私の住むこの地域にはドイツ系の企業が多く
ドイツ語を母国語としている人たちが
この時期 転勤という形で遥か日本にお引越ししてきます
引っ越し先の住まいで、不具合な箇所などの修繕はご自分達でされる方が多く
工具等を扱っているうちの会社で商品を購入してくださる機会があります
しかし・・・まことに残念なことに言葉が通じない。
言葉がだめならせめて
絵を書いて会話を・・・と考えますが
私達夫婦は
絵心においては自慢できるくらいまったくといっていいほど才能がない
英語を使ってみるがこちらの発音の悪さに通じない
また相手様の発音の良さに聞き取れない
一番最悪なのはお客さまの方にも絵心がない時。
脳が停止状態になってしまって、その状態を通り越すとお互いに笑いが出てきて止まらなくなる
工具なら
のこぎりやハンマーそしてペンチや穴を開けるキリなどある程度ジェスチャーで何とかなるが
一番厄介なのは
ネジ
ネジといっても太さが1ミリ刻みであり、長さも2.3ミリ刻みである。
そしてネジには使用される場所によって材質やメッキ加工されている物まであり幅広い。
同じ日本人同士でもネジの販売にはいくつかこちらから質問をして商品をお出しする場合があるのに
言葉が通じず、絵を描いてもお互いに理解できないという状況がたまたま連日起こっていて・・・
ほぼ毎年この時期は
ドイツ人恐怖症に陥る私でございます
最後に少しだけネジのお勉強を・・・

この3本は頭が六角形になっている
ボルトと呼ばれるものです
真ん中ボルトは途中までしかネジが切れていませんね。こういうのを
半ネジボルトと呼び
上下のボルトは上から下までネジが切ってあるので
全ネジボルト呼ばれています
下のボルトは
ステンレス製で真ん中と上のボルトは
鉄の素材にメッキ加工がしてあります
そのメッキ加工でも色の違いで用途が若干違う場合があります

これは一般に
ビスと呼ばれる方が多いですが
先端が尖っているのと平らなものがあります。
先の尖っているビスは用途的にコンクリートに打つのか、木に打つのかはたまた・・・その違いで種類がさらに分かれます

これらは頭の形が違います
専門用語で言うと左から
皿頭・トラス頭・バインド頭・なべ頭となっています
電車の窓枠や手すりなどにビスが使用されていますが、その多くは左から2番目の
トラス頭のビスです

これは
キャップと呼ばれる商品で頭に六角形のクボミがあり横の六角形の棒で閉めこんでいきます
最近の組み立て型の家具にはキャップが多く使われていると思います
これらの形状の商品が1ミリ刻みで太さがあり、長さも果てしなくサイズがあります。
皆様の今後の人生の中で必要になるかはわかりませんが、とりあえずは入門編として
今日はこれくらいにしておきましょう(笑)