丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

僕も履くのか?赤い靴。

2006年01月23日 | お子様

 チビ子のダンスの初舞台が十二月にあり、それからしばしの冬休み。一月中旬からレッスンが再開した。発表会の出来については詳しくは申しますまい。何を言ったところで親バカでしかありませんからね(笑)。一言書くなら「まぁ、上出来。」くらいか。
 チビ子の舞台を食い入るように観ていたチビ太郎が、ついに「チビ太郎もダンスすんのんで!」と言い始めた。こら、そこの二歳児!うかつにこの母の前でそのような事を言うでないぞ!ジャニーズに売り飛ばされるぞよ!・・・というのは冗談(ホンマか?)だけれど、チビ子と一緒にテレビの前で踊りまくっている姿に、「お、リズム感いいぞ。おぉ?身体のキレもいいぞ。」と下心満タンの視線を投げかけていた私。これはもう、渡りに舟っちゅうか、思うツボというか、ホンマに習わせようと画策する今日この頃だ。

 踊りはいい。踊るのも観るのもいい。踊っている間はイヤな事はすっかり忘れているし、普段出せないような気分も踊っていると出せるような気になるし、なにより自分が輝いているような気がする。その道で食っていけたら・・・と思った時期もあった。もっとも才能不足でモノにはならなかったので、私の赤い靴はとっくに捨てられてしまったのだが・・・。(お陰で堅気の商売についておりまする。)
 私が神様と崇めているダンサーは、今は亡きジョルジュ・ドンだ。ニジンスキーの再来と言われた天才ダンサー。とてつもなく官能的に「ボレロ」を踊る彼の姿は、まるでデュオニソスの化身かと思われるような神々しさで、鳥肌が立つほどだった・・・。今でも時々ビデオを見るが、生舞台で観た「ボレロ」は一生忘れないだろう。
 バレエやダンスと言えば女性の世界のように思われがちだが、男性のダンスはいい。際立って上手い男性舞踏手を見ると、無条件で惚れてしまうのが私の悪いクセ(笑)だ。でもね!立ち姿の美しさといい、お尻の格好良さといい、手のしなやかさといい、驚異的な身体能力といい、ついでに色気といい、惚れるなっちゅう方が無理というものだ。赤い靴の魔力に魅せられて踊り続ける美しき男達・・・。あああぁ、素敵~。
 ちなみに最近目を付けている若手ダンサーは青山航士。NHK子供番組「うたっておどろんぱ」(土曜日朝九時からだったかな?)に出演しているダンサーで、三人の男性ダンサーの中でもっとも美しい踊りを見せてくれる。侮りがたし、NHKの子供番組!!
 ついでに、この間の「レ・ミッズ」の美しいアンジョルラスこと東山義久については聞くところによるとかなりの踊り手らしいのだが、悲しいかなまだ見た事がないので、ぜひぜひ、ダンスの腕前も拝見したいところだ。観たらきっと惚れ直すわ・・・うふふ。

 ・・・まぁ、チビ太郎がそんな凄いモンになれるかどうかは別として、本人がやりたいって言うんだからやらせちゃおうかな~♪男の子用の魔法の赤い靴、チャコットで売ってるかなぁ(笑)。
 え?ジャニーズには売り飛ばすなって?・・・はぁい。気をつけまぁす。
 



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