そんなにしょっちゅうはしないが、趣味の一つにジグソーパズルがある。
好きな絵柄があると買い溜めてしまうので、一つ片付けようと思った。それは「薔薇の誘い」という500ピースのものだった。久し振りだったので1,000ピースはちょっとしんどいかなと思ったからだ。
やりだすと意外に難しくて、いつも訪問看護師さんが少しの余った時間で手助けしてくれるのだが、今回は手を出さなかった。それは、薔薇の赤、と葉っぱの緑、と空間の白、のほぼ3色で構成されていて、思っていたより難しかったからだ。
やりだすと止まらない。夢中になる。それは無我の境地でいいのだが、反面全てのことを放り出して…ということにもなる。
でも終わらないなら宿題がずっと残っているようで気持ちが悪い。
ある時、コンタクトを外して眼鏡の時、眼鏡を外して両目ともど近眼の状態になった時、1ピースがとても良く見えてジグソーパズルがすいすい埋まってあっという間に完成したのだ。
いつもは右眼にコンタクト(遠近両用)をして左は裸眼(中心部が見えないので先生が右眼だけで見る方がいいと言われた)でやっていたのでとてもやり難かった、と今は思う。
完成したと思われたジグソーパズルは実は1ピース足らなかった。こんなのは初めてだ。無くしたのかと探したが見つからない。
メーカーに送ってもらうように付属していた葉書を出した。エポック社だから間違いないと思うが、いまだ完成できず部屋の一角を陣取っている。