激しき人は いかに梅見し 晩年は
身延山久遠寺
この梅一輪をじっと見ていますと、可憐で清楚な印象と共に、心が静やかになるような気がします。
日蓮上人は1222年に安房・小湊(今の千葉県鴨川市)に生まれ、1974年(52歳)に身延山に入山して草庵を構え、1281年に久遠寺を創建、1282年に入滅されました(享年61歳)。
激しい人生を過ごされた日蓮さんが、身延山に入山してからも激しい気性のままでおられたのか? または変わられたのか? その当時もこのお寺に毎年咲いたであろう梅の花を、日蓮さんはどのように見られていたのか? あっても目に入らなかったのか?見ても特段の興を覚えなかったのか?はたまた愛でられたのか? ここ久遠寺の梅を見て、なぜか気になりました・・・