の 有料老人施設に入っておられる。
叔父には、2人の娘がいる。
一人は関東に嫁ぎ、
一人は叔父のマンションから歩いて数分の距離に
一人息子のだんな様と、やはり小学生の一人息子(叔父から言うと孫)と3人で住む。

叔父は、7,8年前まで北九州に住まいを構えていたが、
名古屋市出身と言う事で、墓も名古屋にあるし、跡取りであったし
老後は名古屋でと、奥様を伴って引越しされた、が、
はやり奥様はこの土地になじめなかったのか?その頃から痴呆症になってしまった。
そして今に至っておられる。
面会に行った夫に対して、自分のだんな様と間違えておられたそうだ。
もう、自分の娘も識別できないそうだ。

叔父は、自分の代でこのY家を断絶させてしまうことをご先祖様に対して
申し訳なく想っておられる。
江戸時代にさかのぼって家計図まで描いて、後世には残そうとされて入るが
それでも、y家は絶えてしまうことに心を痛めておられる。

姑に、あなたの父は名大の医学部で学び、でも、戦争であちらこちらに動かされ
戦後は、医師免許を使うことなく、不動産で生計を立てていた・・とか、
姑に、あなたが嫁ぐ時には、名古屋のあの辺りの土地を売ってまで
したのに、今となっては惜しい・・・とか、
伊勢湾台風の時、あなた方の家が倒れて援助した・・・とか、
昨日は、姑にとって耳の痛い話もたくさん聞かせられての帰宅だったようだ。

姑は 次男である息子宅(つまり我が家)に住み始めて8年。
これからどうするのか?と叔父にも聞かれたそうだ。

普通なら、長男である兄家族と同居して、兄の長男が
墓や仏壇なども継いでいくべき。
でも、こうなっている以上、これからの仏壇やら墓の問題を後に残されたものに
迷惑が掛からないように、ちゃんとしていかないといけない!
と、諭されてきた。

○○さん(私)にも、ご両親にも申し訳ない、と。

叔父にとって、残された唯一の姉弟。
世間に疎い姉の事が気になって仕方がないのであろう。
また、私にとっては、姑に意見を言ってくださる願ってもない存在である。

今は、ボランテイアに忙しい毎日を送られている。
囲碁・将棋などのお相手になったり、それこそ公民館の先生のような存在で
普通ならもうボランテイアのお世話になるお年なのに
まだまだ他人の為に動く事が出来る、気持ちの強い方のようだ
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