Kaitsukeyaの独り言

『Kaitsukeya.com』のWebmaster HILO DIEGOが綴る日々の雑感と独り言...。

トウモロコシ・ビジネス

2007年11月23日 | 環境問題について考える
先日NH○を見ていると…最近人気のコモディティ・ファンドについてのドキュメントが放映されておりまして…。要は穀物などの先物取引の話です。

あまり株とか、こういうギャンブル的な事は嫌いなので興味はないのですが、ガソリンの代替燃料としてトウモロコシから作られているエタノール・バイオ燃料についての話は面白いというか、色々な興味が出てきました。

なんでもアメリカの農家は数年前から挙ってトウモロコシ栽培を大きく始め、現在は価格が下落している状況にはあるようですが…長期的に見てバイオ燃料となるトウモロコシの栽培に着手する農家がいまだに増えているようです。しかも多大な利益をこのトウモロコシで得た農家は、今度は出資者となりバイオ燃料製造工場に資本算入し、更にはトウモロコシの出荷を巨大なサイロを所持することによってコントロール(=価格のコントロール)までもしだすようになっているそうなのです。

しかもこれらトウモロコシは、遺伝子組換えされて生産効率を上げ、更により多くのエタノールが抽出できるようにまで品種改良が加えられているので、食糧としてのトウモロコシとは少々異なる品種なようなのです。世界では8億人の人がいまだに飢餓で苦しんでいるという状況を考えると…これはちょっと行き過ぎているといいますか…、自由競争という名の元の独裁だと思います。

しかも確か2010年までに今のバイオ燃料生産量の2倍強まで上げる目標を掲げ、アメリカ政府はこのバイオ燃料を作るために同年まで補助金(1ガロン当たり51セント)を出す方針におりまして…、実質ビジネス的な見解からみると2010年以降に採算の取れるビジネスになるのだろうか?という懸念があるそうです。要は生産コストが高すぎて…ガソリンよりもさらに値段が高騰する可能性があるようです。

更に付け加えますと、果たして環境にもこのバイオ燃料は良いのか?という疑問も多々最近は上がってきているようです。要は、トウモロコシ栽培からバイオ燃料製造までのコストが高い事から見ても分かるように、製造までの工程でかなりのガソリンを使うらしいですし、又、温暖化の削減につながるのか?と言いますと、これまた一概に削減に貢献している、とは言えないそうなのです。

なんだか…、これはアメリカが仕掛けた陰謀のような気がしてきました…。

ちなみに自動車などの代替燃料としては、これらエタノールの他にも水素燃料がメジャーとなってきておりまして、その他ですと…、以前見たサーフ・ムービーではプロ・サーファーのクリス・マロイがサラダ油で走る車に乗ってアメリカ西海岸から確かパナマまでサーフィンをしながら旅をするといのがあったかと思います。ガソリン・スタンドに寄らずにスーパーで給油する車…。これはこれで面白い気がしますねぇ~。

今後さらに色々な代替燃料もでてくることでしょうね!








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