OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

庶民の味方

2013年11月15日 | 文化・芸術
偽装ばやり、である。
食品ばかりではない。
初心者をカリスマにしてしまうTV業界とかもそうだろう。
自分はどうか?

誉められる。
こころ動かずに、また、誉められた真似をする。

それは、贋作だ。

というようなことを画家の中川一政の随筆にあった。
と、このブログに書くのは、確か2回目かもしれない。 

今日は、娯楽天国公演「どんほい」を観る。
17年前のリニューアル公演だという。

そのときは知らず、だが、今回の「どんほい」は、はたまた小倉の演出にはぐらかせられながら、笑った。
私は笑う所で笑わないイヤな客であるが、思わず笑ってしまった。
哀愁の残る笑い、が娯楽天国かもしれぬ。

高畑も鷲巣も関口も小倉も笑った。スターウォーズ遊びも笑った。
今回、温泉に行ったつもりで男どもがパンツやタイツ・ももひき姿になるシーンでは、

ドリー・ファンクJrとテリー・ファンク VS ブッチャ―とタイガー・ジェット・シン

のタッグ王座を賭けた昭和のプロレスの名シーンを再現していれてほしかった。


庶民は美しい、そう訴えているのが、娯楽天国なのかな。

今回、記念の一文を頼まれていて、多くの方が書くのだと気楽に思っていたら、パンフに載ったのはたった5人。
常套句が使えない私は、省いてもいいと思って書かなかった。深く反省し、ここに。

劇団娯楽天国、25周年おめでとう!


すごいもんである。
娯楽天国の笑いは「哀」というスパイスまじりの庶民の味方でできているようである。
来年5月の「ゴド―を待ちながら」、今から楽しみである。

若手もよかった。輝いていた。






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