髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「小公子セディ」 レビュー (ファミコン)

2018-05-25 21:00:08 | ファミコンレビュー
同名アニメ(世界名作劇場)のファミコン版
RPG的なアドベンチャーゲーム
(自称ファミコンドラマ)
開発はグラフィックサーチ
発売はフジテレビ、フジミック
1988年12月24日発売


あらすじ


電源を付けるとOPが始まるのでそれに準拠する(アニメ版は知らん)
まず、主人公は『セディ』
見た目と名前が女子っぽいが男である。
本名は『セドリック・エロル』。愛称が『セディ』。

父親の『ジェイムズ・エロル』が亡くなり、住んでいたアメリカのニューヨークを離れ
母『アニー・エロル」と共に
イギリスのロンドンにいる父側の祖父の元で暮らす事にした『セディ』
父の事は悲しかったが大好きな母がいる事で自分を慰めていた。
祖父『ドリンコート』も父の父だからいい人だと思っていたが…

いざ会ってみると祖父はこう言った。

「お前の母親には出て行ってもらう。
 ドリンコ―ト家には外国人はいらぬ」

母は汽車で連れ去られてしまった。(それ、拉致と違うん?)
『セディ』は母を探し出す為、屋敷を出たのだった。


特徴

一風変わったコマンドがある。
まず、タイトル画面であるが

『はじめまして』
『おかえりなさい』

という2種類がある。

『はじめまして』:ゲームスタート
『おかえりなさい』:セーブ地点からの再開

ゲーム中にも特殊なコマンドがある。

『フルート』:フルートを吹く
『さようなら』:会った人と別れるときに使う。

『またあした』:セーブコマンド、フィールド上のみ


ゲームをスタートすると説明なしにトップビューの画面に放り出される。
コマンド選択式アドベンチャー風ではなくRPGっぽくキャラを動かして移動する。

町にいる人や建物の中にいる人などに話しかける事によって
ヒントを集めたりアイテムをもらったりすることでゲームを進めていく。

その中で、このゲームで最も際立つのが『家庭教師』の存在である。
フィールド上で多数ウロウロしていてこちらを見つけると接近して来る。

Bボタンでジャンプするので回避するのに使える。

接触してしまうと

「ほっ ほっ ほっ
 やっとみつけましたよ
 セディさん
 さあ
 おべんきょうをしましょう」

など言って来て歴史などに関する2択クイズが出される。
正解すると解放されるが不正解だと正解するまで何度でもクイズを出される。
それ以上のペナルティはない。



操作方法

十字キー:移動(斜め移動も可)
Aボタン:コマンドを開く、決定
Bボタン:ジャンプ、キャンセル


得点は20点

良い点
・なし

悪い点
・原作無視
・家庭教師が多すぎる。
・キャラがキモイ


悪い点の解説
・原作無視
 アニメを見た事はないがアニメのwikiを見る限り
 厳格な祖父との交流が劇中の主となっているようだ。
 母親を探すというものではないし
 屋敷のメイドなど多数出てくるようだが本作には一切出てこない。

 せいぜい『セディ』の設定と
 『セディ』が得意な『フルート』というのがアニメとの共通点だろうか?
 誰がそんなんプレイしたいと思うんだろ。


・家庭教師多すぎる。
 フィールド上に現れるクイズを出してくる家庭教師だが…
 1人ではない。
 画面上に同じ奴が同時に最大で5人も現れるのだ。

 お前等五つ子だったのか?
 「ド〇ゴンボール」の『ム〇サキ曹長』か!?
 それとも「ド〇ゴンボール」の『天津〇』の技のように実体を増やせんのか?


・キャラがキモイ
 話すキャラが出てくるのは良いが全身絵で
 みんな2~3頭身。
 「魔神英雄伝ワタル」の魔神を見ているかのような感じ。
 ロボットならともかく人間だもんなぁ…
 「忍たま乱太郎」の『稗田 八方斎』みたいなもんか?



後、気になる点というか
黒背景をやたらと多用しているので絵的に不気味さが際立つ。
タイトル画面からして違和感が凄い。
真っ黒の背景に浮かび上がる真っ赤な「小公子セディ」の文字。
アニメでのタイトルのロゴも赤だから表記の仕方は正しいんだけどさ。
その黒背景のせいで印象が違うんだよね。
何か鮮血のようにも見える。

2頭身キャラも黒背景にデカデカと現れている。
奇妙極まりない。
おかしいと思わなかったんか?


ゲームはお使いイベントばかりである。

「〇〇に××があった」と、〇〇に行く事になったり
「△△にある□□が欲しい」と、△△に行く事になったりという…

レベルも何もなく成長要素はなく、武器を装備すると言った強化要素もない。
ストーリー的にはこれと言って
別に伏線など人同士の絡み合いなどというような優れた物はなく
先を進めるためにただ困った人への人助けを延々とやらされる羽目となる。

クイズばかりやらされてゲームとして盛り上がる要素は皆無。
『セディ』要素も薄い。
これの一体、何が面白いのだろうか?



ゲームを簡単にまとめるとなると…
母探しを色んな町でやっているところから…
「小公子セディ」とタイトルなのにやっていることと言えば
「母をたずねて三千里」である。

「世界名作劇場シリーズつながりでいいや」

って所なのだろうか?
ダメだろう。

例えるなら
「カレーパン」買って来た。
パンは「カレーパン」と同じく揚げたパンだが
齧ったら中から「クリームシチュー」が出て来たという感じだろうか?
しかも極めて出来の悪いシチューがだ…



しかし、これをクリスマスイブなんかに発売しているんだから驚きである。
ちちお…
もといサンタさんも、クッソ忙しいであろう発売当日に手に入れて
それを子供たちに配る事になるのだから…

それで次の日、枕元にあった本作を見つけて

「サンタさん!!
 大好きな『小公子セディ』のゲームをくれてありがとう!」

なんてはしゃいだ直後、ファミコンにセットし、
プレイして数分で死んだ魚の目のようになるという悲劇。
年末になんて事をしてくれたんだッ!!


ちなみにアニメの「小公子セディ」は放送短縮の憂き目に遭った。(全43話)
その為、未使用の伏線や設定がありDVDで解説しているとの事。
その最終回となったのは本作発売の次の日、1988年12月25日である。

その最終回の内容は知らんが…
本作プレイで心を痛めた直後のプレイヤーが
アニメの最終回を見て心癒されて欲しいと心から願うばかりである。
(1日でクリアするのはしんどいか?)

しかしパッケージの『セディ』と『犬』と『猫』


コイツら一体、何を遠目に見ているんだ?

PS)あれこれ調べていて分かった。
 この画像はアニメのエンディングテーマの画像の流用のようだ。




ここからがネタバレ






















意味わからん要素が多いわ。
多すぎる!
ギャグなのかマジなのか?


街にいる人に町の事を聞くんだが
最後の町で町の人に

セディ「ここはどんな町なんですか?」

と、聞くと

男「戦争だよ」

髭人「はぁ!?」

質問と答えがかみ合ってない。
結構、「何言ってんねんお前は!」って返しが出るんだよな。
そのラストの町は家庭教師が出て来る。

家に入ると

家庭教師「ほっほっほっ
 ここは私の実家がなのです。

髭人「またお前かッ!」

家庭教師「さぁお勉強しましょう」

[クイズ開始]

何問も正解して
クイズクリア…

家庭教師「良く出来ました
 今日はここまでにしましょう
 この家は湖のお城に通じています
 代官様がいるはず
 早く戦争を止めて下さい」


髭人「早く戦争止めたいのなら勉強なんかさせてる場合か!」

と、町で起きそうな戦争を止める事になるのだが…
本作はこのように色んな町で様々な問題が起きていて『セディ』が解決していく事となる。
それらを紹介しよう。


・鐘の音がおかしい町『グラドーエ』
 代官がドリンコ―ト家から受け継いだ大時計が壊れてしまったせいで
 『セディ』の祖父からおしかりを受けるのが怖くて
 代官が代わりに鐘を鳴らしている。
 直そうとしても鼠が邪魔している。
 その町のあるお宅に飼われている猫を借りて
 鼠を追っ払うと何故か時計が直り、問題解決
 ちなみにこの猫のビジュアルはパッケージの猫だ。



・やたら税金を請求してくる『ミクバム』
 何とお面売りが代官の顔そっくりに作ったお面を付けて代官に成り代わり
 そこで税金の徴収をしていたのだ。
 本物の代官を見つけて問題解決。



・町にいる人は『セディ』を見ると逃げていく『ルーイン』
 一部の亡霊が成仏する。
 居座っている悪霊を退散させることで問題解決



・上流の町が水門を止めたせいで(下流の町が柵を作ったせい)
 下流の町が戦争を起こそうとしている『リーウェイズ』
  上流の町の代官の娘『シンシア』と
  下流の町の代官の息子『エイブ』を会わせることで
  上流の町が水を流し、下流の町も柵を壊し問題解決



『リーウェイズ』問題解決後
別にこちらが見つけたわけではなく
突如として爺と母親が勝手に現れてエンディング


……。





『セディ』を利用し、独自世界観にぶち込んだゲームってんなら
百歩譲ってゲームが面白ければ許容できるかもしれない…

でも、このゲーム、意味不明な上に結構、ふざけているからな。
例えば

2つめの町で「武器屋」なんてものがあって

・ロトの剣
・魔法の盾
・水の衣
・火の弓矢


が売っている。
それらを買おうとすると

「子供じゃないか 武器を持とうなんてとんでもない」

と、断られる。
だったら売ってんじゃねぇよ…

3つ目の町で
「教会」があり神父が

「正しき神は正しき者の味方なり。
 我が教会に御用でしょうか?」

などと言って来て3つの選択肢が出て来る。

・毒の治療
・呪いを解く
・生き返らせる

もう完全にドラクエ2や3じゃねーかって話である。
それらを選んでみる。

毒の治療:それなら病院に行った方がいいですよ。
呪いを解く:ここは教会です。そんな事は出来ません。
生き返らせる:そんな事出来る訳がないでしょ。

と、全て断られる。

パロディギャグをやるなとは言わないが
こういう他作品ネタは「ケルナグール」みたいな独自のゲームでやれや。
「小公子セディ」というアニメを借りているゲームでやっていいネタでは断じてない!

まぁ、仮に死者を生き返らせられるのなら
死んだ父親を生き返せてしまってテーマ崩壊だがな。
って、その父親も町の問題を解決すると何回か浮かび上がって出て来る。


・『グラド―エ』問題解決後

父「偉いぞセディ お前のその優しさが 町の人々を
 救ったんだ 人を思いやる心を いつまでも大切に するんだよ」
セディ「父さん!!」
父「どうか アニーを幸せにしてやってくれ・・・」


・『ミクバム』問題解決後

父「良くやったぞセディ お前の 勇気は 素晴らしいよ
 その勇気を いつまでも 持ち続けるんだよ」


・『ルーイン』問題解決後

父「セディ 何故 真っ黒な 実が 金色に なったか わかるかい?
 お前は 困っている人の為に 泣きたいほど 怖いのをこらえて
 真っ黒な実を 取りに行った
 自分の 弱さに 立ち向かったんだ だから金色になったんだよ
 (は?お前、何、言ってんの?)
 セディ また 一回り 大きくなったね」


最後の町『リーウェイズ』の問題解決後は…
父親出てこねぇや…


髭人が個人的に取り上げたい町は『ルーイン』である。

その町では最初、『セディ』を見かけるとみんな逃げだすのだ。
色々調べたりして、ようやく話せるようになるのだが片言ばかりで話が通じない。
それでも、この町の異変の真相を探っていく事になるのだが…

町の人にフルートを吹いたり、
『セディ』が触れる事で金色になる黒い実を与えると

「とこしえのねむりについた」

とか出て来て

髭人「こわッ!何だ!このゲーム!
 『小公子セディ』って魂を浄化するアニメだったんか?
 っつーか後で変換したら永久って『とこしえ』って読むんか?」

なんて本来の意味で鳥肌が立った。
(最近は感動したという意味で使われる事が多いが)
その後で町の人の話を集めていくと
どうやら『ルーイン』では疫病が流行って住人が全滅。
だが、魂は成仏せずにそこに浮遊している状態だったのだ。
そこら辺の説明がない状態で「永久の眠り」とかいうから怖さが凄い!!
表現のせいでトラウマになった方もおられるのではなかろうか?

それを『セディ』がそんな哀れな亡霊たちを天に送るのである。

その過程で怪物の見た目の悪霊が現れ、クイズをする羽目となる。
皆さ~ん。
サラッと言いましたが『セディ』のゲームで怪物が出るんですよ~

折角なのでこの記事を読んでいるみんなも悪霊が出したクイズを考えてみようッ!
ついでに髭人が更に超衝撃を受けた展開も通しでやっていきますよ~。


悪霊「俺の湖で岸から80mの所で船が転覆した
 60mまでしか泳げない母親
 100mまでしか泳げない子供

 助かったのは どっちだ?」







分かりましたか?
当然、「子供」の方だと答えるが


悪霊「ワッハッハッ!
 引っかかったな!
 人の話はよく聞くもんだ(人?ってお前、悪霊じゃん)
 俺の湖と言ったろう。
 2人とも 食ってやったわ!
 お前もだ!」

などという理不尽極まりない解答である。
(ちなみに『母』を選ぶと「ちゃんと話を聞け!」と言われて
 何度でも『子供』を選ぶまでループとの事)

悪霊が問題を間違えた『セディ』を食べようって所で
悪霊が『セディ』に近寄る。

セディ「母さん 助けて!」

悪霊「ふん!
 今までさらってきた子供もみんな母さん 母さんと 喚きおったわ
 だがな 母さんなんてものが 助けに来た試しは 一度もない!
 呼んでも 無駄だ!」

セディ「母さん どこにいるの?」

悪霊はさらに近づいてきた。

[泣く](コマンド)

悪霊「子供の泣き声を聞くと わくわくするわ!」

[フルート](コマンド)

セディ「母さん!
 母さんの好きな曲
 聞こえたら 応えて 母さん!」

悪霊「ふん それがどうした!」

何と何の前触れもなく
『母親』と『セディ』が抱き合っている光景(1枚絵)が浮かび上がってくるのだ。


髭人「はぁ?????」


髭人が口を開けてポカンとしていた。
ゲームでは悪霊はそんな光景を見て心動かされるのだ。

悪霊「これが 母と 子の 心のつながりと いうものか
 遠く 離れていても 気持ちと 気持ちが 重なってこんなにも 美しい 調べとなる
 今まで 母親が こんなに素晴らしい物とは 思わなかった」

セディ「あなたの 母さんは?」

悪霊「俺は 大地の 底の 毒の 泡から生まれた
 親など いない」

セディ「そう」

悪霊「だが 故郷はある
 今のフルートを 聴いたら大地の底が 懐かしくなったわ
 もう帰る」

セディ「待って ボクのかあさんは?」

悪霊「ここにはいない 本当だ
 だが 二人の心が それほどしっかり 結ばれているのなら いつか きっと会えるはずだ
 西へ 向かえ 新しい 世界が 開けるだろう
 セディ 良いことを 教えてくれた ありがとう」

悪霊は行ってしまった ほんの少し悪霊がほほ笑んだようだった。



怪物がいなくなったことによりこの町も消滅。
通路に墓が追加される。

髭人「幻だったのか?」

もはやこの町の何もかもついていけない…
フルートは幻術を生み出す『マッチ売りの少女』のマッチなんか?
怖い怖い怖い!!

「母さん 助けて!」

って俺も思わず言いたくなったわ。


まぁ、でもこのゲーム『フルート』ゲーだわな。
『グラドーエ』では時計台の鐘の音がおかしいタイミングで『フルート』を吹くと
人が出てきたり
『ミクバム』では倉庫の上で吹くと何故か階段を発見したり
『ルーイン』では夜になって吹くと『カール』とかいう亡霊出てきたり
 町の亡霊が成仏させたり…

『リーウェイズ』は…
えっとぉ…

フルート吹かなくても済むな…
何でやねん!

フルート吹けやッ!!
吹いてどうにか物事解決せーや!
(エンディングでジジイの時にフルートの音が鳴るが)

父親未登場と同じく最後の最後でどーなってんの?
しっかりしてくれや!お馴染みのネタはしっかりしよーや。

はぁ…
着いていけんよ。
『世界名作劇場』を忘れてただの1つのゲームとしてもね。



さて本作エンディング。
最後のメッセージである。

「これで セディの冒険はおしまいです
 セディは 特別な子供では ありません
 転んで けがをした人に そっとハンカチを差し出す優しさと勇気
 ね 君にだって ある
 さあ 今から 君自身の 愛と勇気の冒険に 出発しよう!」


『セディ』が特別な子供じゃないだと?
フルートで亡霊を成仏させたり、
母との愛を浮かび上がらせる少年は十分、特別だろうに…
どんだけ特別のハードル高いねん。
作り手にとっては「ドラゴンボ〇ル」みたいに
空を飛べたり手から気弾を放てるようになって
初めて特別扱いなんだろうか?
『セディ』自身もあれだけやって普通扱いされて嘆くに違いない。

「愛と勇気の冒険に出発しよう」ねぇ…
「こんなゲームをプレイしてないで外で遊べよ」っていうのが
製作側からの隠されたメッセージなのかもしれません。



では、レビューを締めるとしよう。

「小公子セディ」

と、単純にアニメの事で検索しようとすると検索候補に

「小公子セディ クソゲー」

と、出てしまう。
全て本作の結果であろう。

だからとっとと
『セディ』は本作に向けてフルートを吹くべきである。
そして


永久の眠りにつかせてあげるのがせめてもの慈悲という所であろう。




合掌…





「キャッスルエクセレント」 レビュー (ファミコン)

2018-05-18 21:00:47 | ファミコンレビュー
PC版の「ザ・キャッスル」の続編
サイドビューアクションパズルゲーム
1986年11月28日発売
発売はアスキー


あらすじ

類まれなる美貌と美しい歌声で人々から愛されていたフローリン王国の『マルガリータ姫』は
彼女の噂を聞いた魔王『メフィスト』が彼女を誘拐し歌人形にすべく
『グロッケン城』に監禁してしまった。
それを聞きつけた隣国の王子『ラファエル』は姫を助けるべく
グロッケン城に乗り込んだのだった。


特徴

縦横10×10の広大なステージがつながっており

6種の色違いの扉があり、それに対応した鍵で開く。
鍵はステージの至る所にあるが扉の開ける順番を間違えると
詰むような事があるので迂闊に開いてばかりではいけない。


コントローラ2のAかBボタンで
「サブコマンド」を使用可能。5つのコマンドが表示される。

・RESET:残機を1つ使い、その面の最初からやり直す

・BACK:残機を1つ使い、今の部屋の前の部屋に入った時の最初に戻れる

・LOAD:カセットテープで記録したところから遊べる。
 ※カセットテープがないと動かなくなる。注意。

・SAVE:残機を1つ使い、現在の状態をセーブ。
 その際、「データレコーダ―」や「ターボファイル」という周辺機器が必要

・GAME:今のゲームを再開する。

ブロックを間違えた破壊した時に「RESET」
別の部屋に入ってしまった時には「BACK」

と、使い分けよう。

操作方法

十字キー:移動
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:ナイフ
スタートボタン:ポーズ
セレクトボタン:マップ入手時、現在地の表示

ⅡコンのAorBボタン:サブコマンド呼び出し



点数は30点

良い点


悪い点
・自キャラの当たり判定
・短剣の当たり判定


悪い点の解説
・自キャラの当たり判定
ジャンプがゆっくりで比較的長い時間ジャンプ出来るが
初動もゆっくりなので速い敵にだとジャンプしても間に合わず
足が当たって死ぬ。
早めのジャンプを心がけたい所である。

・短剣の当たり判定
短い。
その上判定もやや曖昧でこちらがやられることも多々発生。
慣れの問題か?
もう怖くて剣を出せん!

・セーブに周辺機器が必要
パスワードが欲しかった所だがなぁ~。
「テープレコーダー」やら「ターボファイル」
っつ~周辺機器なんて俺は見た事ねぇぜ。



ゲームとしては
剣は射程が短すぎて使いづらい。
それなら弾数制限でもいいから投擲にしてほしかった…

後、マップは広大で複雑。
どこをどのように進んでどの色の扉を開けるのかはかなり重要。
下手な動きをすると詰む。

だからこそというのか悪い点でも述べているけど
パスワード制にしてほしかったわ。
同じような広大なマップの「ドラゴンスレイヤーIV」みたいにね。


周辺機器を買わせる為に敢えてそうしたのかもね。
後に出た「アルマジロ」のように…
と言っても全然普及しなかったけどね。





そーそー。
このゲーム。
死んだ時の復帰がその部屋に入った最初の状態から再開になるので
ボンベを取り、水中から扉に入り、ボンベの効果が切れた後、死んだ場合は
ボンベを取った状態から再開となるので問題はないが…

エレベータを使ってその出た先が水中だった場合
(上から水が漏れるだろってツッコミはなしで…)
ボンベを取ってない状態だと残機が無くなるまで溺死し続けるのである…

アトランチスの謎」のブラックホール面と同じである。




ここからがネタバレ






















姫を救う(触れる)事でクリアんだけどさ。
「魔王メフィスト」は放置なんだよな。
というかその「メフィスト」自体が出てこないし…
外出中?
ただ、没データみたいなもので「メフィスト」らしきものはあるようだ。
(そんなデータを解析するとは好きな人がいるんだなぁ~)
でも、彫刻刀かって思えるほどの射程の短剣で魔王を倒せるのかって話だけどね(苦笑)



「キャッスルエクセレント」…

英語は「excellent」。

「優秀な・優れた・最高に素晴らしい」

う~ん…
個人的には「優れた」っていうより単に「地獄」って感じだったぜ。

「おにゃんこTOWN」 レビュー (ファミコン)

2018-05-11 21:00:04 | ファミコンレビュー
トップビューアクションゲーム
開発はマイクロニクス
発売はポニー(現ポニーキャニオン)
1985年11月21日発売

あらすじ
母猫(ミルキー)が行方不明になった子猫(マイケル)を探しに行く。


特徴

家から出発して
歩き回っている子猫を探して我が家に連れ戻す。


操作方法

十字キー:移動
Aボタン:ジャンプ(子猫がいないとき)
Bボタン:前方の直線状のマンホールを開ける


ジャンプすると敵を飛び越えられる他
1キャラ分の障害物も(木、家等)を飛び越えられる。
但し子猫を連れている状態だとジャンプ出来ない。

マンホールを開けると「犬」は落っこちる。
アイテムの「魚」を取ると何故か犬を一定時間気絶させられる。
しかし、魚屋のオッサンが出て来る。



点数は30点

良い点
・特になし

悪い点
・動きが遅い



悪い点の解説
・動きが遅い

マップは広いが母猫の動きが遅い。
子猫を連れるとジャンプできないし遅くなるし…
敵が増えると処理落ちしてくるし…





後、気になる点と言えば10秒弱でループするBGMは何やねん…
子猫はどこに歩いているかて~んで分からんしなぁ~。
矢印でも表示してほしかったな。


野暮なツッコミというか…

何で子猫を探しているだけなのに犬に襲われんねん。
当時は猫は犬に襲われるものって認識だったのか?
まぁ、「トムとジェリー」も猫が犬に襲われていたもんなぁ…

次に
道路に車が走っているんだけどさ。
轢かれると当然、死ぬ。
でも、ジャンプでかわせるんだよね。何と言う跳躍力。
が、子猫を轢こうが犬を轢こうが双方ノーリアクション。
もしかして母猫と車以外のキャラクターは幽霊なのか?

しかし、正面にあるマンホールならいくら遠くても開けられる母猫はどういう事なんだ?
超能力でも使えるのか?

う~む…
比較的初期のファミコンゲーのゲーム上の事象について
考えるのは無粋というかアホのする事か…

これと言ってそれ以上言う事ねぇな~。
そんなに面白くもない…
エンディングがある訳でもない。
他サイトのこのゲームの感想を見てみても同じような事しか言えん…
母猫と子猫のゲームだから女の子が沢山遊んでいたであろうことが想像できるけどもね…

せいぜい本作の発売当時
『おニャン子クラブ』というアイドルグループが
1985年4月1日から1987年9月20日まで活動開始していた。
本作の発売が同年11月21日と考えれば
便乗して作られたゲームなんじゃないかと邪推してしまうな。
(『おニャン子クラブ』のレーベル(『キャニオンレコード』)が
本作発売の『ポニー』の関連会社って要素もある。)

でも、母猫がセーラー服を着ている訳でもなく、
特に『おニャン子クラブ』メンバー要素もないしなぁ…
グループ名とゲームタイトルが若干似ているにしか過ぎない。


今、ネット上でかわいい猫の画像やら面白い動きをする猫の動画が出回るぐらいの猫ブームだろうが…
残念ながら本作が取り上げられる事もないだろう…

う~む…



次、行ってみよ―――――!!(逃げた)




ネタバレはなし





「麻雀」 レビュー (ファミコン)

2018-05-04 21:00:47 | ファミコンレビュー
麻雀ゲーム
開発は任天堂、エス.アール.ディー
発売は任天堂
1983年8月27日発売

ストーリーはないので
あらすじはなし

特徴

「初級」「中級」「上級」

と3つのモードを選択できる。
難易度の違いという訳ではなく仕様も異なる。

初級・・・チョンボ(麻雀におけるルール違反)防止機能あり
 配牌が甘め。

中級・・・チョンボあり
 配牌が初級に比べ厳しくなる。

上級・・・コンピュータが牌を捨ててから12秒以内に
 アガリ、ツモ、ポン、チー、カンのいずれかをしないと強制的にツモがされる。
 自分がツモってから12秒以内に打たないと選択中の牌が捨てられる。


大まかな本作の麻雀の仕様としては 

2人打ち麻雀
プレイヤーは最初は親。親でない方は南家
東1局、東2局、南1局、南2局の計4局を半荘とし、それを1ゲームとする。

詳しい麻雀のルールは調べてほしい所である。


点数は45点

良い点
・特になし

悪い点
・特になし



単純な麻雀ゲームって事でコレと言っていう事もない。
無駄がないからな。純粋に麻雀を楽しむって感じ。
麻雀のルール説明はゲーム内にはない(取説にあるんだろうか?)

ただ、本作唯一の他の麻雀ゲームと違った独自要素と言えば
プレイ中にスタートボタンを押すと

「TEA TIME」

と書かれた湯気が出たマグカップが出て来る事だろうか?
たまたまスタートボタンを押したら出て来たから
黒画面にカップと「TEA TIME」って何かシュールな光景にちょっと笑っちゃったよ。

しかし、初期のファミコンソフトで『麻雀』ってのはツボを突いているよな。任天堂。
初期のソフトであるために、当時の子供たちはこういったに違いない。

子供「パパ!ファミコンって麻雀も出来るんだよ!
 パパ、麻雀やるでしょ?だから買ってよ。ファミコン!」

って本体を購入を父親にねだる光景が全国各地で展開されただろう。

麻雀の他には「ゴルフ」も含まれるかな?


でも、こうなった可能性もある。

子供「パパ!ファミコン替わってよ~」
父「今、パパが麻雀をやっている最中だろう?
 もう少し待ってなさい」
子供「それ、さっきも言っていたじゃ~ん」
父「パパが買ったファミコンだろ?
 すぐ終わるから~」
子供「ママ~。パパがファミコンやめてくれな~い!」

なんて悲劇にもね(笑)

上記の『ゴルフ』もあるけど、そんなソフトのおかげで
家庭用ゲーム機ファミコンのスタートダッシュは成功したって感じなんだろう…
発売当時、男であれば麻雀は打てて当たり前の時代だったからな。
購入する父親にターゲットを当てたゲーム開発ってのは流石、任天堂、当時の家庭用ゲーム業界として天下取るわと言える。

ちなみに本作は日本で最も売れた麻雀パッケージソフトであるそうだ。
その数213万本。
やはり、子供が父親にファミコン買ってもらおうとした口実として
本作が使われた証明と言えるのだろう。

しかし、10万本売れればヒットと言える今の時代から考えれば凄い!
200万越え…

誰も脱がんのに(その言葉は余計)






ネタバレはなし。




「オセロ」 レビュー (ファミコン)

2018-04-27 21:00:34 | ファミコンレビュー

テーブルゲーム
開発はHAL研究所
発売は河田
1986年11月13日発売

あらすじはなし

特徴は…

オセロが出来るって以外に特になし

8×8のマスの盤に「黒」と「白」の石を打ちあう。
自分と相手の色は決まっている。

石が縦・横・斜めと隣接している所に石を打つ事が出来る。
その際、隣接した相手色と自分色とを挟み込む事で相手の石を裏返る。
相手の石を裏返せない場合は石は打てない。

打てない場合はパスとなる。
1枚でも石を裏返せる場合はパスする事が出来ない。

最期まで打ちあって石が多い方が勝ち
両者とも打てる場所がなくなった場合はその時点で試合終了となる。


得点は40点


良い点
・特になし

悪い点
・コンピュータのレベルが上がると思考時間が長くなる。



悪い点の解説
・コンピュータのレベルが上がると思考時間が長くなる。

ファミコンレベルだから仕方ないと言えば仕方ないのだが…
レベルをあげるとCPUが長考してしんどい…
眠くなる。






イエーイ!
このゲームを細かく説明するとだな!

2人用もあるぜぇぇ!!

1人プレイなら「黒」「白」のどちらかが選択できるぜ!(「黒」が先攻「白」が後攻)
コンピュータのレベルを1~4まで選択可能ォォォォ!!
制限時間を20分か30分かも選択可能ォォォッッ!!
そして、名前を6文字でアルファベットで入力可能ッッ!
一部記号も使えるぜェェェェッッ!!

何とぉぉぉぉ!!
ゲーム中、Bボタンを押すと「待った」が可能!!
それに応じれば1つ前の手を指し直す事が出来るんだぜ!
信じられるかぁぁぁぁぁぁ!!




さて「オセロ」ってのは日本人が発明したことを知っていますか?
『押路』さんって方の呼び方が訛って…
な訳ねーよ。

wikiを見ると「長谷川五郎」氏
由来はシェイクスピアの戯曲「オセロ」から来ている。
黒人の将軍『オセロ』と白人の妻『デスデモーナ』を中心に
敵味方が何度も寝返るという所から名付けられたのだという。
緑の盤はイギリスの平原をイメージしたとの事。


色々、製作の話があるがそれはwikiをご覧になって下さいませ。


取り敢えず俺はレベル4を何度か挑戦したがクリアする事できなかったぜぇぇぇぇ!!
アホだからテーブルゲームに向かないんだぜぇぇぇぇ!!
長考する相手がいるから眠りそうになったんだぞぉぉぉぉ!!
ちょっと調べたらレベル4をクリアするとレベル5が出て来るそうだ。
レベル5をクリアすると簡素ながらエンディングがあるそうだ。
俺には永遠に自分の手でお目にかかる事は出来んだろうがなァァァァッッ!!


さぁぁぁぁぁ~!!
みんなでオセロしろこの野郎ォォォォォ!!

何でこんなテンションなのかってぇぇぇ?
それは、大して話す事がないからこれぐらいの気迫で誤魔化すしかねぇだろぉぉぉぉぉ!!
女子キャラが出て勝つと脱衣するなんて気の利いたモードはねぇんだからよぉぉぉ!!
勢いは大事だぜぇぇぇぇ!!


……


俺だって色んな物を失いながら必死こいて生きているんやで…
しかし…
こんな小細工を弄した文章で誤魔化して記事にしてるってのは…
純粋で真っ白だった自分が薄汚れて真っ黒になってるってのを実感するぜ…
こんな大人になっちゃいけねえぜベイビー。





ネタバレはなし。

「バーガータイム」 レビュー (ファミコン)

2018-04-20 21:00:23 | ファミコンレビュー
同名アーケードゲーム(1982年10月稼働)のファミコン移植版
画面固定アクションゲーム
開発はデータイースト
発売はナムコ
1985年11月27日発売


あらすじは…
探したけども…
ゲームルールはあるけどもストーリーは特に見当たらんなぁ…
主人公の「ピーターペッパー」が様々なハンバーガーを作るって所かねぇ~。

特徴
というかゲームのルール。

数段ある通路があり梯子によって移動が可能。
その通路上に
『ハンバーグ』『レタス』『チーズ』『パンズ』などの
具材がそこかしこに置いてあるのでその上を主人公が通過すると
下部に落下する。
上下にある具材を全て最下部に落とすと『ハンバーガー』が完成する。
ステージ中の具材を全て落として全て『ハンバーガー』にすればステージクリアとなる。

そうはさせんと『ウインナー』や『卵』などの敵が主人公を追いかけて来る。
具材を落下させた際に下に敵がいると押しつぶす事で得点となる。

具材に敵が乗った状態で主人公が落とすと
通常1段しか落ちない具材が敵の数に応じてさらに下に落ちていく。
いかに敵を具材に乗せて一緒に落下させるかが重要になって来る。

Bボタンを押すと『コショウ』を使い敵を足止めする事が出来る。(倒す事は出来ない)
足止め中は敵を通過可能。
しかし、使用回数が決められており、1度やられたり、ステージクリアしても回数は増えない。
ステージ中に出て来る『アイスクリーム』や『コーヒー』等のアイテムを取る事で使用回数が1回増える。

操作方法

十字キー:移動
Bボタン:コショウ


点数は40点


良い点
・敵の誘導からの具材落とし


悪い点
・2面から難易度上がり過ぎ


良い点の解説

・敵の誘導からの具材落とし

敵を乗せて具材を落とした方が段の落下数が上がるので出来るだけ
敵を乗せてから落下させるのが望ましい。
勿論、その分危険性もあがるが…
だが、それによってハンバーガーがどんどん完成していくのはなかなかの爽快感がある。



悪い点の解説

・2面から難易度上がり過ぎ
1面はゲームルールを覚えるのにちょうどいいが
2面から段の間隔が狭まり具材の中央部に梯子があったり
敵を巻き込みにくいのに敵が集まりやすくなる。
敵の数も多いし敵を倒しても両端からすぐに復活するし
コショウの使用回数はやられても戻らない仕様。
実にキツイ!

2面でコレかよ…
もう少しこのゲームを楽しませてくれんのか?




最初、ル―ルなど前情報一切なしにプレイしていて

「具材を落として敵を挟み込んで倒すゲームか…」

と思って敵を挟むようにいていたが敵がすぐに復活してくるし
1段しか具材が落ちないので

「敵が多すぎ!」
「具材を落とす段が多すぎ!」

と、非常にイラついていたが、それから検索し、ルールを知り
プレイ動画を見て改めてプレイしたら
敵を誘導して一気に具材を落とし、それに伴ってどんどん完成する『ハンバーガー』を見て

「なるほど~。そういう事だったのか~」

と、納得してゲームの奥深さに感心したけど
2面からの難易度の上昇ぶりに閉口。
1面クリアしたらリセットという状況が続いた。


エンディングもなくループする。
演出が乏しいのが寂しいが初期のファミコンゲーだしなぁ~。
止むを得んか…

しかし、敵は食材とはいえバタバタと具材の上を駆けずり回った末に完成したハンバーガー…
あんま食べたくないような~。
ってか誰が食べんねん。

ハンバーガー好きの「ジーザス」の『バルカス』辺りはペロリを食べそうだが…
(取り上げたキャラが我ながらマニアックやな…)




ネタバレはなし




「魔界島」 レビュー (ファミコン)

2018-04-13 21:00:12 | ファミコンレビュー
トップビューアクション
開発はカプコン第一企画室
発売はカプコン
1987年4月14日発売

あらすじ

富、名声、力・・・
この世のすべてを手に入れた”伝説の海賊キャプテン”
『ビアド』
彼が残した記録は人々を海へ駆り立てた。

「その昔、悪魔が治める7つの島があった…
 しかしその悪魔は、海神の怒りをかい、波に呑まれ、海に没したという……
 私は、この一帯を根じろとし、この地に私の集めた財宝を残そうと思う。
 昔は『伝説の海賊』と恐れられたものだが、その私も、もう老いた…
 勇気ある者達よ、
 この宝を必要とするなら自らの手で捜し出すがよい」

男たちは七つの島を目指し、夢を追い続ける。
世はまさに大海賊時代!!



と、某海賊漫画アニメの冒頭ナレーションでアレンジしましたが
ストーリーの背景は大体、同じのはずだ(苦笑)

それで主人公に関して言えば…
『モモタルー』は海を荒らす『ひげ丸軍団』を倒し、
財宝を手に入れて人々を幸福にすることができるのか?


特徴

海上から船に乗っている状態で始まり
海賊船に接触したり、島に行く事でアクション画面に移行する。

[海上時]

十字キー:移動
Aボタン:高速移動

スタートボタン:ポーズ

海は上下がつながっているが左右は見えない壁があり
そこから先に行こうとすると「STOP」と表示され先にはいけない。



アクション面ではトップビューで
ゼルダの伝説1」と同じく
画面端に触れるとスクロールして移動する事になる。
『モモタルー』を操作し、タルなどを抱え、敵に投げつけて倒して進んでいく。

[アクション面]

十字キー:移動
Bボタン:物を持つ。
 物持ち状態でBボタン:物を投げる。
Aボタン:ジャンプ(物持ち状態でも可)

セレクトボタン:アクション面でアイテム確認とパスワードの確認が可能
スタートボタン:ポーズ

宝箱にある「POW」や「ハート」や「果物」を取ると体力が回復。
敵を倒すとその場で体力が回復する。
(吹っ飛んだリアクションをした後、数字が表示され体力が回復する仕様なので
 敵の吹っ飛び中に画面を切り替えると体力は回復しないので注意)
体力は99990まで増やせる。
10万を超えて表示はするものの、
体力的には1周してしまって実際の体力は0になるとの事で注意。

ジャンプ中でも体に当たり判定は残っているので
縦からの敵の体当たりや攻撃に対しては無力である。



点数は25点

良い点
・樽投げアクション

悪い点
・まず何をやっていいのか分からない。
・パスワード、海では見られない。
・ボスが弱い
・パワーアップ要素がない



良い点の解説
・樽投げアクション

 アクション自体は軽快であるが…
 まず、ここまで持っていくのが面倒なんだよなぁ…



悪い点の解説
・まず何をやっていいのか分からない。

 スタートをすると、何の説明などもなしに大海原に船1つで放り出される。

 髭人「は?」

 と、いきなり途方に暮れさせてくれる。
 島を見つけて隣接させても上陸できない。

 髭人「港じゃないと、接弦できないのか?」

 取り敢えず島の周囲を航行していく。
 やっと門みたいなものが見えるのでそこに入ろうとすると

『かき゛かなけれは゛ とひ゛らはひらきません。』


 と、表示されて突き返される。

 髭人「じゃぁ、鍵はどこにあんねん」

 と色々探し回る羽目になる。
 しかも上記の表示だけでそこが何の島か分からず
 どの鍵を探せばいいのか分からないという不親切さ。
 (鍵を見つけた時は入手した鍵が何の鍵か表示してくれるが
  どの扉に対応しているか分からんからなぁ…)
 島も傍から見て砂漠ばかりで違いも非常にわかりづらい。
 現在地を示す地図どころか座標なども表示されん。

 そして鍵探しに海賊船を見つける羽目になるがノーヒントである。
 それに海賊船はすぐに見つかる訳でもなく彷徨い続けて
 やっと海賊船を見つけるというレベルである。
 迷った山中を彷徨い歩いて人里をやっと発見するという所だろうか?

 海賊船に突入すると雑魚を倒して進んでいくとボスがいる。
 ボスはそれほど強くないのだが
 ダミーの海賊船があるのだ。
 それを倒しても通常の敵と同じく体力が回復するだけである。
 ここまで苦労させておいてヒントも出さずに体力回復だけって嫌がらせか?

 動いている船は何も所持しておらず停泊している船が鍵を所持しているのだが…
 必ず出すとは限らないのだ。
 現在、次の門に必要な鍵のみを出してくれる。
 つまり、7つの門があるので7つの停泊した船があるが
 最初の段階では最初の1つ目の鍵しか出してくれず、それ以外の船を攻略したところで鍵は出してくれないのである。
 タダの骨折り損である。

 停泊している船を探し出すのも一苦労なのに
 次に必要な島の鍵しか手に入れられない。
 何なんだろこの異常な面倒くささは。

 取説があると若干違うのだろうか?(未所持なので分からない)


・パスワード、海では見られない。

 セレクトボタンを押すとアイテムと同時にパスワードが見られるのだが
 それはアクション面だけであり何故か海では見られないのだ。
 海に揺られ続け、探索することが多いゲームなのに、何でパスワードが見られんのだ!
 というか、アクションしている最中にパスワードなんか確認するかぁ?


・ボスの殆どが動かない。

 7つの島には当然ボスがいるのだが大抵があまり動かない。
 こちらの攻撃は画面端まで届くので遠くから攻撃が可能。
 海賊船の船長のナイフはこちらの攻撃をかき消す効果を持つので
 接近を余儀なくされるが、
 島のボスの多くはかき消し効果がなかったり
 かき消し効果があってもボス本体に容易に当てられるという事があり

 「海賊船船長の方が実質強くね?」

 って事態が多い。


・パワーアップ要素がない。

 攻撃力が上がるとか、新しい武器が加わるとか、新たなアクションが可能になるとか…
 そういったパワーアップとか追加要素がないのだ。
 樽の代わりに球などがあったりするが使い勝手は変わらないし
 アイテムはあっても常時使用の物ばっかだしなぁ…
 面白味ねぇ…







ひとまず攻略サイトに直行し、地図ぐらい写した方がいい。
海は広く、ヒントは乏しく、地図もなく町など情報を与えてくれる場所もなく
海賊船の情報もないので海賊船探しが大変。

海賊船の出没地域は決まっていて、しかも攻略する島の順は決まっていて
次に必要な鍵以外は出ないようである。
広い海が恨めしい…
だから、色々探し回るのは無駄な時間を過ごすことになる。

何としても自力攻略したい方、暇を持て余して仕方ない方は止めはしませんけど…

アクションとしては
これと言って操作感に不満はないが
パワーアップしないし、敵の個性はあるがゲーム内のギミックも乏しく
パズル要素なんてのもない。ちと寂しい。

海で地図は表示されんし…
一度行った島にはワープ可能なんて便利機能はないし…
何か海での大変さを軽減させてくれるような面白要素も皆無だし…


『魔界島』

というタイトルなのに大海原を漂流してしまい
1つ目の『島』にすら辿りつけず脱落した人が数多くいたであろうゲームである。
島じゃなくて海そのものが魔界ってってかんじだよな。うん…







裏ワザ
・コンテニュー

 タイトル画面で「GAME」を選んだ状態にし
 上を押しながらスタート。

PS1)元々アーケードの『ひげ丸』のファミコン移植版と
 ファミコンオリジナル企画の『魔界島』が別々に開発が進められていたが
 『ひげ丸』側が魔界島に吸収され本作のような形になったとの事…
 だから、パッケージやゲーム中タイトルに「HIGEMARU」の表記が見られる。



PS2)海賊船…
 操舵輪が2つも設置してあるけどどー言う事なん?
 1つは舵でもう1つは?

PS3)本作発売同年にMSX2に移植され
 2006年にiアプリが出たとの事

ここからがネタバレ






















途中、「魔界村」を意識した島が出て来るんだよな。
ヘビ島

『アーサー』
『ゾンビ』『ブルーキラー』『一角獣』

が出て来る。

というかラスボスが
でっかい『レッドアリーマー』だし…
(正式名称は『デビル・ザ・レッドアリーマー』)

それなりに体力があれば『モモタルー』は
1回当たるとパンツ一丁になって2回目当たると骨になるって訳ではないので
『アーサー』よりも強い!!
『プリンプリン姫』もパン一オッサンより樽投げ青年に助けを求めた方がええで
(アホか…)

10万弱まで体力を上げられる本作
『レッドアリーマー』からの火の玉攻撃はダメージ100。
体当たりは4000。
最大体力だと25回、体当たりを受けるとこちらは死ぬ。
一方でラスボスの『レッドアリーマー』には12回、攻撃を当てると倒せる。

『モモタル―』お前最強やん。

ゲーム中後半で海上の地図がもらえるんだだけど

「今更?」

って感じが凄い。最初からくれよ。
だけど、海上ではメニューが開けないのであまり意味がない…

「よーし!島に着いたな!海の地上を見よう!」

って言うアホがどこにいるの?
パスワードの表示と言いなんで航海中に見られない仕様なん?

しかし、暗号解読して、ちゃんと理解した人がいるんだろうか?
幾つかのステージにあるモノリスに訳が分からない文字らしき物が表示されるが
中盤辺りで手に入れられる「チャート」に文字の訳し方が出て来る。
そんで明らかになるのが…

クック島「MARU」
カース島「NISHIKARA SAN」
ジャックナイフ島「TARU ZYUU」

髭人「丸。西から3 樽10?」

丸はジャックナイフ島のオッサンが「丸とは船の事だ」というので

正確には「船。西から3 樽10」

となるが…

髭人「はぁ?
 船に乗って西に3歩行った所から樽を10個投げる?
 どういう事なんだよ…
 この先、船に乗っている時に樽投げられる事態になるのか?」

おおかみ島で『ビアドの墓』があるって情報を受けて
橋が最後までかかってない状態。
謎を解けば橋が完全にかかるんだろうと予想する。
海上に出て船に乗り込むが樽を発射する事は不可能。
攻略サイトを見ると

 「『おおかみ島』内のアクションゲーム時
  停泊している船(絵的)に樽を10個投げつける」

だそうだ。

髭人「何で船に樽を投げると橋がちゃんとかかるんだよ…」

疑問がありつつ、そうすると確かに橋がかかった。

髭人「何で?」

原理の説明などはない。
考えたら負けって事なのかもしれない。
思考のドツボにハマると這い出るのが不可能。
発売当時、攻略本なしにまともにクリアできた人いたんだろうか?
(まぁ、多少はいたんだろうけども…)

ちなみに、このゲーム、マルチエンディングである。
宝玉の持っている数で3種に変化するとの事。
宝玉を3つ揃えると真エンディングを見る事が出来る。
(2つだと、キャラクター紹介が追加、3つだとスタッフロールが追加)

その宝玉集めもノーヒントなんだがな…
ただ、真エンディングって事もあって、キャラクターの紹介の曲はいい曲。
それが本作の唯一の救いって所だろうか?
「ビアドの宝」って事だろうけど…
ここまでの苦労を洗い流してくれるほどではない。
だけど、キャラ紹介の後にあるスタッフロールの曲は
うんざりするほど聴かされた航海時の曲なので実に萎えさせてくれるわ~


某海賊漫画の主人公は

「この海で一番自由な奴が海賊王だ!」

と言った。
本作はまず鍵探しに奔走する羽目になる。
鍵の出現の仕様上、島の攻略の順は選べない。

どこへでも行けると見せかけて
結局はレールの上を航海させられる訳だ。

自由度があまりにもない!!

そんなゲームなら態々プレイヤーが船を動かして海を探索するようなゲームではなく
単純にステージクリア型にした方が賢明であったと断言できる。
たまにカプコンもやらかすねぇ~。


しんどい…
ま、多くの続編やら関連作がある「魔界村」と比べて
本作は移植版があっても続編はない。

ラスボスもオリジナルではなく「魔界村」関連だしな…


好きな所に行こうとしても見えない壁があり行く手を遮られてしまう…
そんなあまりに不自由な海に
海賊王になりたがっている某主人公も

「何だこれ?
 悪〇の実の能力か!?

 このゲームの海で
 海賊王やるぐらいなら
 山賊王にでも鞍替えすっか?」

と言いかねないゲームである。






「銀河の三人」 レビュー (ファミコン)

2018-04-06 21:00:45 | ファミコンレビュー
PC「地球戦士ライーザ」のファミコン移植版(1985年)
RPG
任天堂から発売
1987年12月15日発売


あらすじ
西暦2300年。地球連邦を発足させた人類は宇宙に進出した。
その矢先、自らの戦争で失ったガルムは第2の母星を求め
宇宙を彷徨い2億6千万光年の旅をしたのち、地球という理想の惑星を見つけ
侵略を開始、しかし、ガルム側の攻撃は圧倒的で
スペースコロニー全てが破壊され33億人が死亡した。
残す地球はバリアーを張ったがバリアが破られるのも時間の問題であった。
地球総司令の大森ダイチは『主人公』と『ブルー』に
人類最後の希望である人型ロボット兵器『ライーザ』を託した。
『主人公』と『ブルー』は『ガルム』を倒し
地球を救う事が出来るのか?


特徴

まず、主人公の名前を決められる。
5文字まで入力可能。


フィールド面
宇宙空間を航行し、敵基地を破壊したり、惑星に降り立ったりするのだが
まず、宇宙空間での移動ではRPGのような十字キー操作で
移動するフィールドは存在しない。
大マップが開かれそこで目的地を指定し、
一定距離飛ぶことができる「ワープ」を繰り返す事によって目的地に向かうのだ。

例えば
地球~月までの間の距離が「10」だとしよう。
使用するブースターの数でワープ距離が変わる。

ブースターが
1個なら「10回」ワープコマンドを実行する事で到着する。
2個なら「5回」ワープコマンドを実行する事で到着する。
3個なら「4回」ワープコマンドを実行する事で到着する。(余りはなし)

といった具合だ。
ワープを1度する毎にエンカウントするかが決まるので
当然、ワープ回数が少ない方が望ましい。


月などの星に着くとサイドビューの別マップに移行する。
そこでは十字キーを用いて探索することになるのだ。
月以外の惑星では敵とエンカウントする。


次に戦闘面
こちらは『主人公』と『ブルー』の2機であるが
敵は最大9機の敵と戦う事になる。
1戦闘で出て来る敵の種類は全て共通である。

ドラクエで例えるのなら
スライムならスライムが9匹。
ドラキーならドラキーが9匹。
と言った具合で敵の種類が異なる『魔物の群れ』は存在しない。

それに、敵へ攻撃した時、1機目が当たると敵全機に命中する。(与ダメージは異なる)
逆に1機目を外すと全機を外した扱いとなる。

敵側の攻撃は1機毎の攻撃であり、『主人公』か『ブルー』に対して
当たったり外したりと見守る事になる。

こちらの攻撃は主に
『ビーム』か『ミサイル』である。

ビーム:消費などなく何度でも撃てる通常攻撃。
 後にアイテムによって3WAYや1WAYなど種類が攻撃の仕方が異なる。

ミサイル:所持しているミサイルを1~10発まで選択して発射する。
 1発毎に命中判定があるので数を増やすほど命中率や連続攻撃によるダメージが上がる。
 ビームと同じく1発当たれば敵が9機でも敵全機命中したという扱いである。

 ミサイルには種類があり、装備するのは1種のみ。
 異種を装填すると前のミサイルは破棄される。

他にコマンドとしては

ESP:超能力であり、種類はいくつかあり様々な効果がある。

逃げる:その名の通り逃走である。
 追いつかれる事も当然ある。
 そして宇宙空間のみ『ワープ』して逃げる事が出来る。(惑星、要塞内では不可)
 但し、ワープすると確実に逃げる事が可能だがHPを消費する。




得点は45点


良い点
・テンポの良さ
・レベル上がり時の通信

悪い点
・敵の色違い多すぎ
・場面ごとのレベル上限低すぎ
・エンカウント率高すぎ
・銀河の三人…?


良い点の解説
・テンポの良さ。
敵が最大9機も出ると戦闘に時間がかかりそうなイメージだが
敵は共通だが敵へのダメージもピッピッとすぐに切り替わる。

ピッ(敵1に〇のダメージ)
ピッ(敵2に△のダメージ)
ピッ(敵3に□のダメージ)
ピッ(敵4に×のダメージ)
ピッ(敵5に▽のダメージ)
ピッ(敵6に◇のダメージ)
ピッ(敵7に●のダメージ)
ピッ(敵8に▲のダメージ)
ピッ(敵9に◆のダメージ)

という要領で実にスピーディ。

・レベル上がり時の通信
レベルが上がった時などに地球から通信が入る。
その通信を食ってくる面々も個性豊かで
ブルーのリアクションもなかなか面白い。



悪い点の解説

・敵の色違い多すぎ
敵自体の種類が少ないのは仕方ないにしても
色違いがアホかってぐらいにいる。
少ない奴で4種。多いのだと20種である。
ドラクエで言う単色色違いってわけではないので…
「鎧の騎士」の種族が20種いるとかんがえればいい。

敵機体を見ただけで

「これは〇〇だ!」

ちゃんと区別出来るようになったら
『銀河の三人』マニアと名乗ってもいいんじゃないだろうか?


・エンカウント率高すぎ
何度もワープする事になるのにエンカウント率が高すぎてだるい…


・場面ごとのレベル上限低すぎ
イベントごとにレベル上限があるのだ。
これ以上レベルをあげたければ敵基地を破壊しろというような状態になるのだ。
そのイベントをこなすのに対してレベルが低くて敵に苦戦するっていうのではなく…
これは上記、エンカウント率の高さに影響しているのだが
意図的にレベル上げなどしなくても
敵と戦いながら進んでいたら勝手にレベルがカンストしてしまうのだ。
ちと敵さん出過ぎじゃ~ないかい?
レベル上がらないのに敵と戦うのがウンザリする。
一応、お金は貯まるが…

・「銀河の三人」…?
最初は『主人公』『ブルー』のみでライーザで出撃という2人。
前半のネタバレとながタイトルなので軽くバラそう。

序盤で出る「リミ」という少女を加えて3人なんだろうが…
『主人公』は寡黙、『リミ』は控えめ過ぎてロクに台詞がなく

イベントやらはやたら軽い『ブルー』が喋り
後、事態の解説などはオペレーターのドールである『ミオ』が喋る。

実質、

「銀河の1人と1体とその他」

やん。って言いたくなるんだよな。

『主人公』は名前を付けるのでドラクエみたいに主人公の分身で寡黙でも良いとしても
『リミ』はもっと目立たんかい。
せいぜい『リミ』はオペレーター枠なんだから
個人的に『ミオ』は早々に退場するべきだったんじゃない?





後、個人的にパッケージ詐欺やんって…
パッケージは
「マジンガーZ」や「デビルマン」などで有名な「永井豪」氏なんだけどさ…



ゲーム中では全く似てない。
頭抱えているのが『ブルー』なんだけどさ。
多分、彼はこう言っているのだろう。

「俺、『ブルー』って名前なのに金髪やん!」

ってね。
まぁ、ゲーム中の『ブルー』は髪色は緑なんだけどね…
信号も正確には青緑を青って言っているし~。
それに倣ったんじゃね?(どーでもええわ)

『リミ』もゲーム中はこんな露出の高い服を着てないしおっぱいも大きくないぞ!
いや!実は着やせするタイプで
脱いだらきっと凄いに決まっている!(身勝手な願望)



ここからがネタバレ






















レベル上限のキツさは最後にまで響く。
ラスト付近は当然敵が強い。
そして、敵要塞内は物凄く複雑。
だから、最大レベルであっても道に迷って長居していると
エネルギーなどを消耗して死ぬしかなくなる。
それぐらい、厳しい状況なのだ。運要素にも左右される。
だからラストはマッピングが推奨されるんだけど
3Dダンジョンでもないしトップビューでもないから描くってなると難しいんだよな。

アイテムは落ちてないし
ダンジョンでの敵は倒してもアイテム落とさないし…
じり貧になっていくのはあまりいい心地はしない。
遭難して食料や水を使っていくかのような感覚

敵も酷い。
「ガルバンゴル」
「デカパディン」

「ガルバンゴル」は
 まず700ぐらいの高いHP。
 『フォジー』というビーム威力低下技を使い、
 HPが低くなると『HP回復』を使い
 たまに『クライ』という敵を呼ぶ。

 「デカパディン」は
 体力は低いが
 攻撃力が高い。
 連続攻撃を繰り出す事もある。

この2種の敵は9機も出る事もある。
なんちゅー嫌がらせか…
最後の『ガルジャッカ』前の
「『ガルバンゴル』×9」とのエンカウント必至地帯は
心の底から地獄かと思ったわ(苦笑)
ちなみに「銀河の三人」で検索しようとすると「ガルバンゴル」の名前が候補に挙がる。


折角なので髭人が書き留めた通信と
ブルーのリアクションを挙げてみる。
抜けや誤字があるかもしれないが許せ!


地球学園3年2組の生徒
〇〇さんブルーさん、早く地球が平和になるよう頑張ってください。
僕の夢は大きくなったら牧場を開く事です。
その時には新鮮な牛乳を御馳走します。

ブルー:よし来た!
 牧場に牛乳のパック並べて月を肴に飲み明かそうぜ



宇宙中学応援団 アンザイ
 ビビったら負けや!ドキモ据えて頑張ってくれ オッス!
ブルー:任しとけ オッス


匿名希望の女
 陰ながら〇〇のご無事を祈っております。
ブルー:おおお…
 〇〇のプレイボーイ!隅に置けないぜ!



匿名希望:
 あなたと海辺で語り会える事を願ってます。
 どうかご無事で 



TV局(通信):あなた方の活躍を取材したいのですが
ブルー:ここまで来てくれたらOKだぜ。その代り命の保証は出来ない
TV局:ヒェェー
ブルー:ビビッてやんの


ブルー母
 ブルーや、あまり無茶な真似をしないでくれよ。
 〇〇さん、ブルーの事よろしくお願いしますよ。
ブルー:心配すんなよ、白髪が増えるだけだぜハハハ


ブルー母
 小さい頃のアルバム見ては
 母さんはお前の無事を祈ってる。
 無茶な事するんじゃないよ。
ブルー:心配すんなってブルー様は石橋をたたいても
 割らない慎重な男よ。ハハハ


ボストンのジミー
 ガルムのせいで教会を壊された。
 仇を取ってくれ
 ガルムのせいで花畑を壊された。
 ガルムを絶対絶対やっつけてくれ
ブルー:相変わらずくどい奴だぜジミー


地球応援団 アンザイ
 泣いたらあかん!
 男はどんな時でも堪えるもんや!オッス




ストーリーのクライマックス部分。
ガルムの皇帝の側近「ガルジャッカ」を倒すと皇帝が現れる。
だがこれは全てイベントであり、
本作は「ガルジャッカ」が実質ラスボスである。

(『ガルジャッカ』倒した時点でミサイル、回復手段が無くなってて
 「この後、ラスボス戦か…」と絶望感に包まれていた)

皇帝:10億年の長きにわたって私の傍で仕えて来たガルム1の強者…そのお前が…
 私は…私は悲しいぞ…私の偉大なる帝国がこのような命運を辿ろうとは
 しかしガルムは私であり私がガルムそのものなのだ。フ・ハハハ…!!

 よく来たな。私が帝王ウェライだ。君たちがここまで来たのは
 確かに運とは言えぬ。(ホント、運だよ…)

 そう 運などではない。(だから運だっつってんだろ!)
 この私がここに招待したのだ。君達の労を労う為にな。

 君たちの働きは確かに素晴らしかった。
 君たちを私が讃えよう。君たちの死をもってな。

ブルー:何言ってんだ!お前こそここでおしまいだぜ!
 俺の怒りのビームで成仏しやがれ!!

ビームを放つが帝王には無力。

皇帝:無駄な事を…
 君たちの心の中にあの愛と友情さえなければ…
 立派なガルム戦士になれるだろうに…
 殺すには惜しいことだ…
 しかしそうもいくまい。
 虫けらども消えろ!!

ウェライからのESPパワーが二人の脳に直撃(ミオは?)

ブルー:ギ.ギ.ギァアー!
主人公:うっ!頭が…破裂する…

リミからのテレパシーが届く

リミ:ペンダント!ペンダントを帝王に向けて!!
 そうすれば帝王のESPパワーを弾き返す事が出来るわ

ペンダントが帝王のESPパワーを弾き返した。

帝王:うっうっう…
 そのペンダントは我が妹リミのものではないか!?

帝王は激しい念力を放ち主人公の手からペンダントを奪い
ESPシールドでつつ込みこんだ。

帝王:そのペンダントは我がガルムの反ESP兵器。
 ESPパワーを反射させ敵を倒す事が出来る。
 しかし貴様らの望みもこれで途絶えた。
 ペンダントは私の1000Pの念力で包まれている。
 それに触れることは貴様らの死を意味する。
 今度こそ私のESPパワーで地獄へ送ってやる。

帝王はESPパワーを放つ。

ブルー:うわあー!
主人公:リ.リミ…どうすればいいんだ。
リミ:ペンダントしか助かる道はないわ。
ブルー:くそったれー!!
 俺は地球戦士だ!我が愛する地球をガルムの手に渡してたまるか。

ブルーはESPシールドの中へ突っ込み1000Pの念力がブルーに直撃。

ブルー:うおーっ!!

ブルーは力を振り絞ってペンダントを主人公に投げて倒れた。

ブルー:主人公よ。後はお前に任せた。
 俺はゆっくり眠らせてもらうぜ。
 …リミと幸せにな…

ブルーは死んだ。

主人公:ブルーーーー!!

主人公の手のペンダントはまばゆい光を放ち始めた。
ブルーの遺志がペンダントのパワーを強めたのだ。
主人公は帝王に向かってペンダントを掲げた。
リミもペンダントにパワーを送る。

帝王:ウゴォーーー!
 リミ お前は 私の妹だ!
 何故地球人の味方をする?
 我々ガルムの苦難の旅を忘れたか!?

リミ:私がガルム人?

帝王の叫びにリミは記憶を取り戻した。

帝王:リミ……
 お前は帝王の妹!
 私が死んだらガルムの意志はお前に引き継がれる…

ペンダントはさらに光を放ち帝王を命を奪ったのであった。

帝王を失ったガルムは全ての機能を停止し宇宙を漂うだけになった。


主人公は不安を胸に地球に向かった。

主人公:リミがガルム人?まさか…

地球に着き、3人で言った浜辺に立っていた。夕日を眺めるリミの姿があった。

リミ:私は全ての記憶を取り戻しました。
 ガルム人の2億6千万光年の苦難の旅の記憶を…

主人公:もう一度その記憶を忘れてくれないか…

リミ:忘れるわけにはいきません。
 私達の目的は第2のガルム星を探す事…
 そのためには人の規律を乱す”愛”という感情を捨てなければなりませんでした。
 人に”愛”を抱いた瞬間にガルムウィルスを発生し、消滅するように遺伝子操作されています。
 私はあなたを愛してしまいました。
 だから私はガルムウィルスを放ち死ぬ運命にあります。
 もうすぐ私の身体からガルムウィルスが発生し地球を死の星にかえてしまいます。
 あなたとガルムとの戦いはまだ終わっていません。
 私を殺して初めてこの戦いは終わります。

リミは突然主人公にレーザーガンを向けた。

リミ:あなたは私の兄の仇。
 私は地球人の敵。
 さああなたも地球を守るために銃を構えて下さい。

主人公はレーザーガンを構え、トリガーに手をかけた。

主人公:リミ愛しているよ。
リミ:私もよ。主人公

海辺にレーザーガンの乾いた銃声が鳴り響き
レーザーはリミの胸を貫いた。

リミのトリガーはロックされていた…

主人公:さらばリミよ 
 そしてブルーよ
 君たちの事は永遠に忘れはしない…


スタッフロールとなる。












いきなり『リミ』がウイルスで地球が死の星になるとか言い出すので戸惑った。
製作がこの撃ち合いをやりたいから(『リミ』は最初から撃つ気はなかったが)
主人公たちと行動に共にせず地球に残ったんじゃないかってちと思った。
PC版だと違うんだろうか?


キャラについて…

ガルム帝王の『ウェライ』
ガルム人の独裁をしていた自分が死んだらガルム機能停止って…
もはや、妹以外は駒としか扱ってないやん。
妹もか…しかも愛が芽生えたら死ねって…
ってか妹に対して兄妹愛ってなかったん?
案外、妹が別の男を好きになるのを許せなかったとかいうオチだったとか?
どんだけシスコンだよッ!
ってそれはないか…
ガルム人全員に愛が芽生えたら自爆とかだもんな…


リミについては…
帝王が『ガルジャッカ』は10億年も私に仕えて来たって事はお前10億歳以上?
その『ウェライ』のが妹って…『リミ』お前何歳なん?
それに月でカプセルで寝ていたって何でなん?
その点については明らかにされなかったな…
主人公に惚れていたけども…

「ハートを射抜かれた。2つの意味で」

って事では間違いではないかもね。



………

…………


うん!
あんま面白くなかったね。


主人公…
寡黙なのになぜか、『リミ』に好かれる。
『リミ』や『ブルー』を忘れないというが…
お前の印象としてはプレイヤーに忘れ去られる存在だったなぁ…
あ、リミを殺害したという意味ではインパクトはあるか…


そして最後に

ブルー…

「『ブルー』ちょっと可哀想過ぎない?」って思ったね。
三枚目キャラをずっとやり続けて最終的に死ぬって…
序盤「『リミ』と結婚して花屋をやりたい」つって宣言していたのに…
じゃぁ、肝心の『リミ』はっていうと主人公にぞっこん。
『ブルー』の名前を呼んであげたか思い出せないほどである。

散々、『ブルー』が『リミ』の事がが好きですアピールしているっていうのに基本

「…」

と無視。
『ガルム戦艦1』を破壊した後にブラックホールに吸われて
『リミ』が必死こいてESPで戻そうとして声に出すのは主人公の名前ばかり…
地球からの通信で『匿名希望』で主人公の事を気遣っていたが
恐らく通信の主は『リミ』だったのだろう。
『ブルー』ははなっから蚊帳の外…
で、それを聞いて『ブルー』は

「『リミ』は主人公の事が好きだったのか」

と、潔く身を引く。
じゃぁ、一方の『主人公』の方は寡黙でエンディング以外で喋るのは

「『ガルムベース』を破壊して地球は救われたと一旦地球に戻ったら
 実は外宇宙に『ガルム』の本体がいる事が分かり自ら『ガルム』との戦いを志願した所である」

『リミ』の事全く関係ない。何でこんな奴に惚れるのよん。
昔、少しプレイした時には

「『ブルー』うぜぇな…」

だったけど、今、思うと心から応援したくなるわ。
まぁ、そんな事を言ってみたけども…
『ブルー』は『主人公』と『リミ』の幸せを願いながら死んでいった。
だが、その『リミ』も後を追うように…
その展開に泣けるわ…
『ブルー』の母ちゃんの通信もなぁ…

いや、『ブルー』は
きっと、天国で再開したら『リミ』も『ブルー』の優しさに気付くだろう。
そんな『ブルー』はお望み通り『リミ』と一緒に仲良く花屋でもやっているとでも思えばいいか…


にしても『ミオ』はどうしたんだろ?
お前がペンダントを『ブルー』の代わりに取りに行けよと思った…
(ライーザの機体にくっついているんだろうか?)


ちなみに髭人は…
プレイ動画を見ちゃってエンディングも知っていたんだよね。
『リミ』は『主人公』に殺されるってね。
だから主人公の名前を『ひげじん』ってやると後味が悪くなるので
髭人が名付けた主人公の名前。5文字まで名付けられる。
しかも平仮名と片仮名が使える。
って事で髭人の主人公の名前は…

『リミキラー』

うん。
我ながら外道やね(苦笑)

………。


『銀河の三人』

をプレイした『髭人』は

『地球で一人』

がお似合いなのかもしれません(涙)






「ドンキーコング」 レビュー (ファミコン)

2018-03-30 21:00:57 | ファミコンレビュー

同名アーケードゲームの移植版(1981年7月9日稼働)
画面固定型サイドビューアクションゲーム
開発も発売も任天堂
1983年7月15日発売

あらすじ
元々『マリオ』のペットであった『ドンキーコング』であったが
『マリオ』が『レディ』に付き合ってから自分を相手にしてくれなくなったので
その相手である『レディ』をさらい工事中のビルに立てこもった。

『マリオ』は『ドンキーコング』の手から『レディ』を救い出せるのか?

特徴
ファミコン本体発売と同時に発売された作品のうちの1つ。
(他は、『ドンキーコングJR.』と『ポパイ』)


3ステージでの1ループ制。

1面と2面は『レディ』の元に『マリオ』が行く事

3面は鉄骨の一部分が黄色くなっている所がありそこを通過すると黄色が抜ける。
ステージ中のその黄色を全て抜くとステージクリア。

左右ボタン・・・移動
上下ボタン・・・梯子の昇降
Aボタン・・・ジャンプ

基本、攻撃手段を持たず、1面と3面にあるハンマーにジャンプして触れる事で
一定時間ハンマーを振り回しタルや火の粉を破壊できる。


点数は40点

良い点
・特になし


悪い点
・特になし




悪い点でボリューム不足と言いたいところだが時期を考えたら指摘するのは酷。
まぁ、ファミコン本体の発売の同時発売記念作品と考えるべきなんだろう。





wikiを見る限り色々と面白い逸話が見られるな。
まず、『レディ』は後に『ポリーン』という名前に変わったとか

「ドンキーコング」アーケード版の稼働時に『マリオ』の名前はなく
『ドンキーコングJR.』で名付けられたことによりそちらを採用したのだという。
決定前は「Jumpman」とか『救助マン』などと言われていたとか…

その『マリオ』のネーミングは米国任天堂が借りていた倉庫のオーナーが
『ドンキーコング』の主人公にそっくりだったことに由来。
名前は『マリオ・セガリ』



後は『ドンキーコング』をめぐって裁判なども起こされている。

調べてみると面白い。


あれ?「ドンキーコング」の逸話ばかりでソフトのレビューは?

うん…まぁ…

ちなみに髭人と本作との馴染みへ結構薄いんだよな。
ソフトを誰かがプレイする光景は見た事はあるものの
自分で実際にプレイするのは2017年9月10日までなかったりする(苦笑)

だから、感想も薄かったりする…
ファミコンゲーマーにあるまじき発言かもしれない(笑)



ここからがネタバレ






















3面をクリアすると『ドンキーコング』は地面に落下する。

しかし、
wikiで調べて『マリオ』…
元々のペットの『ドンキー』を落とすとか心が痛まないのだろうか?

いや、『マリオ』もタルとかの攻撃に当たると頭に輪っかが出るから死ぬんだろうな。
と、考えると飼い主とペットの殺るか殺られるかの生死を賭けた戦いだから…
そりゃマジにもなるか…

元々『ドンキーコング』が『マリオ』に構ってもらいたくて始まったのに…
嫉妬ってのは恐るべきものという所だろうか…

ただ、次作の『ドンキーコングJR.』では『マリオ』が『ドンキーコング』を捕らえて
その息子の『JR.』に…

壮絶な関係だわな。(笑)

ってカートで遊んでいたりするし和解したんだろう。
きっと…





「スクウェアのトム・ソーヤ」 レビュー (ファミコン)

2018-03-23 21:00:22 | ファミコンレビュー
19世紀に活躍した
小説家「マーク・トウェイン」原作の「トム・ソーヤ―の冒険」を
モチーフにしたゲーム
RPG
開発はスクウェアBチーム
発売はスクウェア

1989年11月30日発売


特徴

・フィールド面
通常のRPGのようなトップビューではなくサイドビュー型で
左右にスクロールし、奥と手前にマップの続きがあって画面切り替わるという方式。
がんばれゴエモン』や『タッチ』『スペランカーII』と同じ方式である。
(『タッチ』と『スペランカーⅡ』でイメージ出来る人いるんだろか?)

お金が存在せず、武器はない。
アイテムは物々交換などで入手していく。

仲間はかなり多く、入れ替えが可能。

セーブは『テント』を使用する事で行われる。


・戦闘面
手前に味方が背にしていて奥に敵がいるという形式。
その奥にいる敵だが豆粒ほど大きさであり遠近感を表していて
区別が大小の2種類ぐらいしか区別がつかない。
(名前も出ない)
こちらからの攻撃時はこちら側のキャラが奥で攻撃し
敵からの攻撃で敵がこちらに向かってくる。
敵がこちらを攻撃する事により接近してくるので敵の種類などの区別がつくのである。

それと、ダメージは小数点以下の表示があるが
現在のHPでは非表示である。


攻撃

キャラ毎に4つコマンドがあり

「たたかう」・・・敵1体を攻撃
「ひっさつ」・・・必殺技の発動
「アイテム」・・・アイテムの使用
「〇〇」・・・キャラ毎に効果が異なる

「ひっさつ」はあらかじめ設定していおく必要があり、
 成功すると読んで字のごとく敵を必ず倒せる。

 「師匠」と「弟子」という物を設定する。
 師匠とは技を仕掛けるキャラ(コマンドを入力する)
 弟子とは技をかける参加メンバーである。0~3人。
 だから弟子はいなくてもいい。
 
 最後は技の名前を入力する事で設定完了。

 技は1ターン目に発動させられない。
 

「〇〇」について

例、
トム:「にげる」(逃走)
ハック:「パス」(次のターンは攻撃を受けないがこちらも攻撃できない)

このゲームにはレベルと経験値がない。
ただ敵を倒すたびに能力がアップする。
但し、戦闘後に即パワーアップするのではなく
町で休んだり、道中にパンやお弁当を食べた時にパワーアップするのである。

やられた際

「こて・・」

という表記になるのが印象的



あらすじ
ゲーム中のオープニングをそのまま漢字変換

アメリカ合衆国
ミズリ~州
1855年の ある晩


崖からの光景が描かれている。

トム「ここは いったいどこだろう?
川向こうに ある町は
 どこなんだろう?」

エミー「トム 何言ってんのよ
 サウスエ…じゃないの。」

トム「サウス…? 知らないよそんなとこ…」

ジム「海賊の宝があの町の
 どこかに眠っているって 話ですだ」

トム「えっ ほんと? ほんとかい!」

ハック「ジムっ! エミ~っ! 早く来いよ
 出ないと 船が出ちゃうぞっ!」

トム「ハックっ! 俺も行くよ!」

ハック「ゴメン! トム 切符3枚しか
 ないんだ」

エミー「ハック ジム 早く 早くっ!」

トム「待ってくれよ ハックっ ジム
 エミ~……」

「トム! いつまで眠っているんだい。
 さぁ 早く起きるんだよ トム!」

そんな不思議な夢を見たトム。
お宝探しの旅が始まろうとしていた。


点数は30点

良い点
・「トム・ソーヤ」のゲーム


悪い点
・エンカウント率高し
・マップを把握しづらい。
・味方の入れ替えが面倒
・仲間の成長上限
・防御コマンドがない。


良い点の解説
・「トム・ソーヤ」を読んだ事がある人なら

「あのキャラだ!」

とか見つけてテンションが上がるんじゃなかろうか。
ちなみに髭人は未読




悪い点の解説
・エンカウント率高し

 そのままやね。
 戦闘後、数歩歩いたらエンカウントって…
 しかもエンカウント低下する方法がねぇ…

・マップを把握しづらい。

 左右スクロールするフィールドで手前と奥に道があるってのはいいけどさ。
 そのマップも複雑なんだよな。

 例えばAというフィールドに奥側に①、②と2本の道があり
 手前に③と1本の道があるとしよう。

 奥側
 ①に行くとBフィールドに移行するんだけど
 ②に行くとCフィールドが存在。

 Bフィールドにある奥マップに行くと
 Aフィールドの③に接続っていうような非常にわかりにくい構成。

 「夢幻戦士ヴァリス」みたいなもんだが
 あっちはゲーム内地図がアイテムとして存在するのに対し本作はなし
 しかも、本作の場合、森など似たような風景のフィールドが多く
 わかりづらい事この上ない。
 その上、上記のエンカウント率の高さと良い…


・仲間の入れ替えが面倒

 このゲーム、パーティからあふれるぐらいの仲間が出て来る。
 だから入れ替える事が必須なのだが、その仲間は固有の場所にしかいないのだ。

 例えば、
 A町の①地点にいる仲間もいれば
 B町の②地点にいる仲間もいる。

 一々探しに行くのが実に面倒である。
 各キャラの能力もそこにいかなければわからんし…
 一か所で入れ替えが可能なら分かり易くて楽なのに…
 ドラクエ3みたいに『ルイーダの酒場』的な建物。
 トムソーヤなら世代的に『学校』でええやん。
 様々な土地にいる仲間を収容している学校ってのは原作的にはそぐわないか…
 だからと言って『ルーラ』に該当するような町間を瞬間移動する手段はないし
 敵が出ず高速で移動できる『飛行船』みたいな乗り物もない。
 それでいてエンカウント率高いし…
 仲間拾いに行くの大変やねん。
 何か上手く軽減させるような事出来なかったん?

・仲間の成長上限

 各キャラに成長上限が設けられていてしかも一部キャラは低いまま上限を迎えてしまう。
 中盤までは何とか戦力として数えられても後半はあまりにも厳しく
 本作では武器や防具を装備して能力を強化するって事が出来ない為
 いくら好きなキャラであっても
 後半でも戦えるキャラに変えざるをえないってなるのが実情である。
 キャラ差別が著しいなぁ…


・防御コマンドがない

 仲間を入れ替えた時、大抵、パーティ以上の能力を持っているって事は少ない。
 それで育てる必要に駆られるのだが、
 このゲーム、防御コマンドがない上に全体攻撃を基本とする敵がいやがる。
 敵からの攻撃が始まったら避けようがないのだ。
 そして、このゲームは回復手段が乏しい。
 道具では基本的に全体全回復の「べんとう」か「パン」しかないのだ。
 個別回復するような物はない。
 そしてその「べんとう」「パン」も複数をすぐに調達できる代物ではない上に
 戦闘中は使用不可。




他のRPGとは一線を画したゲームってな所であるが
ハッキリ言ってゲーム的面白さには噛みあってないのが悲しい所。
事実、本作の似たようなシステムのRPGやシステムを進化させたような
RPGが出てないもんな。正直失敗やねん。
髭人は基本的に攻略サイトには頼らないが
エンカウント率の高さ、マップの分かりづらさ、戦闘の単調さで
中盤ぐらいで

「もうええわ」

と、攻略サイトにべったりだった。

コミカルな雰囲気とか戦闘での演出、
音楽の良さ辺りが世間的に評価されているようだけどね。
まずRPGで行くのなら
敵を倒して金を稼いで武器やら防具を買って強化する楽しみは必要だわ。
本作はあまりにもなさすぎる。


そうだ。
本作が何故メーカー名を入れた「スクウェアのトム・ソーヤ」なんて表記するのかというと
本作発売前に『セタ』から「トムソーヤーの冒険」ってアクションゲームが出ていたのだ。
名前がかぶる訳にはいかないし、
別メーカーだしシステムが違うから
「トム・ソーヤの冒険2」って続編扱いにする訳もいかない。
それの苦肉の策という所だろう。

ファミコンで同じものを取り上げていながら
別メーカーのゲームってのは版権ゲーだとある。

「ゴーストバスターズ」
「スターウォーズ」

かな。
「スターウォーズ」は『ナムコ』と『ビクター』の2つがあり、タイトルは一緒。
「ゴーストバスターズ」は『徳間書店』と『HAL研究所』の2つがあり、
後者は「NEW ゴーストバスターズ2」なんて『NEW』を付ける事で
『前作とは別』感を出している。
まぁ…
あのゲームの続編などと思われたらそりゃたまらんわな(苦笑)



本作をちょっとネットで調べてみたら
敵がリセットボタンと同じ処理をする敵がいるようだ。
ちなみに髭人は未経験。
確かにこのソフト、ファミコン中期には
珍しくコントローラでのソフトリセットが可能である。(スタート+セレクトボタン)

「押そうかな」

みたいなことを吐いていた敵がいたからな。
恐らくソイツだろう…
それがどーも誇張したんだか何だかで現在閉鎖された個人のゲームレビューサイトで
セーブデータをも消すという攻撃を持った敵がいたなんてデマが出たらしい…

髭人としてはその件についてノーコメント。
うちも間違いや勘違いを発信している事は多々あるからね~。(よく指摘されるわ…)
とあるゲーム紹介サイトでそのうち、
このブログ記事がデマの発信源みたいな取り扱いを受けるかもしれない…
気を付けたい所ではある。




ここからがネタバレ






















アイテムの効果が分からない物がいくらか出て来る。
(取説には書かれているようだが…)

勲章:このゲーム唯一、戦闘時にHPを回復させるアイテム。味方全員に効果あり
 後半の「長い森」に出て来るクイズ出してくるオッサンに正解する事でもらえる。

ノーヒントなのでスルーする可能性あり…
そんな重要アイテムを…
ってか何で勲章でHP回復?

古い金貨:戦闘中、使用した時に仲間全員を生き返らせる。
 もらえる場所は限られる。
 何で金貨で生き返る?

時計:敵を眠らせる。
 イベント的にゲットする。

クロス:使用者のどれかのパラメータを攻撃力に変換し
 敵全員にダメージ

海賊メダル:魔法を封じる
 ジョーが最初に持っている。


しかし、そう簡単に数を増やせない仕様なのに
イベント入手の戦闘使用回数があるアイテムがあるわな。
「ハト」「変身玉」
FFのエリクサーと同じで使わなかったな~。
折角ボス戦に使おうと思って温存していたら
ボスには効かないってパターンがあったりとか…


『魔法の靴』はもらえなかった。

『ジャック』とかけっこ勝負して勝つともらえるという移動速度上昇アイテム。

「よーいスタート!」

の掛け声もなしに走り出しやがって…
おかげで最初のリードから巻き返せねぇんだよ。タコ。
10回も連続勝負したら根負けして靴をくれるって仕様でええやん。
しかも移動速度上昇ってなんでそんなプレイ快適アイテムをプレイヤーに与えるのを渋るんだよ。
このケチンボ!!


フランクリンの所の3Dダンジョン。
とある部屋で右側には壁が無くて別のマップと接している所があったけどあれは酷い。
他の部屋も見た目的には壁などないのに見えない壁があって先に行けないのだが
そこの部屋のみ壁がなくて隣のマップに行けるって仕様。
実に意地悪そのものなつくりである。

さて、ラスト付近。
『サウスエンド』での化け物屋敷騒動を終えた後
長い森の小屋に捕まっている『ベッキー』を最初の町に送り届けて『ランプ』をもらい
最後の洞窟に行く。

暗くなるので『ランプ』を使い
洞窟途中で小さな崖みたいのがあって渡るのにメンバーに『ハック』が必要。
『ハック』が橋代わりを申し出る。
男塾みたいに、崖の端に手と足で固定して人間橋となるのだ。
その後、一番奥に宝を掘り起こすのに『スコップ』が必要。

宝箱を見つけると

「そこまでだ!ご苦労さん。
 今まで 海賊の宝を
 探させるため わざと逃げたふりを
 していたのさ。

 大人しく 渡せばよし
 さもないと 命はないぞ!」

と言って現れる「インジャン・ジョー」
(この時の1枚絵の色合い怖すぎひん?)

その「インジャン・ジョー」を倒し
宝箱を開けてエンディング


トム「見ろよ これは…」
ハック「時計台の鐘だがやっ!」

この時 後ろに男が 立って
いた事に 誰も 気が付かなかった

やっとの思いで洞穴を 抜け出すと
誰が置いたのか そこには いかだが あった


イカダに乗っている2人、夕暮れ時である。

暫くして ハックが言った。


ハック「なぁ トム このイカダ 誰のだろう?

 なぁ トム フランクリンの声 どこかで
 聞いた事 あるような気が しないか?

 なあ トム 何の為に こんなこと…

 なぁ トム 海賊ビッケと 船長には
 どういう つながりがあるのかなぁ?

 なぁ トム 船長は 昔 海賊で
 そうだ そうに違い…
 トムっ 聞いているのか トム!」

トムは考えていた
つかめそうで つかめないことを

もしかしたら 船長は 冒険が
どれほど 素晴らしい ものか その事を
教えてくれたのかもしれない

目的は 何だっていいんだ 大切なのは
冒険しようとする 自分なのかもしれない

暫くして トムが言った


トム「分からないよ でも…」

ハック「でも なんだい トム?」

トム「でも 何か 嬉しいんだ 本当の宝
 じゃなくても 後悔なんかしないさ!」

ハック「俺もだ!」

スタッフロール。
この時、ゲーム中のキャラなどが出て来る。


終了という運びである。
(他メンバーの会話はない)
エンディングの都合があって『ハック』は必須メンバーなのだ。
ちなみに『ハック』が橋になっている時にスコップで掘る事も出来る。
やめてあげて!
(ただ、掘っても何も出てこない)


だから、このゲームは

「『トム』と『ハック』とその他ゆかいな仲間達」

といった所だろうか?
確かに、髭人はプレイ時、戦力になっていたのは
『トム』と『ハック』だけだったからな。
他は入れ替わりとかで戦力がかなり低下して、強化もあんましてなかったし
足手纏い感が凄かった…

「こて・・」

とコケても基本放置(酷い)




さて多くのサイトでは本作を「良作」なんて評価が多いけど
エンカウント率、道の分かり辛さ、各所への移動など…
ゲームの遊びやすさを重視する髭人としては評価は下がらざるをえない。

ラストはイカダが出て少年の時の冒険感があふれている爽やかなものだったが
髭人としては

「よっしゃ―――!
 クリアだ――――!!
 このゲームもうプレイせんで済む―――!!」

という安堵の気持ちや解放感が強くてエンディングの内容、
全然頭に入ってこなかったもんなぁ~。


ってな訳でファミコンで
「トム・ソーヤ」のゲームは上記の通り出ている2作品の中で
髭人が勧める方を勝手に発表いたしま~す。

ジャンルは違う物を、比較するのは間違いかもしれんが…
髭人は遊びやすさを追求する主義があり、原作を全く知らず
アクション大好き。

よって髭人がオススメするのは!
夢オチ上等の


セタのトムソーヤー」です!!




つまらなければ押すんじゃない。

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