「売れてますか、本」
たま~に会う人は皆示し合わせたようにこう言うのです。二月に出版した「薔薇の紋章」の事です。
その度に苦笑いしながら、
「いいえ、ちっともダメダメみたいです~」
と、正直に答えてしまう私。
そんなん、あぁた、売れる訳がないじゃないですか。大きな賞を取った訳でもなく、本当にたまたま、降って湧いたような出版話ですから……。前評判もクソもあったもんじゃなくて……。
などとブツブツ言っていると、大概皆さん同じようにおっしゃいますのです。
「でも、ほら、出版したというだけでも凄いじゃないですか~」
……はい。その通りです。その通りなんですがね。人間の欲というのは限りないものでして、最初は「死ぬまでに一度でいいから、自分の作品を本に載せてもらいたい」、これが叶うと「死ぬまでに一度でいいから、丸々一冊、自分の作品の本を出してみたい」となり、更にこれが叶うと「なんとか先がないものか」となるのでございますですよ。
でも、結局売れないと次がないのです。タダでさえ大不況で自転車操業の出版業界、無名の新人作家には非常に厳しい現状なのであります。
で、「売れてますか?」って聞く人に限って、買ってくれてない人がほとんどなのよ、これが(笑)。お願いですから、聞く前に買うて下さいませ……。
ちょっと悲しいちえぞーなのでありました。
たま~に会う人は皆示し合わせたようにこう言うのです。二月に出版した「薔薇の紋章」の事です。
その度に苦笑いしながら、
「いいえ、ちっともダメダメみたいです~」
と、正直に答えてしまう私。
そんなん、あぁた、売れる訳がないじゃないですか。大きな賞を取った訳でもなく、本当にたまたま、降って湧いたような出版話ですから……。前評判もクソもあったもんじゃなくて……。
などとブツブツ言っていると、大概皆さん同じようにおっしゃいますのです。
「でも、ほら、出版したというだけでも凄いじゃないですか~」
……はい。その通りです。その通りなんですがね。人間の欲というのは限りないものでして、最初は「死ぬまでに一度でいいから、自分の作品を本に載せてもらいたい」、これが叶うと「死ぬまでに一度でいいから、丸々一冊、自分の作品の本を出してみたい」となり、更にこれが叶うと「なんとか先がないものか」となるのでございますですよ。
でも、結局売れないと次がないのです。タダでさえ大不況で自転車操業の出版業界、無名の新人作家には非常に厳しい現状なのであります。
で、「売れてますか?」って聞く人に限って、買ってくれてない人がほとんどなのよ、これが(笑)。お願いですから、聞く前に買うて下さいませ……。
ちょっと悲しいちえぞーなのでありました。
ありがとうございます~(涙)。
そう言っていただけるというのは、本当に嬉しい限りです。
頑張って書きます!
カミュさんも、頑張ってくださいね。