石組に 古代息づく 若葉風
江之浦測候所
巨木根に 縄文石棒 今の初夏
江之浦測候所
巨木根は楠のものです。石棒は両頭石棒と呼ばれる縄文時代のもので、男性器を模した形状から,子孫繁栄の儀礼等に用いられたとも考えられています。
楠の根は恐ろしい巨大鷲のようにみえます。その下の古代遺跡の祭礼の場のようなところに、他所から探し運んできた縄文時代の石棒を配置する。今現在のこの初夏の時空間から、古代の息づかいが感じられます。これはもう、芸術作品、と思いました。
古が 点々初夏の 芸術の庭
江之浦測候所

「測候所」と名付けられたこの美術館は、NHKの日曜日美術館、BS日テレのぶらぶら美術・博物館で紹介され、いつか行ってみたいと思っていました。
箱根外輪山の急斜面に、古(いにしえ)から江戸時代頃までの自然のもの、人間が作ったものが点々と配置されています。杉村博司という一人の人が、これらのものを探し、あるものは再構成し、そして、この自然の斜面に再配置する。
そのそれぞれの時空間に行くと、今現在のこの初夏に、時代時代の自然、そして人の息づかいが感じられます。
芸術の力を感じました。
帰りのバスを待つ間に、現地でいただいた小冊子を読みました。冒頭の設立者 杉本博司氏の言葉:
「アートは人類の精神史上において、その時代時代の人間の意識の最先端を提示し続けてきた。・・・
今、時代は成長の臨界点に至り、アートはその表現すべき対象を見失ってしまった。私達に出来る事、それはもう一度人類意識の発生現場に立ち戻って、意識のよってたつ由来を反芻してみる事ではないだろうか。小田原文化財団『江之浦測候所』はそのような意識のもとに設計された。」
また、朝の開館から夕の閉館まで、春夏秋冬、行ってみたいと思います。
初夏の旅 出逢ふこだわり 板さんと
那須塩原 幸楽寿司
旅先で美味しいお料理、気持ちの良いお店に出逢うのも、旅の楽しみの一つです。
このお店は今回が初めてで、注文してから出てくるまで少々時間がかかりますが、突き出し、お刺身、寿司のネタ、舎利、そしてお味噌汁、みんな何とも言えなく美味でした。
そんなに多くのお寿司屋さんに行っているわけではありませんが、金沢の近江町市場の「鮨処源平」さん、京都の錦市場の端にあります「阿久根」さんを思い出しました。
お店は親子3代に渡って営まれているとのことで、店構えは外観も、お店の中もそれほど見栄えは良くはありませんでしたが、前日に持ち帰った握り鮨がとても美味しかったのでこのお店に入った次第です。
ご主人の板さんは小生の長男と同い年で無口、奥さんはとても快活な方で、如何にご主人が味にこだわって一品一品を作ってお客さんに出しているかを熱っぽく語ってくれます。料理が出てくるのに少々時間がかかるのも納得がいきました。
次回、那須塩原に来た時は、また来たいお店です。