丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

赤ちゃん療法?!

2005年09月04日 | お仕事
 職場の話第二弾!(takkyさま、ネタの提供ありがとうございます)
 前の記事に載せた現在の職場(デイサービス)は現場での職員のほとんどが女性だ。それも看護師2名、介護スタッフ1名、私を含めた計4人が1歳から3歳までの幼児を持っている。ちなみに職員数は8名だから実に半分だ!うおぉ・・・自分で書いていてびっくりした。
 保育園はご存知の通り、働くお母ちゃんの強い味方だ。保育園がなければ兼業主婦はなりたたない。でもその保育園も盆と正月には休みがある!しかし職場には休みがない!!ついでに亭主も同業者なので人様が休みの時には仕事がある!ピンチヒッターの祖母も都合の悪い時がある!!「わ~、どないしょうぅぅ!!」
 そういう時、うちの職場は有難い事に子連れ出勤大歓迎!というとても奇特な職場なのだ!! 
 スタッフの一人にベテラン保育士がいるのだが、彼女は保育士としてデイにいる訳ではなく、色々な事情で生活相談員として働いている。一番の保育者になってくれるのが実は利用者さん達なのだ。

 お年寄りの間をチョロチョロする幼児には親としては正直ハラハラするのだが、この幼児を見る利用者さん達の表情には目を見張るものがある。どの人も限りなく優しい笑顔で子供を慈しんでくれる。認知症の有る無しに関わらず、どの人も見たこと無いような素晴らしい表情になるのだ。
 元気な利用者さんは子供におもちゃを手渡したり、一緒に歌を歌ったりして相手をしてくれる。考えてみれば、皆、子育てを経験してきた人達なのだ。それも私達とは比べ物にならないほどの過酷な時代の子育てであったに違いない・・・。
 子供を連れて行った日は、物凄く気疲れするのも確かだが、その日一日の現場の雰囲気は私が2時間踊り狂ったとしても作り出す事ができないであろう素晴らしいものとなる。・・・それは療法士としては子供に負けているという事か???
 認知症のリハビリに赤ちゃんの人形を使った手段があるようだが、そりゃ、本物に勝るものはあるまい。そういえば、一人目の育児休暇中、チビ子を以前の職場に連れて行った時も認知症のオバアチャマ方は大喜びだった。これはもう、赤ちゃん療法として診療点数も取れるのではないか?しかし、稼いでるのは子供だから診療報酬は紙おむつとかミルクなんて現物支給だったりして(笑)。それでもいいよ、母ちゃん的には(爆)。

 最近は保育施設とデイを両立している施設も実際に出てきているようだ。うちの職場の役員もどうやらその辺を意識しているらしい。現実のモノとなるのにはまだ時間がかかりそうだが、全くの夢物語でもなさそうだ。その日までは時々、うちの子供も赤ちゃん療法士(?)として出勤させるだろう・・・。

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1 コメント

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Unknown (takky)
2005-09-07 20:58:46
ブログを読んでいただいてありがとうございます。

いいなー、こんな職場!私も産んだら社長に頼んで、ぴよを連れて行きたいな。たしかにハラハラ(子供にも利用者さんにも)するかもしれないけど、子育て経験者の方たちは、きっと体で(本能で)覚えている気がします。私にとっては羨ましい職場です。
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