胸に仏(ぶつ) 在りと一喝 羅怙羅(らごら)さん
黄檗山萬福寺
この方は羅怙羅尊者と言われる方で、お釈迦さんの実の子でありお弟子さんでもあると言われ、釈迦十大弟子の一人です。
この尊者像は江戸時代に中国から渡来した范道生(はんどうせい、1637~1670)の作です。人間には皆、仏が宿っているという教えを伝えるために、自分の胸を両手で大きく切り開いて中にあるお釈迦さんの顔を見せているということですが、このような像を見るのは初めてです。じっと見ていると、そうかな~、と思ってきました。