太陽 ★★★★ 新宿ジョイシネマにて
監督 アレクサンドル・ソクーロフ
出演 イッセー尾形
佐野 史郎
桃井かおり
2005年 ロシア・イタリア・フランス・スイス合作
1945年 夏 戦争の中で、「人間であるのに人間であってはならない存在」昭和天皇ヒロヒトは孤独で、苦悩していた・・・。
噂通り、面白く見ました。
この映画がフィクションだと分かっていても、もしかしたら本当にこうだったのかもしれないな・・・と思わせるくらい、ヒロヒトが人間味あふれた人として描かれていた所に惹かれました。
ひまひまの勝手なイメージとして、昭和天皇は自分の意見をそう語らず、周りからの意見に頷くような人という感じがしたが、違っていたのも面白かった。
終戦を迎え、皇后や子供達が疎開先から戻ってきて、初めて皇后と会うシーンはとても普通に描かれ、「私はもう神ではない・・・。この運命を私は拒絶した」という所にヒロヒトがやっと解放され喜んでいる所に、この人も辛かったんだ!ということが、良く伝わって来ました。
イッセー尾形さんのヒロヒト天皇は、ずっと抑えた演技で、私達が知っている昭和天皇によく似ていました。(あの口元なんて本当にそっくり!)
また、画面はカラーを押さえたセピア色で、それがまたどんよりとしており、その心の色のようでよかったように思いました。
それにしても、このロシアの監督は何故にヒロヒトを描こうと思ったのかしら・・・。そして、反対になぜ今迄、日本人はだれもこの様に描かなかったのかしら・・・。そういう風に考えて見ても面白いです。
監督 アレクサンドル・ソクーロフ
出演 イッセー尾形
佐野 史郎
桃井かおり
2005年 ロシア・イタリア・フランス・スイス合作
1945年 夏 戦争の中で、「人間であるのに人間であってはならない存在」昭和天皇ヒロヒトは孤独で、苦悩していた・・・。
噂通り、面白く見ました。
この映画がフィクションだと分かっていても、もしかしたら本当にこうだったのかもしれないな・・・と思わせるくらい、ヒロヒトが人間味あふれた人として描かれていた所に惹かれました。
ひまひまの勝手なイメージとして、昭和天皇は自分の意見をそう語らず、周りからの意見に頷くような人という感じがしたが、違っていたのも面白かった。
終戦を迎え、皇后や子供達が疎開先から戻ってきて、初めて皇后と会うシーンはとても普通に描かれ、「私はもう神ではない・・・。この運命を私は拒絶した」という所にヒロヒトがやっと解放され喜んでいる所に、この人も辛かったんだ!ということが、良く伝わって来ました。
イッセー尾形さんのヒロヒト天皇は、ずっと抑えた演技で、私達が知っている昭和天皇によく似ていました。(あの口元なんて本当にそっくり!)
また、画面はカラーを押さえたセピア色で、それがまたどんよりとしており、その心の色のようでよかったように思いました。
それにしても、このロシアの監督は何故にヒロヒトを描こうと思ったのかしら・・・。そして、反対になぜ今迄、日本人はだれもこの様に描かなかったのかしら・・・。そういう風に考えて見ても面白いです。