http://www.naoj.org/j_index.html
国立天文台すばる。日本が誇る天体望遠鏡のある観測所だ。ハワイ島マウナケア山頂に所在している。そのすばる、この間のハワイ沖の地震で被害が出ているらしい。
十年ほど前にとあるご縁で、マウナケア山頂に連れて行ってもらって建設途中のすばるも見せてもらった。すばるもスゴイけれど、マウナケアの環境に度肝を抜かれた。
富士山より高い四千メートル級の巨大な赤い土の山!舗装もされていない道をガタガタ揺られ、赤い土ぼこりをあげながら車で登っていったのだが、ぺんぺん草も生えないような乾燥した荒涼たる光景は、「ここは火星?」と錯覚しそうだった。
テッペンに着いて車から降り、まずは一言。「さ、寒い・・・。」そして、空気が「う、薄い・・・。く、苦しい・・・。」間違いなく人間の住める環境ではありません。少し動くと目の前は酸欠で青い霞がかかってくるし、唇や喉、お肌にいたるまであっという間に乾燥してカサカサになってくる。ペットボトルは破裂しそうなくらいまで膨れ上がっているし、それどころか、自分の顔も見る間に向くんでくる始末。すばるで働く人たちは、本当に大変でしょうな・・・。
帰りがまた、えげつない。暗くなってから車で山を下りたのだが、付近にはすばるを始め、各国の天文台が幾つも建設されている。天体望遠鏡はわずかな光を観測する場所なので、車のヘッドライトは使用禁止なのだ。勿論、街頭もない。鼻をつままれても判らないような漆黒の闇の中を、スモールライトで山を下っていく。視界はわずか一メートルほど。ガードレールもなく、道の片側は崖と言ってもいいような急斜面。うっかりしたらごろごろと車体は転がり落ちていくだろう。慣れとは怖いもので、案内してくれた友人はその道を結構なスピードで車を走らせていたが、正直、生きた心地はしなかった(爆)。
でも、マウナケアで見た夜空はきっと一生忘れる事はない。信じられないような量の星が空を埋め尽くしている。それも上も前も横も後ろも、視界の全てに星が瞬いている。SF映画で見るような宇宙ではない。もっと神々しく、神秘的で、吸い込まれるような恐怖すら感じさせられる。自分の存在も時間も空間も、全てを忘れてしまう。とても現実のものとは思われないような、夢を見ているような光景だった・・・。神様というものが存在するならば、あの瞬間、私は確かに神様の姿を目にした。(・・・と思った。)
子供がもう少し大きくなったら、必ず連れて行こうと思う。自分達が存在する宇宙がどれほど大きく、素晴らしいものか。私たちの存在が如何にちっぽけなものか。そのちっぽけな生命が今生きているということがどれほど奇跡的なことなのか。
現在すばるは点検・修理中だそうだが、ハワイ島に行く機会がある方はぜひ、マウナケアを訪れる事をお薦めする。すばるには辿り着かなくても、その足元にある「オニヅカ記念館」(日系アメリカ人初の宇宙飛行士・チャレンジャー号爆発事故にて死亡。)あたりからでもかなりの星空が楽しめると思う。ダイヤモンド・ヘッドや、ホノルル・マラソンや、マリン・スポーツや、カラカウア大通りで買い物するだけがハワイじゃないぞ!(笑)
国立天文台すばる。日本が誇る天体望遠鏡のある観測所だ。ハワイ島マウナケア山頂に所在している。そのすばる、この間のハワイ沖の地震で被害が出ているらしい。
十年ほど前にとあるご縁で、マウナケア山頂に連れて行ってもらって建設途中のすばるも見せてもらった。すばるもスゴイけれど、マウナケアの環境に度肝を抜かれた。
富士山より高い四千メートル級の巨大な赤い土の山!舗装もされていない道をガタガタ揺られ、赤い土ぼこりをあげながら車で登っていったのだが、ぺんぺん草も生えないような乾燥した荒涼たる光景は、「ここは火星?」と錯覚しそうだった。
テッペンに着いて車から降り、まずは一言。「さ、寒い・・・。」そして、空気が「う、薄い・・・。く、苦しい・・・。」間違いなく人間の住める環境ではありません。少し動くと目の前は酸欠で青い霞がかかってくるし、唇や喉、お肌にいたるまであっという間に乾燥してカサカサになってくる。ペットボトルは破裂しそうなくらいまで膨れ上がっているし、それどころか、自分の顔も見る間に向くんでくる始末。すばるで働く人たちは、本当に大変でしょうな・・・。
帰りがまた、えげつない。暗くなってから車で山を下りたのだが、付近にはすばるを始め、各国の天文台が幾つも建設されている。天体望遠鏡はわずかな光を観測する場所なので、車のヘッドライトは使用禁止なのだ。勿論、街頭もない。鼻をつままれても判らないような漆黒の闇の中を、スモールライトで山を下っていく。視界はわずか一メートルほど。ガードレールもなく、道の片側は崖と言ってもいいような急斜面。うっかりしたらごろごろと車体は転がり落ちていくだろう。慣れとは怖いもので、案内してくれた友人はその道を結構なスピードで車を走らせていたが、正直、生きた心地はしなかった(爆)。
でも、マウナケアで見た夜空はきっと一生忘れる事はない。信じられないような量の星が空を埋め尽くしている。それも上も前も横も後ろも、視界の全てに星が瞬いている。SF映画で見るような宇宙ではない。もっと神々しく、神秘的で、吸い込まれるような恐怖すら感じさせられる。自分の存在も時間も空間も、全てを忘れてしまう。とても現実のものとは思われないような、夢を見ているような光景だった・・・。神様というものが存在するならば、あの瞬間、私は確かに神様の姿を目にした。(・・・と思った。)
子供がもう少し大きくなったら、必ず連れて行こうと思う。自分達が存在する宇宙がどれほど大きく、素晴らしいものか。私たちの存在が如何にちっぽけなものか。そのちっぽけな生命が今生きているということがどれほど奇跡的なことなのか。
現在すばるは点検・修理中だそうだが、ハワイ島に行く機会がある方はぜひ、マウナケアを訪れる事をお薦めする。すばるには辿り着かなくても、その足元にある「オニヅカ記念館」(日系アメリカ人初の宇宙飛行士・チャレンジャー号爆発事故にて死亡。)あたりからでもかなりの星空が楽しめると思う。ダイヤモンド・ヘッドや、ホノルル・マラソンや、マリン・スポーツや、カラカウア大通りで買い物するだけがハワイじゃないぞ!(笑)
だ、大丈夫っすか?だいぶ地すべり起こしてますよ??
ハワイ、確かに日本人多すぎです。オアフ島のメイン通りを歩いていると興ざめです(怒)。たいてい、日本人の寄り付かないショッピングモールとかに行ってしまうちえぞーなのです。・・・さらわれない程度に気をつけてますけどね、一応。
・・・ははは。待たせたな!(壊)
壊れたのはNAO様のハードでなく、わしの脳みそじゃ。介護してたもれ。
あかん・・・まじな話が。
そうそう!ハワイは、トレッキングとかもっとこうね、・・・日本人が少ないとこに行きたいですう。(小声)
え~、どちらに行かれたのでしょうか?興味津々です。広大な自然の中に来ると、とても敬虔な気持ちになりますよね。宇宙飛行士が宗教家になってしまう気持ちがわかるような気がします。
NAOさま
壊れたのってハードじゃなくて、ソフトの方らしいからね。あのニュースで、ご亭主がハワイに出張するんじゃないかと心配(?)していました。転勤だったらまた遊びに行くのに(こらこら)。
年齢制限があるのね~。じゃ、うちは当分行かれへんやん。チビ子が修学旅行で行く方が早いかもしれないね(笑)。
やっぱり共同出資でハワイ島に別荘買おうか?なんちゃって(笑)。
活火山のキラウエアあたりはあまり揺れず マウナケアの方がかなり揺れたようです。。。
三年余りのひと時とはいえ 毎日あの環境へ自動車通勤してたオット(日本とは一味違う通勤地獄ですな)
今回ハワイから呼び出しがかかることはなかったけど
会社的にはバタバタしている模様です・・・。
マウナケアの星空見たら人生観かわるくらいの衝撃うけるよね。
山頂には子供は上れないので(たしか16歳以上だったかな・・・)下の子がその年齢に達したら ハワイへ行きたい!
青空もすごく澄んだ青空ですいこまれそうに
なりました。
そこは、風の谷のナウシカの構想になった場所
でもあるらしいのですが、
標高2,500mの谷間の山肌にひっそりとある
集落で、周りは6,000m級の山々、深くえぐれた
谷川、川の対岸に広がる草原。。。
昼は、風の音しかなく、夜は、完全に漆黒の闇
人にも生物にもほとんど会わない世界。。。
人間の存在ってほんまに塵のようなもんやなと
ショックを受けた場所でありました。
えらい先の話やな~(笑)。私もチビ子に「一緒に海外旅行しよな~。」と今から言い聞かせているのですが、まずは先立つものが必要ですからね・・・。今のうちに稼いでおかなくちゃ
私はたぶん高山病にかかりそうなので、行けそうも無いな・・・。うちの場合は、エアーズロックに友達と行った時に、凄く感動したので旦那が定年でもしたら行こうかと思っています。まだまだ先の話だけど(笑)。