山小屋宿泊は、学生時代に体育の合宿で尾瀬ヶ原に行って以来なので、
相当久しぶりです。
山小屋のご主人は最初とっつきにくい印象を受けました(慣れればいい人)。
水がないので、トイレは臭かったです。夏はどうなるんだろう。。
ペットボトルの水を自分でかけて流すシステムです。
紙は流せないので段ボール箱に捨てます。
部屋がものすごく寒い! 外も寒いですが、風は穏やかな日でした。
東京では感じることのない「底冷え」というやつを感じます。
まぁ、山小屋というのはそういうものなのでしょうが、到着当初は、
快適な下界とのギャップに心と体がついて行かず、一刻も早く下界に降りたい!
と思っていました。
夕食まで時間があったので外に出ると偶然、富士山の南側に沈む夕陽を
キャッチすることができました。これで少し安心。
この日は2食付きが15名ほど、自炊するパーティーが10人ほどで、
部屋に余裕がありました。やはり北側からのアクセスが登山道の閉鎖で
できないということで、お正月とはいえ、例年よりもお客さんが
少ないとのこと。繁忙期は1つの布団で2人寝ることになるのでしょう。
夕食は、メインは「おでん」と白米で、お節料理の残り物のような
卵焼きやかまぼこ、あとはご飯に乗せる大豆の煮ものなどのお惣菜です。
おでん以外はお替わり自由でした。
腹痛対策で朝から何も食べていなかったのと、疲労と、部屋が異常に寒かったのと
いろいろ条件は揃っていたと思いますが、夕食はものすごくおいしかった。
日常でこんなに食事がおいしいと思ったことは、もう何年もないですね。
ちなみに朝食もおでんがお味噌汁にかわりますが、同じような感じ。
朝もお替わり自由です。朝食もとてもおいしかったですが、
その後下山するので量は抑制しました。
夕食後、20:00の消灯までは好転した天気のおかげで、
東側一面に拡がる夜景を十分に味わいました。
写真ではいまいちですが、間違いなく絶景と言えます。
その後蛭ヶ岳の四季の写真紹介の静止画と、今年は台風の影響で
秋の荷揚げが別の場所から行われた、という記録動画を観ました。
部屋は寒いですが、持ってきた衣類は全部着て、布団かぶって
携帯カイロを体に着けて寝ました。
すぐに暖かかくなって、疲れもあって普段よりよく眠れたくらいです。