カメラ大好きおばあちゃん パート2

写真を撮るのが大好きな、おばあちゃんのブログです。
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新・心のサプリ 心療内科医 海原純子「こわいうっかりミス」

2023年01月08日 | 日記
少々古いですが2022年11月27日付で毎日新聞に掲載されていました。

考えごとをしていて降りるはずの駅を乗り過ごしたり、カバンにいれたはずのスマホを机の上に置き忘れたりと‥
誰でも一度はそんな経験があるのではないかしら。人に迷惑をかけず自分だけの失敗ならまあ!仕方だないと思え
るが、そのうっかりが人に迷惑をかけたり命にかかわるようなことにつながったりするなら一大事で取り返しがつ
かなくなってしまう。
このところ多発している子どもの置き去りや預け忘れの事故。先日の報道によると子どもを保育園に預けたと思っ
ていた父親が自宅でリモートワークをして保育園に迎えに行ったら子どもがいなくて、車に残したまま忘れていて
子どもは車中で亡くなっていた。
父親が保育園に送る際、預けたつもりでいたというような背景だった。男性が忘れやすいということではなく子ど
もを送るのは父親が車でということになっていて、いいお父さんなのではないかと思う。
普段は子どもを大事にしている父親だと自分がその大事な命を奪ったしまったという思いはどんなに苦しいかと思
うと亡くなった子どもも親も不憫でいたたまれない思いだ。
ほんの一瞬のうっかりミスは、慣れていることや日常的になっていることで起こりやすいといえる。初めてのこと
や慣れないことでは気が散る余裕がないから集中している。慣れていること、いつものルーティンワークは日常的
になっているから自動運転のように無意識に行動することがある。そんなときふと仕事のことを考えたりすると注
意力は低下する。
「人は今考えていることが人生のすべてになる」などといわれている。子どもを預けに車を走らせていても仕事の
ことを考えるその瞬間は仕事のことが人生のすべてになってしまっている。うっかりミスはそんな時に起こるのだ
ろう。慣れたこと、すらすらできること、慣れた道いつものことほど気を付けて丁寧に行動する必要があると思う。
ただ、いくら気を付けていてもうっかりミスは誰にでも起こる可能性がある。常に集中しているのは無理だから大
事なことや命にかかわることはいくつものセーフティーネットを用意するのが大事なのだろう。
ちょっとした上の空が引き起こす重大な出来事を防ぐため、慣れた出来事に対する姿勢をもう一度見直すことが大
事だろう。いろいろな場面で起こるうっかりミス、自分の周りで起きやすいのはどんなことか考えることが必要だ。

セーフティーネットということがよく分からなかったのでネットで検索しました。もともとは安全網という意味で
サーカスの空中ブランコや綱渡りのとき、万が一の落下に備えて張られている網のことです。
あらかじめ予想される危険や損害の発生に備えて、被害の回避や最小限化を図る目的で整備された制度やしくみ。

私は普段の生活でうっかりミスを避けるためカレンダーに書き込んである予定の内、 約1週間分をメモに書き出し
確認し、思いついたことや娘に言われた用事などをその都度書き足しています。