NASAより宇宙に近い町工場
を読みました。この会社は、北海道は赤平市という小さな過疎化が進む小さな市にある会社なのですが…、本当に国からの援助なしに単独でロケットを打ち上げており、人工衛星そしてロケット共に既に打ち上げに成功している会社なわけです。かのホリエモンもライブドア時代に来社したことがあるらしく…、投資の話までしていたらしいです（実際はこの会社側が資本受け入れを拒否したようですが…）。
そして具体的な本の内容は？と言いますと…、この会社の生い立ちから始まりロケット開発過程の中での色々なお話が書かれているわけですが、終始会社の、そして自分の中の内面における精神論的な話が多いです。
『どうせ無理だから…』と言った（思った）時点で、物事はうまくいかなくなる。物事の限界点というのは、自分の中にあるわけで、自分があきらめた時点でそこが限界になってしまうのであります…。
分野はまったく違えど同じ物作りをしている立場からしてとても良い気付きになったかと思います。物作りをする上で一番の問題は妥協をする事です。特に家のような業界の場合、どこもが似たり寄ったりな商品を作っているわけで…、そこから一歩先を行くには、先ず商品面でリードしなければならないわけです。しかしそこでコスト面で…、品質面で…、妥協をしてしまっては意味がないわけです。
『だったらこうすれば…』という継続的な思考と共に、常に打開策を見つけ、絶対にあきらめない姿勢。それが強いては自分の自信へと繋がり、業績もアップするのだと思います。物事に限界（完成）という言葉はないと言われますが、それはあくまでもそれに関わる人々が『これをよりよくするためには？（だったらこすれば…）』という考えのもとに進化を遂げているのだと思います。
NASAより宇宙に近い町工場
の中で著者が終始語っているのもこのポイントであり、『どうせ無理…』という言葉を根絶し、『だったらこうすれば…』という精神で新規事業である宇宙事業を立ち上げ、気が付くととんでもないことをやらかしていたわけです…。何事にも諦めず突き進んでいく精神…。見習わなければなりません…。
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