KK病院に入って「機能検査室」にいる時はよく遊んだが、5年半後に「心臓病センター」が出来ることになり、皆はバラバラになった。
私は新設された「免疫細胞検査室」というDr.一人とその元で働く研究室のようなところで働くことになった。それまで遊んでばかりだった反省もあって、全く違う分野に飛び込んだ。
そこでは白血病や悪性リンパ腫など血液の癌に関して研究するところだった。
丁度、免疫学が発展していた頃で遣り甲斐があった。
でも、新しい分野なので勉強しようとするが、本を読もうとすると直ぐ眠くなってしまう自分が情けなかった。
そこはKY大レベルの検査が出来ることを目標として、実際にKY大の先生方も訪れた。
その部屋は広さが鰻の寝床のように狭く、あまり歩かなくてよかったので私にとって幸いだった。蛍光顕微鏡というものを用いて、顕微鏡の中に見える世界に引き込まれていった。
フィラデルフィア染色体 CML(慢性骨髄性白血病)の確定診断に用いる
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