新緑に 会ふは幾たび 社(しゃ)の二神
八坂神社 大神宮社(だいじんぐう)
私が生まれ育った町の西宮神社には、鎮守の杜(もり)と富士山に擬した小さな小高い岩山がありました。この新緑の木々におおわれた大神宮を前にした時、神社と森の一体性を感じ、神社信仰は自然信仰だな、と思いました。
この社(しゃ、やしろ)の祭神は、古事記にも登場する天照大御神(あまてらすおおみかみ)と豊受大御神(とようけのおおみかみ)とのことです。
古(いにしえ)より祈り続けられてきている人々の心と、年に一度の樹木の生の営みである爽やかで生気あふれる新緑との出会い。ここに、自然につつまれる人の心の安らぎがあるように思えました・・・