秀山の俳句写真日記

日々の生活、旅先での出逢い・思いを俳句、写真、文にした徒然日記です

新緑に 埋む寺より 叡山はるか

2022年06月29日 14時13分06秒 | 旅行

新緑に 埋む寺より 叡山はるか
     大悲閣千光寺 崖造り本堂より

 

 崖造り本堂からは、保津川を挟む深き新緑と、その遠方はるかに米粒のような京の町並み、その奥はるかに京の町を取り巻く比叡山を頂点とする連山の稜線が見えます。景色に見とれていますと、ご住職さんがいつの間にか説明をしてくれています。8月の大文字も良く見えるそうです。紅葉もまた綺麗ですが、冬の景色が一番よいと言われていました。
 人気のしない深き新緑の嵐山の中に、一つぽつねんと在るお寺・・・。深く印象に残るお寺の一つになりました。


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荒寺を 雅に埋む 青もみぢ

2022年06月29日 11時19分27秒 | 旅行

荒寺を 雅に埋む 青もみぢ
       大悲閣千光寺の崖造り本堂より

 

 京都の嵐山はこれまでは、渡月橋を渡らずにその東側の袂から新緑や紅葉の姿をただ眺めるだけの存在でした。あの新緑の、又は紅葉の山の中に寺院があるとは思ってもいませんでした。
 今回初めて、新緑深き嵐山を登って大悲閣千光寺に辿り着いたわけですが、お寺さんの屋根が新緑に埋もれているのを見るのはこれまた初めてです。小奇麗で品格のある青もみじにドシっと風格のある瓦屋根が埋(うず)もれている景は、やはりここは歴史ある京都だからかな~、としばし見惚(みと)れていました・・・。


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梅雨明け二日目 プールはいまだ 温るからず

2022年06月28日 22時27分41秒 | 日記

梅雨明け二日目 プールはいまだ 温(ぬる)からず
二十八度でも 夕涼感謝 そよ風に 

  

 梅雨明け二日目の昼は30度を超える暑さでした。午後3時頃にプールに行きましたが、水はまだ冷たさを感じることができました。去年の夏は、屋内は冷房が効いていて適度な涼しさでしたが、水は生ぬるく泳いでいても気持ちが悪るかったとの記憶があります。今年も暑さが続けば、あの循環している大量の水も冷やされきれずに生ぬるくなってしまうのかもしれません。
 プールにはいつもより大勢の小学生が元気よく泳いでいました。子どもは社会の元気の元ということを改めて痛感しました。
 東砂スポーツセンターを出たのは18時頃。家に帰りましたら室温は28度。昔の記憶を残す私には、この温度で涼しいとは思いもよりませんが、ヴェランダに出ましたらこれが涼しい! そよ風のお蔭で、長袖シャツに着替えました。気温が高くとも、風さえあれば涼しいか、と改めて風さんに感謝です・・・


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住職に 魅せらる外つの 国の人   寺再興に 喜捨年々

2022年06月28日 14時22分46秒 | 旅行
住職に 魅せらる外(と)つの 国の人
   寺再興に 喜捨年々
新緑に 墨染め幹の 美しく
 
 
 
 以前に、大悲閣千光寺のご住職・道忠さんは、「話せば話すほどこのお坊さんの人間的魅力に惹かれてゆきます。・・・お寺に通われながら、長年、寺の再興にご尽力されおられるそうです」とご紹介しました。今に後悔しているのですが、ご住職さんと京都の絶景が見られる崖造り本堂内の写真をどういうわけか撮っていませんでした。少なくとももう一回は訪れたいと思っています。
 ところで、写真に撮りました石段と石の手すりのある参道は、以前は往来に危険な状態でしたが、お金が不足していたために手を付けられていなかったそうです。お住職さんのお人柄と法話に魅せられて再三参拝に来られる訪日アメリカ人の方々が見かねて毎年寄附をされ、これを元手にして今のように整備できたとのことでした。
 崖造り本堂内はそんなに広くはないのですが、法話会の時に使われる長机がたくさん配置されています。そして、その全ての机の上には、仏教の教えや格言が印刷されているA4,ないしB4サイズの用紙が参拝者用に所狭しと置かれています。これらのほとんど全てに日本語版とご住職さんが翻訳した英語版があります。外国の方が法話会に来られる時、住職さんは一生懸命英語で話されますが、その場にはたいがい日英両語に通じる人が一人は居て、助けてくれるそうです。あけっぴろげに大声で話されるご住職の法話は次回是非聞きたいと思いました。このご住職さんに魅せられて日本に再三来られるアメリカ人のお気持ちが、よく分かるような気がします。
 新緑に深くおおわれる嵐山のこの参道、緑の逆光で墨染めのような幹や枝振りに静けさと奥行き、力強い生命力を感じます。

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朝目覚むれば 室温三十 人の逞し

2022年06月28日 10時38分12秒 | 日記

朝目覚むれば 室温三十 人の逞し
 

 東京は昨日(6月27日)が梅雨明け。平年の梅雨明けは7月19日ごろとのことですから、約3週間早い。
 梅雨明けの翌朝(28日)、7時過ぎに心地よく目が覚め、温度計を見ると30.4度。窓を開けて外気を入れると29度後半まで下がり始めました。
 気象庁のホームページで半世紀前(1972年)の7月の日平均気温を調べましたら25.2度。当時の私は24才。
 半世紀経って、30度の部屋で窓も開けずに眠り入ることのできる人間の環境適応能力の高さに、改めて感心しました。
 もっとも、後期高齢者入り目前の私の気温感知能力が鈍っていることの所為(せい)かもしれません。一年中、人よりも(少なくとも奥さんより)水分をかなり多く摂っていますが、熱中症に気を付けなければと自戒する朝でした。
 今日の午後にプールに行く予定ですが、水も生ぬるくなっているかもしれません・・・


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