彦リン日記Ⅸ ~笑顔で楽しく感謝して!~

沖縄県宮古島に住むオッサンの日々の呟き日記!ゴリラ似の顔に、甘いもの大好き!☆

外間(プカマ)遺跡

2008年03月02日 12時10分52秒 | 発 見
道路拡張で宮古島のあちこちで工事が進み...
僕の住む家の近くでも建物を壊す工事で日曜の朝から大きな音を立てている
通称:北市場通り
かつては宮古島で1,2を争う繁華街であった...
通りのメインに北市場があり...多くの買い物客でごった返していた

実家のケーキ屋も北市場通りの中央部...それも北市場の向かいにあり繁栄した時代もあった...
幼い頃はよく...北市場内をかけずり回り遊んだものだ
今ではその北市場のなくなり...北学区からメインの場所が消えた

せめて北市場だけでも建て直して欲しい...北の繁栄を願ったが...それも叶わない
道路が拡張されるだけで...何の発展も希望も望めない
それに道も途中までで...
学校へ通じるスクールゾーンとしての拡張でもなく...
その中学校前の道路は交通量は激しい上に大型ダンプやバスが頻繁に通り...通学路なのに歩道さえない
宮古島のあちこちで道路工事が行われているが...なんでこんなところに道を造るんだと思われる場所も多い...なにはさておいて学校前の道路から整備して欲しいものだ

...ちょっと話がズレました

旧北市場跡地で...なんと中世(14~16世紀)に埋葬されたとみられる人骨が三体発見されたのです
埋蔵文化財法...とかいう法律に基づいて遺跡の発掘調査が本格的に始まった


調査で4つの層に分かれていていることが確認され...貴重な資料が発掘されている

特徴的なのが三体の埋葬された人骨
うち一頭は頭部もあり...ほぼ完全に近い状態で歯並びもしっかりしているとのこと...それが14世紀から16世紀のものだというから驚きです
そして...その三体の頭部がいずれも北西を向いてることにも関心が高い

その他にも...
宮古島で初めてと思われる...砂や土にレキを交互に敷き詰めた地行(チギョウ)と呼ばれる構築技術の敷石遺構も見つかったという

その他にも...中世の石を並べた石列や溝跡なども発見
また...数多くの土器や陶器...中国製の磁器...なんとなんと牛や豚、魚や貝などの動物遺跡も数多く出土している

旧北市場周辺には多くの御嶽(ウタキ)...神様を奉った場所...も点在するが
一帯は大昔宮古島を支配していた仲宗根豊見親(ナカソネトゥイミャー)の一系の墓所とされているが...今回の発掘で史実が証明される貴重な遺跡となる
今後の調査で宮古島の歴史を裏付ける大発見があることだろう

それにしても...
たぶん昔の豪族(王)の埋葬人骨だとは思うが...
ある意味お墓(墓所)の上に北市場があったと思うと...ゾッとするのは僕だけだろうか


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