秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

昼は野の花夜は煎茶共白髪

2021年02月26日 17時40分28秒 | 日記

昼は野の花夜は煎茶共白髪

ウィルス禍質素優雅に引き籠もらむ

 このコロナ禍での一年を振り返りますと、良い事もありました。それは、近所の散策と夕餉の後の煎茶が七十路夫婦の日課となったことです。近所の散策では、そのコースに今までは気が付かなかった花に出逢い、そのかわゆさと美しさに心が癒されます。歩くことが嫌いで苦手だった家内も距離が出るようになり、健康も増進しました。夕餉の後の煎茶には心豊かになります。気を緩めずに、コロナ禍の収束を祈っています。

巣籠には煎茶でゆつたり春隣


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ウイルスをなだめむと孫アマビエ絵

2021年02月25日 00時47分29秒 | 日記
ウイルスをなだめむと孫アマビエ絵
 このかわゆくも優しそうな妖怪の絵は、小学2年の孫娘が昨年5月に描きました。この時、ウィルスと折り合える日が早く来ることを、孫と共に願っていました。孫の描いたアマビエさんのお蔭か、ようやく日本ではコロナウィルス感染者数が減少する兆しが見え始めました。まだまだ気を緩めることはできませんが、医療従事者の方々を始めとするライフインフラを支えてくれていただいておられる方々に感謝しつつ、希望をもって日々の巣籠生活を楽しく過ごして行けたらと思っています。

 This figure, AMABIE is a kind of specters of Edo era, however drawn cute and with kindly face by my granddaughter. It has become suddenly popular in Japan which faces now serious threat of the COVIT-19.
This specter is said to have told the people of the day as follows;
The epidemic will come soon. In order to end up the epidemic, draw pictures of my figure and spread them around the country.
With my granddaughter’s AMABIE, I pray for the end of the pandemic COVIT-19 as soon as possible.

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おトイレも雛の間となり春めけり

2021年02月24日 00時18分49秒 | 日記
 
 
 わが奥さんは室内を飾るのが大好きで、毎年、お正月から始まり、雛祭、端午の節句、夏、秋、クリスマス、そしてお正月、と季節の変わり目によくまぁ、飽きもせず、労をいとわずやるもんだと思い続けて何十年です。ただ、今年はコロナ禍で孫娘も来られそうもないので、五代目の六段雛は初めて出しませんでした。ニューヨークに転勤の時は内裏雛だけ持って行って飾っていました。
 今年は共白髪だけのお雛祭になりそうです。
 
内裏雛わが玄関のお出迎え
 
コロナ禍でも家内手作り雛飾る
 
ほのぼのと家内手作り雛飾
 
おトイレも雛の間となり春めけり
 
 
 
 
 
 

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水仙に再会コロナ禍はや一年

2021年02月23日 22時42分28秒 | 日記
  水仙に再会コロナ禍はや一年
 
 
 コロナ巣籠生活も早1年を過ぎました。巣立ちの見通しはまだ不確かですが、ここ2週間、東京のコロナウィルス感染者数がようやく500人を下回るようになりました。日本でのワクチン接種もようやく開始されました。陽気も春めき始めました。仙台堀川公園では、昨年と同じ場所にたくさんの水仙が瑞々しく、美しく咲いていました。元気に再会できたことをありがたく思いました。

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極寒も観光資源ノロッコ号

2021年02月22日 02時37分31秒 | 旅行

 

 紋別では、念願の流氷を見、「流氷の天使」クリオネに思いを馳せることができました。そして、翌三日目の朝6時頃、網走湖畔のホテルの窓から見た網走湖は真白で、お天気も良さそうでしたので食事の前に一人で湖上散策をすることにしました。前日の朝もほぼ同じ時刻に稚内港周辺を散策していましたし、ホテルを出た時は寒さもさほど感じませんでしたので、ワクワクしながら湖畔に向かいました。

 身を削ぎて毅然一木結氷湖

 湖畔には直立した一本の木がありました。東京でも冬木立は逞しいといつも感じますが、この北海道の結氷湖畔の一木から受ける印象は東京のと比べものになりません。改めて、逞しいな~と思いました。

 結氷湖割れ目思はず後ずさり

 この一木のところから結氷湖に足を一歩踏み入れ、後は黙々と湖の中央に向かって歩いて行きました。人は誰もいません。とても気持ち良く、静寂な真白き世界にひたっていたのですが、次第に恐さを感じるようになりました。そんな時、ふと足元を見ると割れ目のようなものに気が付きました。よく見るとやはり割れ目です。結氷湖に関する知識は皆無ですから、途端に恐くなり引き返すことにしました。

 死のよぎる結氷湖上朝一人

 足元の恐さに加え、寒さが防寒のジャケットや手袋を刺し込んで入ってくるのを感じました。ニューヨークでも経験したことのある「piercing cold」です。ホテルが遠くに感じられ、寒さで死ぬかもしれない、との思いがよぎりました。とにかく急いで歩きました。そして、ホテルのドアの内側に入った時、ほっとすると同時に、無謀だったな~、と真剣に反省しました。

 恐い思いをしたのはこの時だけで、この後は、今回のツアー最終日の雪の道北を楽しむことができました。

 川蛇行獣足跡浜雪原

 青空の下、広い浜雪原を川が蛇行し、その川に沿ってキタキツネかもしれない獣の足跡が点々と続いています。川の中には魚たちもいるのでしょうか?獣たちは夜、動き回っているのでしょうか?想像を巡らすと楽しくなります。

 極寒も観光資源ノロッコ号

 ドサンコさん達のアイデアには参りました~、であります。「ノロッコ号」の名前の由来は「トロッコ」と「ノロノロ」を掛け合わせたとのことです。列車の前には「流氷ノロッコ号極寒体験」と書かれています。「あばしり」駅から「北浜」駅までの15分間だけの乗車でしたが、車内暖房はだるまストーブだけでもあまり寒さを感じません。楽しい車内の雰囲気でした。

 丸形ポスト 雪の暮らしを支へきし

 北浜駅前には懐かしい丸形ポストがあります。雪晴れの中、その赤はひと際鮮やかで、存在感がありました。住む人も多くはないこの辺りでは、木造の小さな駅舎と古い丸形ポストが、貴重な生活インフラとしてこの土地の人々の暮らしを昔から支え、今日に至っているのではと思いました。

 雪景色 美し 暮らすは 易からず

 さて、中標津空港まで後1時間半のところの北海道ならではの景色です。天候による欠航の心配もありましたが、運航予定とのことで一安心。雪の札幌と千歳周辺には何度か訪れたことがあります。道北は今回が初めてで、天候にも恵まれましたので、流氷、雪景色は素晴らしいものでした。が、しみじみ、暮らすのは大変だろうな、雪の冬を越す北国の人は逞しいな~、と思いました。


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