かくれんぼの雑記帳

前向きに生きるためのエンディングノートとして、日々の喜怒哀楽や驚き、感動、考えたことを記録します。

登山:丹沢冬山「塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳」 その3

2020-01-12 10:46:44 | 旅行
5:30起床。熟睡してしまって、小屋の主人の電気の点灯で起きました。
この日は快晴で、夜景と朝焼けが一度にカメラに納められるチャンス。

おいしい朝食を頂いて、6:00過ぎに外で撮影。
なかなかお目にかかれない光景でした。思わず「おー!」と声が出てしまいます。


昨日あれだけ歩いたのに、全く足が痛くなっていませんでした。
おそらく登りの時にはそれほど足に負担がかかっていないのでしょう。
もしくは、遅れて筋肉痛になる説?

日の出は6:50頃ですが、海の向こうの水平線に雲が出ているので、少し遅れます。
ダイナミックな朝日や夕陽の様を撮影できるのは冬の山小屋宿泊の特典ですね。
他の宿泊客もカメラを構えます。


朝日を浴びてあかく染まる富士山の山容。


トイレを済ませて、7:20頃に山頂を後にします。復路の予定時間(実績時間)は以下。

蛭ヶ岳   :7:20
不動ノ峰  :(8:05)
丹沢山   :9:00 (8:45)
日高    :(9:19)
塔ノ岳   :10:20 (9:45)

昨日ぬかるんでいた道が今朝は凍結していて、丹沢山までアイゼンを
装着したこともあり、とても歩きやすかったです。
丹沢山直前に登り返すところがちょっときつかったです。

塔ノ岳で再び多くの登山客と合流。


やはり丹沢一二を争う景色の塔ノ岳からの富士山は素敵です。



塔ノ岳   :10:35 (9:55)
金冷シ   :10:50 (10:08)
堀山の家  :11:40 (10:48)
見晴茶屋  :12:30 (11:20)
大倉    :12:55 (11:58)

下りの方が足に負担がかかりますね。右足が痛くなってきたころに到着。
予定よりは1時間ほど早く下山することができました。

トレイルランニングって流行しているんですかね?
丹沢には他の山では見たことがないほど多くの人がいました。

彼らは登りはそれほど私たち普通の登山者と変わりませんが、
起伏の少ないところはとても速いですね。荷物もないので当たりまえですが。
今回、下りで押されて、ちょっと危ない目にもあいました。

渋沢行きのバス停近くにある公園の入り口で、菜の花が咲いていました。
もうすぐ春ということですね。


無事に、落とし物や忘れ物もなく戻ってくることができました。
温泉に入りたいですが、渋沢で座れたので鶴巻温泉で下車するのも面倒で新宿に戻ります。

今回、携帯(ガラケー)は持ってきたのですが、通信機能のあるスマホは
家に置き忘れてしまいました。けれどデジタルデトックスの意味で、
マインドフルネスな二日間になってむしろ良かったかな、と。

山小屋の1泊2食の宿泊費以外は、交通費だけでとても安価に
済ませることができました。信州や東北だとそうはいかないです。

丹沢は近くだけれど行きにくい場所という印象があり、その魅力も
良く分かっていませんでしたが、今回一通り経験したことで、大変懐の深い、
身近だけれど非日常を味わえる絶好のスポットであることが分かりました。


登山:丹沢冬山「塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳」 その2

2020-01-09 21:26:38 | 旅行

山小屋宿泊は、学生時代に体育の合宿で尾瀬ヶ原に行って以来なので、
相当久しぶりです。

山小屋のご主人は最初とっつきにくい印象を受けました(慣れればいい人)。

水がないので、トイレは臭かったです。夏はどうなるんだろう。。
ペットボトルの水を自分でかけて流すシステムです。
紙は流せないので段ボール箱に捨てます。

部屋がものすごく寒い! 外も寒いですが、風は穏やかな日でした。
東京では感じることのない「底冷え」というやつを感じます。

まぁ、山小屋というのはそういうものなのでしょうが、到着当初は、
快適な下界とのギャップに心と体がついて行かず、一刻も早く下界に降りたい!
と思っていました。

夕食まで時間があったので外に出ると偶然、富士山の南側に沈む夕陽を
キャッチすることができました。これで少し安心。


この日は2食付きが15名ほど、自炊するパーティーが10人ほどで、
部屋に余裕がありました。やはり北側からのアクセスが登山道の閉鎖で
できないということで、お正月とはいえ、例年よりもお客さんが
少ないとのこと。繁忙期は1つの布団で2人寝ることになるのでしょう。

夕食は、メインは「おでん」と白米で、お節料理の残り物のような
卵焼きやかまぼこ、あとはご飯に乗せる大豆の煮ものなどのお惣菜です。
おでん以外はお替わり自由でした。

腹痛対策で朝から何も食べていなかったのと、疲労と、部屋が異常に寒かったのと
いろいろ条件は揃っていたと思いますが、夕食はものすごくおいしかった。
日常でこんなに食事がおいしいと思ったことは、もう何年もないですね。

ちなみに朝食もおでんがお味噌汁にかわりますが、同じような感じ。
朝もお替わり自由です。朝食もとてもおいしかったですが、
その後下山するので量は抑制しました。

夕食後、20:00の消灯までは好転した天気のおかげで、
東側一面に拡がる夜景を十分に味わいました。
写真ではいまいちですが、間違いなく絶景と言えます。

その後蛭ヶ岳の四季の写真紹介の静止画と、今年は台風の影響で
秋の荷揚げが別の場所から行われた、という記録動画を観ました。

部屋は寒いですが、持ってきた衣類は全部着て、布団かぶって
携帯カイロを体に着けて寝ました。
すぐに暖かかくなって、疲れもあって普段よりよく眠れたくらいです。

登山:丹沢冬山「塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳」 その1

2020-01-05 18:09:59 | 旅行
登り始めは寒く感じますが、すぐに観音茶屋付近で暑くなり
服を次々脱いでいきます。長袖のカッターシャツとワークマンで
買ったウィンドブレーカ(レインコート)だけでも暑いくらいです。

海や市街地が見える明るい登山道で良いですね。暗い道だと目が見えにくくて
困ります。木道・階段が至る所整備されていて、とても登りやすいです。

塔ノ岳までの予定時間(実績時間)は以下。

大倉    : 7:45
見晴茶屋  : 8:25( 8:27)
堀山の家  : 9:35( 9:20)
天神尾根分岐:10:00( 9:36)
花立山荘  : (10:02)
金冷シ   :10:50(10:21)
塔ノ岳   :11:15(10:45)

30分前倒しで塔ノ岳に到着。かなり多くの人がいます。これが登山ブーム
なんだろうな、、と思いつつ、ほとんど写真も撮らずに丹沢山を目指します。


塔ノ岳   :11:15(10:50)
日高    : (11:10)
丹沢山   :12:55(11:45)

丹沢山までは歩く人が激減しました。塔ノ岳の景色が素晴らしいこともあり、
この先を目指すような人は少ないということのようです。
冬のこの時間から丹沢山を目指すと、日が沈む前に大倉に戻るのは厳しいし。

山頂近くは積雪が目立つようになり、溶けて道がぬかるんできましたが、
かなり予定よりも早く到着しました。山頂は一面雪で覆われています。


さて、、ここでちょっと満足して、結構疲れもあるし引き返そうかな、
と思ってしまいました。蛭ヶ岳は夏にまた来ようかな、とか。
数分悩んだのち、思い直してアイゼンを装着して出発。

丹沢山   :12:55(11:55)
棚沢の頭  :13:55(13:15)
蛭ヶ岳   :14:55(14:18)

しかしアイゼンは10分くらいですぐに外しました。基本的に階段状の
整備された道が多く、危険な凍結箇所もほぼないので、往路は不要でした。

いよいよ歩く人が少ない! ここを歩く人は「みやま山荘」か「蛭ヶ岳山荘」に
泊まるような人だけでしょう..普段この時間まで「登り」をすることがないため、
妙に心細い感じがします。

棚沢の頭の先で。目指す蛭ヶ岳です。山荘も見えます。


鬼ヶ岩の先にある鎖場で、小学生低学年くらいの2人の子どもを
連れたお父さんとすれ違いました。
少なくとも蛭ヶ岳までは行って5~6時間は歩いているということです。
なんてタフなんでしょう!

「登りで時間稼がないでどうすんだ!」などと二人を鼓舞しています。
うーん、すごすぎる。将来どんな登山家になるんだろう。
頑張れも言えずに、こちらが勇気づけられてしまいました^^

丹沢山から先は道がかなりぬかるんでいて(午前中の早い時間に歩かないとダメ)、
靴がはまらないように気を付けながらで、ペースが落ちてしまいました。
もちろん疲れもかなりあって、非力を実感。

予定より30分ほど前倒しで到着。天気がいまいちです。
南西側はガスで覆われています。東側の市街地は見えますが、
せっかく蛭ヶ岳まで来たのだから夜景や太陽は欲しいな、と。宿泊の手続きをします。

登山:丹沢冬山「塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳」 その0

2020-01-03 20:21:00 | 旅行
1/2 から1泊2日の山小屋利用で丹沢に行ってきました。

関東にずっと住んでいるのに、丹沢には10年前の大山(さらに昔、
このあたりの山に高校の部活で行ったことがあるはずですが)にしか
行ったことがなく、日帰りはしんどそうなので、ずっと後回しにしていました。

体の動くうちに行かないと、という思いと、1泊の行程で、山小屋に泊まって
みたいという思いから、今回チャレンジすることに。

当初計画では6月に山小屋を予約していましたが、2019年は登山者であれば
誰もが遭遇した「週末に必ず全国的に雨」というパターンにはまり、
年末にスライドするはめに。

が、しかし 12/30~31はまたしても悪天候の予報で、天気の割と良さそうな
1/2~3で再々設定しました。

ルート設定でもいろいろ障害があり、当初計画では本厚木からタクシーで
塩水橋まで行き、そこから登り始める算段でした。
ところが県道70号線(秦野清川線)は台風19号の影響で通行止めとなっており、
徒歩の通行も不可!

橋本からバスで三ケ木まで行き、そこからさらにバスかタクシーに乗り換え
平山・東野・月夜野まで行くコースも、焼山登山口は閉鎖されており、
(そもそも国道413号線が車道通行止め)基本北からのアクセスも不可となります。

ここ最近、天気以外にもこの手のルート制約が登山者を悩ませます。。

ということで、宮ケ瀬北原の登山口から登る計画に変更。
しかし、このルートはかなり健脚向けで、三叉路から塩水橋まで
歩くと2時間かかるのをさらに登山道で置き換える状態になりますので、
蛭ヶ岳まで 7時間40分のコースタイムとなります。

自宅の最寄駅を始発に出ても、登り始めるのは最速で8:00~となり
何か問題が生じると冬は日没までに到達できない危険性があります。
冬山も冬山は昨年の年始休みに伊吹山に行って感触くらいはつかんでいる、
という程度。

本厚木でのバスの乗換に十分な時間がなく、登山口にもトイレがない
という点も結構心配(私の場合トイレはかなり重要)。

...散々迷った挙句、結局前日夜に、大半の登山者が選択する
大倉登山口から登ることに決定!(迷いすぎ)。トイレも多いですし。
このコースでも蛭ヶ岳まで往路だけで7時間10分ほどかかり、
自分としては経験のないロングコースになります。

渋沢駅でトイレに入ったので、バスを1本見送って、
大蔵からの登山開始は 7:45。
天気は良さそう。15:00頃の到着が目標です。


マイカー登山全盛の時代なのに、結構登山者がいる印象です。

映画:「屍人荘の殺人」

2020-01-01 16:37:58 | 映画
12/30 に地元のシネコンに観に行きました。2019年はおそらくこれが
最後の映画です。

19:00の回は 2割くらいの観客でガラガラでした。
この冬は、「アナ雪2」「すみっコぐらし」のヒットで他の作品は苦戦ですかねぇ。

私はperfumeの新曲が主題歌だという理由だけで観に行きました。
エンドロールでかかります。

さてこの作品、有名な原作+有名俳優を揃えた密室殺人もので、
シナリオは鉄板と言っていい内容です(原作は読んでいませんでしたが)。
謎解きに集中する必要もなく、ぼんやり見ていても大丈夫です。

主演のひとり、浜辺美波さんはまだ19歳ですか..
「君の膵臓をたべたい」の人ですね。正統派路線で2020年も飛躍しそうです。