髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

こねこめ(仮) #22 こねこねこめっつ

2008-07-16 22:42:47 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

「出来たー!コレはどうかな?」

クロ猫「・・・」

ブチ猫「ハイ!ダメなんだからどいた!どいた!今度はオイラだ!変な顔~べぇ~」

クロ猫「・・・」

ブチ猫「くぅ~。一体、何なら笑ってくれるんだぁ?」


ミケ猫「あははは~!さっきのブチ猫の顔、面白~い」

トラ猫「ブチ猫も良くあんな顔出来るよな~」

ミケ猫「それにしても、アイツ、足先器用なんだね~。粘土で色んな物を作れるなんてさ」

トラ猫「知らなかったのか?」

ミケ猫「うん。粘土こねていることは知っていたけど、からかってばっかりだったもん。何を作っていたのかなんて全然」

トラ猫「面白いんだぜ~。ミケ猫も1回やってみたらどうだ?ハマるぞ」

ミケ猫「前も言ったでしょ?私は遠慮しとく~」

トラ猫「1度試しにやってみればな~」

ミケ猫「それにしてもアイツ一生懸命だよね~。ブチ猫は結構、楽しんでやってみたいだけど」

トラ猫「そうだよ。アイツは粘土をこねる時は普段は見せないマジな顔をするんだよ」

ミケ猫「いつもは頼りな~くておどおどとした感じなのにさ~キリッと凛々しくなっちゃってさ。面白いよね?そのギャップがさ」

トラ猫「まぁな~。真面目になっちまってあんまりからかい甲斐はなくなるけどな」

ミケ猫「あ、また、出来たみたいだね。そういえば、トラ猫も粘土をこねているけど、一体、どんなの作るの?」

トラ猫「俺の事はいいだろ?俺の事は・・・」

ミケ猫「何だか意味深~。今度見せてね」

トラ猫「俺のはいいって!まだ始めたばっかなんだからよ~」

ミケ猫「だから見たいんじゃない?フフフフ~」

トラ猫「お前、ちょっと目が怖いぞ。お前・・・あ!何か動きがあったみたいだぞ!」

ミケ猫「え?本当に?何が?」

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #20 (こねこねこめっつ)

2008-07-15 20:25:59 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

昨日、クロ猫を笑わせる勝負って言っていてもうやるなんて・・・
ぼくは勝負なんてしたくないのにな
でも、やるって事になっているからやらないと・・・
ぼくは粘土をこねる事ぐらいしか出来ないからこねこねするだけなんだけど・・・

トラ猫「お前、どんな事するのか考えてきたのか?」

「え?いや・・・ぼくは・・・」

ブチ猫「どうせ、コイツは何のひねりもなく粘土をこねるだけですよ~トラ猫さ~ん」

うッ・・・図星・・・

トラ猫「そういうお前はどうなんだよ?」

ブチ猫「勿論、沢山ネタがありますよ。クロ猫が笑い転げる姿が見えますよ~」

・・・

・・・・・・

そんなわけ、ないない

ミケ猫「いつだってアンタ大げさに言うからね~。あのお高く止まっているクロ猫が笑い転げている姿は確かに見てみたいかも」

ブチ猫「でしょ?でしょ?」

ぼくは微笑むぐらいが丁度いいと思うんだけどな~

ブチ猫「何にしても、俺とミケ猫はお前らが頑張っている所を見物させてもらうから、頑張れよ~」

ブチ猫「任せといてください!」

「う、うん。一応、頑張るよ」

ミケ猫「一応って、何よ。一応って?アンタやる気あんの?ビシッとやんなさいよね。ここまで来た以上」

「う、うん」

それで、クロ猫のうちに着いたんだけども・・・

ミケ猫「何よ!いないじゃない!」

トラ猫「俺たちが来る事を勘付いたとか?」

ブチ猫「そりゃ、毎日、ずっといるわけじゃないんですから・・・」

良かった。良かった。
ぼく、凄い事出来ないからクロ猫、いなくて正解だよ。

そういうぼくの気持ちが届いたのかな?
ははは~。
そんなわけ、ないない

これで、クロ猫の事を忘れてくれればいいんだけれど~

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

自転車男 第六話 宿ババア

2008-07-11 22:09:42 | 小説、ストーリー、物語
「風のようになって~果て無き道~を走り続ける男~それが男のロマン~♪」
気持ち良い風が吹いているのでオリジナルの自分のテーマソングを口ずさみながら走り続ける彼。
かなりご機嫌である。
「あれ?前、歌ったときは『果て無き道』じゃなくて『果てしなき道』じゃなかったか?」
暫しの沈黙
「まぁ、いいや。何でも・・・走り続ける男~それが男のロマン~♪雨が降ろうが坂がきつくても俺は走り続ける~♪」
いい加減な物である。

彼は、久しぶりに遠出をしていた。大抵、彼は1日で往復出来る距離で自転車を走らせる。
彼はテントを所持していないので、夜を明かすときは素泊まりできる宿に泊まる。
その為、旅館に泊まると費用がかかりすぎるという事で1日で往復出来る所までしか行かないのである。
何故、遠出する事に決めたのか?それは、次の第7話で明らかにするとしよう。

「明日の午前中には着くかな?そこで事情を話したりして1日潰れるかな?そう考えると3泊4日か・・・」

急に辺りが暗くなってきた。夕暮れにはちょっと早すぎる。

「雨が降りそうだな。急がないと・・・」

その予感は見事に的中し直後にポツポツと降り始め、やがて大雨になっていった。
カッパを持っているので面倒であるが着用する。先日洗っておいたのでそれほど匂いはない。

「もうちょっとでデカイ街がある」

しかし彼にとってもうちょっと10kmもの距離はあった。だが、彼にとっては問題ない距離なのだろう。
だが、彼の勢いを止める出来事があった。

ピカッ!!

「ひぇぇっ!!」

彼は雷が大の苦手であった。大雨で雷が鳴る中、ペダルをこぎ続ける事は困難である。
ひょっとしたら驚いた拍子で転倒する事も考えられる。

「仕方ない。今日はこの辺の宿で泊まろう。結構、疲れたからな。これ以上、体をいじめても良い事はない」

自分に言い聞かせた。しかし、ここはそれほど大きな街ではない。どちらかと言えば村という言葉の方が似合っている。
周囲を見回すと宿どころか家すら疎らであった。

「こういう所で宿を探すのは大変だな」

見つけるので手っ取り早い方法と言ったら、自力で探す事よりも土地の人に聞く事である。
雨宿り出来るような物置に移動して地図を広げて現在地を確認し、近くの交番を探す。

「ここだな」

一番近い交番は駅前の交番であった。そこにすぐに移動した。
そこに細身で初老の警官がいた。皺や彫りが深く、雷の光で浮き彫りになるとかなり怖い。

「すいません。この辺で宿ってありますか?素泊まりが出来るような安いところなんですけど」
「この辺で安い所と言ったら・・・ここしかないな・・・」

地元の大きな地図なので凄くわかりやすかった。

「しかしな・・・ここはちょっと訳ありでな・・・」
「何かあるんですか?」
「聞きたいか?」
「ハイ『ってアンタが振ってきたんじゃん』」
「色々奇妙な話を聞くんだよ。お化けが出ただの風呂が血に染まったとか・・・」
「まさかぁ?」

冗談っぽく笑って彼は言うが

「フフッ・・・」
『そこでなんで笑う?それにしても、安いお化け屋敷か高い所か・・・』

少々の思案。そして

「そこにします」
「分かった。客が1人行くって私が電話しておこう」
「ありがとうございます。では」
「本当に、気をつけてな・・・」

再び不気味な笑顔を見せる警官。お化けの事などを考えるが頭の中で否定した。
自転車で数分の所にあったのだが、

「何かマジで出そうじゃん」

ボロい木製の家で後ろには山、家の周りには木々が覆い茂り、しかも雷が遠くで鳴っているため不気味さを浮き立たせていた。
周りに家もないのでここしかない。仕方ないので玄関の引き戸を軽く開けて声を出した。

「ごめんくださ~い。先ほど、電話してもらったものですがぁ~」

物音一つしない。奥は真っ暗で、人気が無いように思えた。再び同じように呼んで見るが無反応である。

「留守なのか?ごめんくだ」
「何だい?」
「うおおおおおおお!!出たぁッ!!」

背後から急に老婆が声をかけて来たので驚いた。しかもその手には鎌が握られていた。
いきなり出てこられれば切りかかりかねないような雰囲気を持った老婆であるため、声を上げてしまったのだ。

「さっき交番から電話してもらって泊まろうと思ったんですが・・・」
「アンタかい・・・ヒッヒッヒ・・・案内するからこっちにおいで・・・」

家に上がり、音も立てずに歩いていく。老婆は電気のスイッチを入れた。
パッパパパッパ・・・
蛍光灯の明かりは消えかかりそうで暗く、点滅して今にも消えそうな状態であった。

『暗ッ』

歩くと、ギシッと床がきしんだ。老婆が歩くと音はしない。体重に関係あるのだろうか?
それとも、歩き方にコツがあるのだろうか?
それにしても老婆の手には鎌が握られたままだ。しかもその鎌は水が滴っていた。洗った直後なのだろう。
だが、何故か生々しい。何をその鎌で一体何を刈ったのだろう?考えると怖くなるのでやめた。
2階に上がり、一番の奥の部屋行く。

『他の部屋は空いているのに何でわざわざ奥の部屋にするんだ?』
「ここだよ。好きにお使いに・・・」

こざっぱりとした部屋であった。無駄なものは一切ない。
布団が敷いてありテーブルと後はテレビが置いてある。それだけならいいのだが一番気になったのは
『絶対に開けるな』という文字がデカデカと書かれている押入れであった。

「開けるなってここに何か入っているんですか?」
「知りたいのかい?それは知りたいわねぇ~。でも、いいのかい?本当に知りたいのかい?ヒッヒッヒッヒ・・・」

不気味に笑う老婆。

「やめときます」

即答した。手には鎌が握られているのだ。何か警察沙汰になるようなものが入っているような気がした。

「風呂は1階の奥。そろそろ沸くと思うから早めに入っちゃってねぇ・・・
便所はさっき見たと思うけど、階段から歩いた突き当たりの所だからね・・・
何かあったら言ってちょうだいねぇ~。ヒッヒッヒッヒ・・・」

老婆は去っていった。とりあえず、座布団に腰掛けた。

「確かに、何か出そうだな・・・それにしても押入れがやっぱり気になる」

お笑い芸人ならば間違いなく開ける所だろうが、やめておく。

「ただいま~」
「ただいま~」

玄関の方から2人の子供らしき声がした。

「子供がいるのか・・・良かった。あの婆さんが宿に1人だけだったらどうなる事かと思った」

少しホッとしてテレビを見ていた。天気予報を確認して、明日の天気を見る。

「天気が悪いのは明日、未明まででしょう。朝からは晴れま~す」
『良かった。このまま雨ってんじゃ走るのも影響が出てくるからな』

まだ夕方なので面白いテレビ番組はやっていない。他のニュースを見ていた。すると

「アァァァァァァァ!!」

突然、悲鳴に似た高い声が聞こえて、ビクッとして立ち上がり、大慌てで部屋の外に出た。

「な!何だ!何だ!うわぁ!」

すると、老婆が床を雑巾で拭いていた。あまりにも近くにいたので驚いた。

「うるさいよ!あんた達!今度こそ、アンタ達ぶん殴るよ!お客さん、どうしたんですかぁ?」
「今、悲鳴が・・・」
「あれは、うちの孫達がね・・・時々、意味も無く叫ぶんですよ。気にしないで下さいね。ヒッヒッヒ」
「意味も無くですか・・・」
「そうだ・・・お風呂が湧いたので先に入っちゃってください。ヒッヒッヒ・・・」

『風呂・・・血に染まるとか言っていたっけ?何か入りたくないけどな・・・
断る訳にもいかないよな。汗まみれでベタベタだし・・・』

「分かりました。入ります」

部屋に戻って、タオルを取って、風呂場に向かう。
お風呂は一般的などこの家庭にもあるタイプで蓋を取るとお湯も赤く染まっているわけでもなかった。

「なぁ~んだ・・・何にもないじゃん。あのじいさん嘘ついたな」

まずは体を洗ってから風呂に入る。お湯に浸かると疲れが一気に癒える。

「ああぁぁぁぁぁぁ~」

まさに親父のような声をあげた。それから風呂から出て、新しい服に着替える。気持ちいい。
それから着替えを済ませて脱衣所から出た所だった。

「うおおおおおおお!!」

思わず飛び上がる彼。
なんと、床で人型に張られたビニールテープであった。その声を聞きつけて戻ってきた。

「どうしたんだい?あ!アキオー!やめなさいって言ったでしょうが!もう終わった事でしょうが!」
「終わった?」

婆さんはテープを剥がして持っていった。
「終わったって?ここでこうなる事件があったとか?やっぱとんでもない所なんだな・・・ココは・・・」

身震いをしながら部屋に戻る。出来れば出たい所であったがもう夜である。
今から宿を見つけられるかどうか分からないし、出るというのはあまりにも不自然である。

「飯を食べたらサッサと寝よう」

部屋に戻って、近くのレストランで食事に行く。この時だけが彼にとって休息であった。

「戻りたくない・・・この後、何があるのか・・・」

内心思うものの、荷物があるのだから戻るしかなかった。

「お帰りなさい」
「あ、ただいまです」

玄関で出迎えてくれる老婆。彼は、全神経を研ぎ澄ませ、何が起きてもいいようにする。
壁、床、天井をしっかりと見ながら歩く。それから部屋に入った。
すると、今日1日の肉体的疲れと宿についてからの精神的疲れがドッと彼の体を襲い布団に入ると魔を置かずして熟睡してしまった。
時間はまだ7時過ぎというもの凄く早い時間である。老人や子供であってもこんな時間に眠らないだろう。

「うう~」

彼は、起き上がった。尿意を催したからだ。

「出来れば行きたくない所だが・・・」

廊下はは薄明かりが付いており、真っ暗ではない為、歩くのに不自由ではない。
しかし、そのぼんやりとした明かりは不気味さを漂わせていた。
老婆達も寝ているだろうからと足元には気をつけて、床をきしませないように注意して歩く。
どうにかトイレにたどり着いて、ドアを開けて、近くの壁を手探りでスイッチを探す。

「あった・・・」

パチッ
蛍光灯がパッと付くが、彼は外の方を見ていた。
そこに何か恐ろしいものがあった時、電気が付いたと同時に驚く事になるからだ。
ゆっくりと、便所の方に視線を向けていく。掃除は行き届いているようで特に問題は無いようだ。

「良かった・・・何もないようだな」

小便器で用を足す。体から疲れが抜けていくようであった。それから手を洗おうと、手洗い場に行く。
鏡があるがそれを見ないようにする。何か怖いものが映っていたの為にだ。そして蛇口をひねり手を洗おうとした時であった。

「うお!ぉう」

なんと、手が真っ赤だったのだ。まるで手から出血したのかと思わせるほど鮮やかな赤であった。

「え?いつ怪我をしたんだ?痛みなんてなかったぞ!」

水で洗い流し、体中を触ってみるが何も異常はない。何か赤いものでも触ったのだろうかとトイレ中を見てみるが見つからなかった。

「何が?」

良く分からないがこのまま止まっていても良い事はないだろうと戻ろうと思った時、流しでポタポタと液体が垂れているのを見つけた。

「これか!?」

どうやら、液体石鹸を入れる容器からポタポタと赤い液体が滴っている。どうやらここに赤い液体が入れられていたようだ。

「全く、何を考えているんだ・・・」

トイレから出て、自分の部屋に戻っていこうとしたとき、窓から月明かりが覗いていた。
夕方までは雷が鳴っていたというのに、月明かりをぼーっと見ていた。
それから、部屋に戻ろうかと思うと、廊下に紙が落ちていた。

「何だ?」

拾い上げて、部屋の電気をつけて見てみた。恐ろしいものかも知れないと思ったのだが

「何だコレはぁぁぁぁ!」

その紙はリストになっていた。ただ、その内容に問題であったのだ。

「①鎌を持った私、『○』。②空かずの間、『 』。③・・・これって俺をビビらせようというリストか?」

まさにその通りであった。彼が驚いたものには○が付けられていた。
そして、まだ気付いて無くまだ発見する可能性があるものには空白。
全く気が付かなかったものには×が付けられていた。

「⑨夜、草刈をしている私、『×』あの婆さん。夜に草刈をしていたのか?そりゃ怖いなぁ~」

考えるだけで怖いがこのリストを見つけた瞬間楽しくなってきた。
どうやらこの宿は客を怖がらせることを楽しんでいるようである。
彼は部屋に戻り、そのまま眠った。

朝、遅く起きた。本来なら早朝、涼しい時間に起きて、目的地に向かうものだが、今日は遅めであった。

「ここまでやられてそのまま何もしないで出るのは悔しい・・・ん?駄菓子屋がもう空いているな」


駄菓子屋で何やら購入し、旅館に戻っていってコンビニで買った弁当を食べた。

「1日ありがとうございました」

「また来るといいよ。ヒッヒッヒッヒ・・・」

宿を出て色々と考える。

「インパクトが弱かったかな?でも、まぁ・・・あんなもんか?」

老婆は彼が出て行った部屋を掃除しに入った。

「今回のお客は、結構、驚いてくれたけど、気付かないものが多かったねぇ・・・」

壁に寄せて畳まれていた布団を干そうとしていた。

「よっこい・・・ヒィ!!」

布団を広げた瞬間に老婆は一瞬硬直した。そこには蛇がうずくまっていたのだ。

「な・・・なんだい・・・ただのヘビのおもちゃじゃないかい?」

それから、沸々と感情が湧き上がって来た。
散々、客を脅かしてきたのに、自分はこんな些細な事で驚くとは・・・

「く、悔しい・・・」

黙々と、布団を片付ける老婆

「今度、あのお客が来たらもっと凄いのでおもてなししてやらないとねぇ・・・ヒッヒッヒッヒ・・・」

そんな事を考えながら、布団を干そうと窓を開ける老婆
既に、ベランダにヘビがスタンバイされていた。

「後ちょっとだから、昼ぐらいには着くだろう」

気持ちを新たに彼は目的地へと急いだ。

こねこめ(仮) #19 (こねこねこめっつ)

2008-07-09 21:12:07 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

みんなで帰っていると・・・

トラ猫「お前、なんであんな奴が好きなんだ?」

ブチ猫「確かに、あの娘は何を考えているのか分からないように見えますけど、あの目をじっと見ていると何だか吸い込まれるような感覚しません?それが良いんですよ」

トラ猫「俺にはただ、俺たちを見下しているようにしか見えなかったけどな」

ブチ猫「分かってないな~トラさ~ん」

ペチッ!

ブチ猫「痛ッ!何するんですか~!トラさ~ん」

トラ猫「お前、なんかムカつく・・・」

ミケ猫「アンタはあの娘の事、どう思うの?」

「それは~どこを見ているのかなって」

トラ猫「そうだな。それはちょっと気になるな。あっちに何か面白いものでもあるのかな?」

ミケ猫「好きな猫だったりして」

「!?」

ブチ猫「そんな訳ないでしょ?あっちの方に猫なんていなかったでしょ?」

ミケ猫「冗談だよ。冗談!ところでアンタ、あの娘の事、好きでしょ?」

「な!な!急に何を言い出すの?」

ミケ猫「あ~。やっぱり好きなんだ~」

「ち、違うよ!そんな訳ある事ないよ!」

ミケ猫「ふ~ん」

笑顔でこっち見ているよ~。何で分かったんだろう?うう~ん・・・
でも、そんな事より・・・

トラ猫「ハッハッハ!お前もか?お前ら良く分からんな~」

ブチ猫「・・・」

ブチ猫がずっと見てる~。何か怖い

ブチ猫「お前が好きになったって、クロちゃんが好きになる訳ないよ」

ミケ猫「そうかな?わかんないよ~。あ~いう訳、わかんない娘だから好みも分かんなかったりして」

トラ猫「そうだ!お前ら、アイツを笑わせてみろよ。ず~っと同じ顔でつまんないからよ」

ブチ猫「よ~し!オイラやるぞ~」

何か変な事になってるよ~
どうしよう!
どうしようもないけど・・・

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #18.1 (こねこねこめっつ)

2008-07-06 20:53:20 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

トラ猫「そうだ!今からそのクロ猫の所いかないか?」

ミケ猫「賛成!アンタも行くでしょ?」

「うん。その娘、見てみたい気がする」

という事で、クロ猫のうちに行く事になりました。
知らない振りをしちゃったけど・・・

ブチ猫「いつもいるとは限らないから今日はいないかもしれないよ」

トラ猫「そん時はそん時でいいじゃないか?」

ミケ猫「いなかったら、個猫で行けばね?」

という事で、彼女のうちに着くといつもの窓辺に・・・

あ・・・今日は、いた。

ブチ猫「いた!あの娘だよ!」

トラ猫「あの娘か・・・お~い!」

チラッ・・・チラッ・・・

こっちをちょっと見てそれからまた遠くを見ている。

トラ猫「おい!軽く見ただけで無視すんな!」

ミケ猫「確かにカワイイ猫だけど何か感じ悪~い」

・・・
やっぱり綺麗な娘だな~
毛が艶々しているもんな~

トラ猫「おい!何か言ってみろ!おい!あんまり調子乗っていると殴るぞコラ!俺は女だからって容赦しないんだ!おい!」

ブチ猫「トラ猫さ~ん。それぐらいでいいじゃないですか?何か考え事しているんですよ」

ミケ猫「あの娘。無表情で、つまんない。もう帰らない?」

トラ猫「いや!ガツンとやってやらないと分からないんだよ!俺が教育してやる!」

ミケ猫「どうやって?窓閉まっているよ」

トラ猫「・・・」

ブチ猫「じゃぁ、帰りましょ?帰りましょ?」

トラ猫はブチ猫に押されるような形で帰っていく。
何か、寂しそうな顔がすっごく気になる。
けれど、あの娘がぼくらを遠くに見ているように、あの娘も遠くにいるような気がする。
薄い窓を隔てただけなのに凄く遠くに・・・
もしくはテレビみたいに窓に映っているだけで本当にいないような・・・
いる場所が全く違うみたい・・・
猫離れしているようにも思えてきた。

・・・

そうだな。
きっと、あの娘はどこかの天使か何かなんだろうな。
天使?天使という感じじゃないな。
天使ならもっと笑顔だろうし・・・
ちょっと儚げで近づいたら消えちゃうような気がする。
幽霊かな?
いや、幽霊の訳ない!
妖精かな?
そうだな。妖精が一番いいかな?

だから、ぼくも遠くから見つめているぐらいがいいんだろうな。
ぼくが入っていける余地なさそうだもん。
ブチ猫も好きらしいし・・・

じゃぁね。妖精さん。
ぼくはもう帰ります。

でも、黒い妖精なんているかなぁ?

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #18 (こねこねこめっつ)

2008-07-04 18:26:13 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

トラ猫「そうだ!今からそのクロ猫の所いかないか?」

ミケ猫「賛成!アンタも行くでしょ?」

「うん。その娘、見てみたい気がする」

という事で、クロ猫のうちに行く事になりました。
知らない振りをしちゃったけど・・・

ブチ猫「いつもいるとは限らないから今日はいないかもしれないよ」

トラ猫「そん時はそん時でいいじゃないか?」

ミケ猫「いなかったら、個猫で行けばね?」

という事で、彼女のうちに着くといつもの窓辺に・・・

あ・・・今日は、いた。

ブチ猫「いた!あの娘だよ!」

トラ猫「あの娘か・・・お~い!」

チラッ・・・チラッ・・・

こっちをちょっと見てそれからまた遠くを見ている。

トラ猫「おい!軽く見ただけで無視すんな!」

ミケ猫「確かにカワイイ猫だけど何か感じ悪~い」

・・・
やっぱり綺麗な娘だな~
毛が艶々しているもんな~

トラ猫「おい!何か言ってみろ!おい!あんまり調子乗っていると殴るぞコラ!俺は女だからって容赦しないんだ!おい!」

ブチ猫「トラ猫さ~ん。それぐらいでいいじゃないですか?何か考え事しているんですよ」

ミケ猫「あの娘。無表情で、つまんない。もう帰らない?」

トラ猫「いや!ガツンとやってやらないと分からないんだよ!俺が教育してやる!」

ミケ猫「どうやって?窓閉まっているよ」

トラ猫「・・・」

ブチ猫「じゃぁ、帰りましょ?帰りましょ?」

トラ猫はブチ猫に押されるような形で帰っていく。
何か、寂しそうな顔がすっごく気になる。
けれど、あの娘がぼくらを遠くに見ているように、あの娘も遠くにいるような気がする。
薄い窓を隔てただけなのに凄く遠くに・・・
もしくはテレビみたいに窓に映っているだけで本当にいないような・・・
いる場所が全く違うみたい・・・
猫離れしているようにも思えてきた。

・・・

そうだな。
きっと、あの娘はどこかの天使か何かなんだろうな。
ぼくらみたいな普通の猫とは違って・・・

だから、ぼくも遠くから見つめているぐらいがいいんだろうな。
ぼくが入っていける余地なさそうだもん。
ブチ猫も好きらしいし・・・

じゃぁね。天使さん。
ぼくはもう帰ります。

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #17 (こねこねこめっつ)

2008-07-02 22:27:21 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

トラ猫「近くの壁の抜け道あっただろ?あそこ塞がっちまったんだよ」

ミケ猫「ええ~!?そうなの?近道だったのに」

ブチ猫「じゃあ、遠回りしなければならないって事ですか?」

・・・

今日から、集まりに出ろって言われているので来たんだけど
いつも一匹だから物凄く緊張している。
中に入れない・・・

トラ猫「お前は、何か面白い話題ないの?」

「え?あ?あ?あ・・・う~ん」

全く、思いつかないや・・・
どうしよう・・・

ブチ猫「何だよ。お前。今日、初めてなのに話す事もないのかよ」

トラ猫「しょうがねぇだろ?この集まりの事何も知らないんだからよ」

ブチ猫「フン」

ブチ猫、昨日の事引きずって怒っているよ~。
でも、ぼく、本当、粘土しかやってこなかったから他の事全く知らない。
何か、恥ずかしい・・・

ブチ猫「近くの大きな庭のうちの猫、知ってます?」

え?それって?

トラ猫「何だそれ?」

ミケ猫「私も知らないけど何それ?」

ブチ猫「お前は、知らないだろうけど、そこのクロ猫が綺麗なんだよね~。窓の向こう側にいて、遠く見ていて、その表情がなんともね。あ~いうのが美猫っていうんだろうね~」

トラ猫「へぇ~。そんなにカワイイんだ。今度見に行ってみるか?」

ミケ猫「じゃ、私はどんな猫?」

ブチ猫「そりゃ、ミケも美猫だよ。でしょ?」

トラ猫「そうかぁ?」

ミケ猫「ひど~い」

ブチ猫もクロ猫のこと知っているんだ・・・

ブチ猫「話をしたり、散歩したりしたいな~」

トラ猫「お!お前、惚れてんのか?」

ブチ猫「ハハハハ~そういう訳じゃないですって~」

ブチ猫も好きなんだ・・・
ふ~ん・・・

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #16 (こねこめこめっつ)

2008-07-01 19:04:26 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

とことこ・・・

今日こそ!

とことこ・・・

今日こそ!

とことこ・・・

今日こそ、ちゃんと聞かなくちゃ!

とことこ・・・

あ、いた。

トラ猫「な、何だよ。粘土の事か?」

「そうだよ。もう遊ばなくっていいの?

トラ猫「何を言っていやがる。そりゃ、もちろん・・・」

ブチ猫「どうしたんですか?トラ猫さ~ん」

ミケ猫「最近、良く来るね。アンタ」

ブチとミケだ。これでハッキリと答えを聞けるぞ

トラ猫「ちょっと粘土を触っていたぐらいで遊ぶのか遊ばないのかなんてマジな顔をして聞いて来たんだよ。だから俺はな」

ブチ猫「粘土なんてあんな汚くて、臭くて、ベタベタするもの、誰が好き好んで遊ぶんだよ」

ムカッ!
コイツ~

トラ猫「・・・」

ブチ猫「あんな物で遊ぶのは本当、アホで、物好きで、友達がいなくて寂しいお前ぐらいなもんだよ。そうですよねぇ?トラ猫さ~ん。あんな物で楽しく遊ぶなんて正気じゃないですよねぇ?」

トラ猫「うるせぇぞ!てめぇ!」

ブチ猫「ど、どうしたんですか?トラ猫さん?そんな怒る事じゃないでしょう?こんなゴミみたいな粘土に」

ミケ猫「実は、楽しく遊んでいたりしてねぇ?」

ブチ猫「ほ、本当ですか?それ?嘘ですよね?冗談ですよね?」

トラ猫「うるせぇ!うるせぇ!うるせぇ!!」

どうするつもりなんだろう?みんな注目しているけど・・・

トラ猫「ああ!面倒くさい!白状しちまうけど!俺は粘土が好きなんだよ!」

ブチ猫「ええ~!?」

あ・・・言った。

トラ猫「確かに粘土はベタベタするし、くせぇよ。けども、それを差しおいてでも面白いんだよ。伸ばしたり、潰したり、転がしたりする事で自分の好きな形を作れるのが!今まで、お前らに合わせて嘘言っていたがもう我慢できない!俺は粘土で遊びたいんだよ!」

・・・

あ、みんな圧倒されて何も言えなかった。

ブチ猫「トラ猫さん。頭でも打ったんですか?おかしいでしょ?あんな気持ち悪いものが面白いなんて。ねぇ?ミケ~」

ミケ猫「別にいいじゃない。好きなら好きで・・・」

ブチ猫「あ!ミケ、お前、裏切んのかよ?」

ミケ猫「裏切ってどういう事?私は、ちょっと面白そうだからからかっていただけよ。別に粘土の好き嫌いなんて気にしないもん」

ブチ猫「ミケ、お前、粘土が嫌いだって言っていたじゃないか?」

ミケ猫「確かに私は粘土は嫌いだけど、他猫の粘土の好みなんて興味ないわ。遊びたければご勝手に?」

ブチ猫「・・・」

みんな、ブチ猫を見てる。

ブチ猫「オイラ、もう帰る!」

怒ってブチ猫、帰っちゃったよ。

トラ猫「おい!」

「な、何?」

トラ猫「分かんないのか?遊ぶぞ」

「う、うん!!」

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #15 (こねこねこめっつ)

2008-06-27 20:29:00 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

今日もトラ猫と一緒にこねこねだぞ

トラ猫「お前、何でそんなに作るの上手いんだ?俺なんか全然、上手くいかない」

「1年も前からやっていたからだよ。君だって、すぐに出来るようになるよ」

トラ猫「俺にはあまり思えないんだけどな」

「焦ったって上手くならないよ」

トラ猫「そうかぁ?」

一匹でこねこねするより楽しいな~
今まで一匹で寂しかったんだけど・・・
今は

し・あ・わ・せ~

??猫「あ!」

トラ猫「あ!お、お前はミケ猫」

ミケ猫「最近、ソワソワしていて何か変だなって思っていたらそういう事だったんだね~」

トラ猫「別に俺は変じゃないぞ!俺はコイツが粘土をこねろってうるさいから仕方なくだな・・・」

ミケ猫「いつもの広場でもなくこんな遠くの駐車場に来てまでやっているのに?それって」

トラ猫が、広場じゃやだって言ったからここでこねこねする事にしたんだよねぇ~

トラ猫「それはコイツが全部、言い出したことなんだ!」

ええ~?みんなぼくの所為なのぉ?

ミケ猫「あんたがその子に言われるなんてねぇ?実は粘土で遊ぶのが楽しいんじゃないの~?」

ミケ猫、からかうの楽しんでる~

トラ猫「んな事はない!証拠を見せてやる!貸せ!」

「やだよ~。良い事に使わないんだろ~」

わ!物凄い力で取られた~

トラ猫「こんなも~ん!」

ビッ!
コロコロ・・・
ポチャ!

あああ!!後ろ足で蹴っ飛ばされて、水溜りに入っちゃった!!
すぐに水から出さなきゃ!

ビューン!

ごめんよ~ぼくの大切な粘土~
こんなにずぶ濡れになっちゃって~

トラ猫「ふんだ!これで分かっただろ~が!」

ミケ猫「そうね。そこまでするぐらいだからね~きゃははは」

トラ猫「俺はもう帰る!」

ミケ猫「私も帰ろっと。きゃははは」

「ひどい・・・本当にひどいよ~」

何でまた逆戻りになっちゃうわけ?
せっかく、楽しんでいたのに~
ミケ猫が悪いんだ~。ミケ猫が~

うう~。粘土が濡れてぐちゃぐちゃになっちゃったよ~
乾かないとこねこね出来ないよ~

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

こねこめ(仮) #14 (こねこねこめっつ)

2008-06-25 21:46:48 | 小説、ストーリー、物語
ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
今日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

なかなか分かれないって思っていたらトラ猫がそこで眠ったぞ。
二匹も帰るみたいだしチャ~ンス!

近づいてみたけど起きないな・・・
起こすと怒るだろうから起きるまで待っていようかな?

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

まだ起きないや・・・
早く起きてよ。も~

トラ猫「うう~・・・」

お、起きた。どうしよう!どうしよう!隠れようか?
隠れちゃダメなんだ。話を聞かないと・・・

トラ猫「お、お前!そこで何をしているんだよ」

「ちょっと聞きたい事があって~」

トラ猫「粘土の事か?」

「え?どうして分かったの?」

トラ猫「お前がやっていることと言ったらそれぐらいだろうからな」

「じゃ、じゃぁ・・・」

トラ猫「もういいだろ?サッサと帰れよ。俺はまた寝るんだから」

「えぇ?」

トラ猫「帰れって言っただろ?俺は粘土なんか見たくないんだ。」

そんな事言うけど、あんなに楽しんでいたのに・・・

トラ猫「何度も言わせるなよ。仕舞いにゃ殴るぞ。お前」

でもさ・・・でもさ・・・

「あ、あのさ・・・」

トラ猫「何だよ。本当に殴るぞ」

「一緒に遊ばない?」

トラ猫「何だって?」

「ぼく、一匹で遊ぶよりも二匹で遊んだ方が楽しいんじゃないかって思うから・・・」

トラ猫「・・・」

あ、考えてる。考えてる。悩んでる。悩んでる。

トラ猫「うるせぇな。そんなに言うなら遊んでやるよ。いつまでも見られたんじゃ、鬱陶しくて寝られやしないからな」

ニコッ!

ぼくは「こねこねっこねこ」だよ
毎日、色んな事が起こる。
明日はどんな事が起きるんだろ?
それが楽しみ~♪

つまらなければ押すんじゃない。

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