秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

浄蓮の滝

2024年04月29日 12時39分33秒 | 日記
水塊の落ち砕け澄む山葵田へ
        浄蓮の滝にて


 浄蓮の滝はヨセミテの滝とは比べられないくらい小さなものですが、この小さな空間では身近でかなりの存在感があります。山の恵みをたくさん含む澄んだお水が、すぐ近くの山葵(わさび)田へ取り入れられていきます。浄蓮山葵の美味の源です。

 下の写真はヨセミテの滝です。
   滝千丈水の塊雪崩れをり



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タンポポ

2024年04月29日 00時37分34秒 | 日記
タンポポの花と綿毛が一ヶ所に
  生の継承見るが思ひや
        踊子歩道にて


 道の駅「天城越え」から浄蓮の滝へは、自動車道をほとんど通らない緩やかなハイキングコースがあります。2.5キロほどで、この土地に相応しい「踊子歩道」と名付けられています。そこの道の端で出逢ったのがこの一コマです。一つのタンポポは、花が咲き、次に種子を内包する綿毛となり、この綿毛が飛んで新たな地に根付き、次の世代の花を咲かせます。このようにして、一つのタンポポの生は次世代に継承されていきます。この写真の花と綿毛のタンポポはそれぞれ独立した別個のものですが、一つの生の継承の異なる過程を一時(いちどき)に見る思いがしました。
 今、たまたま日高敏隆著「動人物  動物の中に人間がいる」を読んでいまして、その中で、「人間以外の動物において、進化はある個体が自分の血のつながった(つまり、自分の遺伝子をもっている)子孫をできるだけたくさん後代に残そうとする方向におこってきた。」と書かれています。私はこの本を読むまでは、「生物は種の保存のために進化してきた」と思っていましたが、この本によれば、今日では「(動物界においては)種族ではなく、自分の遺伝子の保存繁栄こそが(個々の動物にとって)重要なのである。」{このカッコ()内は私の挿入文です}とのことのようです。
 今回の光景をみて、タンポポもきっと動物と同じように、自分の遺伝子を子孫に残そうと、生のサイクルを淡々と営んでいるに違いないと思いました。 

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山葵

2024年04月28日 00時26分37秒 | 旅行
山水の賜物山葵瑞々し
     浄蓮の滝にて


 修善寺駅前の「紅ほうずき」で戴いた「わさび三点盛り(わさび茎甘酢漬、わさび漬け、わさび海苔)」が美味で、しかも山葵(わさび)の葉を初めて食べたこともあり、その翌日、予定になかった山葵田を観に、道の駅「天城越え」と浄蓮の滝に行きました。滝も見事でしたが、山葵はその滝から流れる清らかな水を満々と湛える田んぼで育てられています。この澄んだ水に溶け込んでいる山の栄養分をたっぷりと与えられている山葵の葉は美味なはず、と納得しました。

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新緑と牡丹肉

2024年04月24日 21時21分00秒 | 旅行
新緑を眺めつ初の牡丹チャーハン
        道の駅 天城越え


 この新緑の眺めに圧倒されました。猪肉は食べたことがありませんので、即「ゴロゴロ猪肉と茎山葵のチャーハン」を注文。猪肉は別名「牡丹肉」とも。新緑と牡丹、最高の組み合わせ。硬いお肉を想像していましたが柔らくて美味でした。

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伊豆の新緑

2024年04月24日 15時23分13秒 | 旅行
新緑の湧き溢れ入る車窓かな
 西伊豆から天城山へのバス車中より


 新緑からは本当に元気をいただきます。

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