八百万の 酒の奉納 風薫る
京都 松尾大社
松尾大社は意図して参拝したわけではなく、鈴虫寺、西芳寺(苔寺)にバスで行く途中に大きな鳥居を見ましたので、帰路に立ち寄りました。そしたら、5世紀頃にこの地に住み着いた秦氏は酒造りも得意だったそうで、松尾大社は室町時代以降、「日本第一酒造神」と呼ばれ、全国の酒造家からの信仰を集めるようになっているとのこと。この写真の菰樽(こもだる)は全国の酒造会社から奉納されたものとのことで、お酒好きの私としてはついつい知っている名の銘柄を探してしまいました。
この後、北野天満宮、下賀茂神社を参拝したのですが、後でインターネットで調べてみると、酒造家が蔵入り前の秋と造りを終えた春の2回にお礼参りをする「三社」とは、松尾大社、梅宮大社、北野天満宮とのことです。下賀茂神社もお酒に縁の深い神社ということで、今回の京都巡りは、酒好きの私がお酒の神様に導かれたのかな、と不思議な縁を思いました。
この辺りは、今、お酒の芳しい香りの若葉風に包まれているような・・・