サッドヴァケイション ★★★

サッドヴァケイション　★★★　　　新宿武蔵野館にて

　　　　監督　青山　真治
　　　　出演　浅野　忠信
　　　　　　　　石田　えり
　　　　　　　　宮崎　あおい
　　　　　　　　オダギリ　ジョー

　　　２００７年　　　日本


中国からの密航者を北九州に手引きしていた健治が自分を捨てた母を見つけ、その母と暮し始めるのだった・・・


いままで、少し苦手であった青山　真治監督の作品なのですが、ひまひまがたまたま見た評が良く、見てみたいと思い映画館まで足を運んだ。

なんと言っても、出演者が凄い！！有名どころがとにかくこれでもかーと言うくらい出演し、それだけでも飽きない

そして、この映画が「母親」というものをくっきりと描いているという所が、ひまひまを飽きさせなかった！！
どの批評でも母の大きさや強さを描いたものと言っているが、ひまひまは「母親」の怖さを見たような気がした。「男なんて好きなことしてればいいのよ　私には子供がいる」というセリフがずっと引っかかっている。

そこで、やはり自分と比べてしまうとひまひまにはあの強さはない・・・（兄が弟を殺してしまい兄が刑務所に入ってしまうが、母は兄にはっきりとみなであなたが帰ってくるのを待っているというところは圧巻だ）

ただ、これは現実的ではなく少し変わった母だとは思うのだが、こういう人もいるかもしれない・・・

いろいろな意味で「母親」という物を、考えるきっかけになるかもしれない。

ということで、★は３つ半です。