OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

洗練された仕事それぞれ

2011年10月08日 | 文化・芸術
青山のガラス専門ギャラリーで開催中の、船越美智代さんのガラスと箱瀬淳一さんの漆工芸のコラボ作品を観に行く。
それは精緻なもの同士が自然に溶け込みあい、ものを大事につくっていく姿勢が伝わる小さな愛おしい作品群であった。ゆったりした心持ちの方には持っていてほしい品々だった。

そして、そこからタクシーで六本木のAXISまで。
2階にあるGEMというイヤホン専門店へ。ガラスとのコラボでは終わらず箱瀬さんの蒔絵はイヤホンにまできたのである。
蒔絵の粋はその通りであるが、今どきのイヤホンは他との関係性を気にせず、気を感じられない鈍感人間製造器の面が多くなってしまったようであるが、ここのイヤホンは、いやみなく音楽を聴きながら会話ができるようなやさしい設計のようだ(でも曲によるな…)。狭いが面白いところだ。

隣にはデンマーク製の音楽システムを扱う同じ系列の専門店があり、ここもけっこう面白い。私はオーディオに弱いが、住居用ながらのハイクオリティがウリのようだ。

贅沢品というよりも潤いのためと感じられるのは代表はじめスタッフの感じのよさからか。
また行きたい場所となった。

家にたどりつく寸前、酒屋さんで、菊姫(のひやおろし)がめずらしく置いてあったので、弱いのに買い求めた。
輪島の箱瀬さんつながりで石川県ディである。

濃厚でうまい。輪島の酒もそれぞれうまいが都内ではほぼない。
弱い割には日本酒にうるさい私。弱いからうるさいのである。
青山のギャラリーでお茶をいただきながらいただいた小舟町のどら焼きも確かにうまかった。
箱瀬さん曰く「一番うまいどら焼き!」。お店の名前を聞いたが忘れた。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Anniversary | トップ | 言うのは自由である。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文化・芸術」カテゴリの最新記事