Kaitsukeyaの独り言

『Kaitsukeya.com』のWebmaster HILO DIEGOが綴る日々の雑感と独り言...。

タヒチアン パレオができるまで…!?

2011年11月08日 | 豆話


ハワイやタヒチで売られている、綺麗で鮮やかなパレオ(腰巻)…。タヒチアンダンスやハワイアン フラダンスでも多々用いられる他、ビーチなどでも使い方は多岐に渡り、マット(ござ)としてだけでなく、何十通りにも渡る身に着け方も存在します。

そんなパレオってどういう工程を経て作られているのだろうか!?と思ったことありませんか?

実はひょんなことからフランス人デザイナーさんが経営するパレオ工場を見させてくれるという機会に恵まれ、実際目で見てきました!!!!

パレオがどうやって作られているのか?長年の疑問が解けてスッキリですね!!!!写真も撮らせてもらったので、ここで皆さんにも紹介したいと思います!なかなかこういうチャンスはないと思います!関係者の皆様ありがとうございました!!!!



さてパレオと言っても今日は、従来からの手作業によって一枚一枚に色を入れていく、ハンド・ペイント・パレオ(所謂手染めパレオ)からスクリーン・プリントを使った大量生産ができるパレオ、ステンシルを使ったパレオなど様々存在するようです。


今回見学させて頂いたのは、パレオの中でも最も高価である、一枚一枚ハンドペイントで染め上げていくハンド・ペイント・パレオであり、ろうけつ染めと呼ばれる手法で作られています。完成したパレオを見ればすぐに分かりますが、綺麗なグラデーションが出るのはこの手法のみなようです。



先ずは染め上げる生地の裏にデザイン画を置き、そこに溶かした蝋(ロウ)をデザイン画の線に沿って生地に入れていきます。これがなかなか難しそうで、ある一定のテンポを保ちつつ、また蝋が固まらない内に一気に描き上げていく必要があるようです。




蝋で描き上げたのが(↑)こちら。




その後はこのように手で色を入れていきますが、蝋で描かれている線には塗料が染み込まないわけで、これが要するに「ろうけつ染め」と呼ばれる所以なんですね!この色付けもかなり高度な技なようで、蝋に囲まれている部分全てに色を入れるのではなく、敢えてスペースを開けたり、はたまた違う色をにじませたり…、完全なる職人技です!



色を入れ終わると、暫く太陽にさらして塗料を乾かします。ここまで来るとだんだんと出来上がりが予想できますね!




その後は大きな釜に入れられ、ぐつぐつと煮ます。これで蝋が落ちるようです。蝋が落ちた部分は当然塗料が染み込んでないので、白い生地のままです。




蝋が溶けた後は綺麗な水で何度も洗われます。




その後は乾燥の為このように干されます。見ても分かるようにだいたいパレオ3枚が一つの生地から作られるようです。ここのパレオは通常サイズよりも若干大きめ。というか大きさは自在にできるようなのですが…通常で2ヤード以上(約190cm)の大判パレオです。

生地が乾燥したら、今度は1枚1枚に切り分け、縁の処理(メロウ始末が通常)を施し完成です。




この工場では最終チェックポイントが設置され、ここで最終的な厳しいチェックがされています。小さいステイン(シミ)なども除外されていました…。


う~ん、これはかなり職人技を必要としますね!手染め(ハンドペイント)パレオは、このように何段階も経て作られています。


さて、そんな高価な手染めパレオですが…、実はこの度当店MuuMuuMama(ムームーママ)にて取り扱うことができるようになりました!!!!


当工場からの正真正銘の直輸入品ですので、当然価格はどこよりも自信ありです!プラス、品質にもこだわっておりまして、最上級の生地を使って染め上げてもらいます。


更にオリジナルの手染めパレオのご注文も承りますよ!!!!


ご期待下さい!!!!


MAHALO!!!!