送り火を焚いた。実家は母が常勤で働き出したので父はせっかく彼岸から帰ってきても、一人で家の中でゴロゴロしていたに違いない。「なんや、つまらんの~」とかなんとかかんとかぼやきながら。のんびりごろ寝で過ごす、二泊三日現世の旅(笑)。
去年に続いて今年も暑い夏だ。仕事がらみのお年寄りで、何人か体調を崩している人がいる。こんな仕事を長く続けていると、回復する余地があるかないかがなんとなくわかるようになってくる。この夏が山だろうと思しき人が、一人、二人……。
生気のない顔を見ながら、「あと、何回この人と会えるだろう」などとふと思ってしまう。目には見えないが、お迎えの気配が回を重ねる毎に強くなっていくのだ。
生まれたからには必ずその時がくる。遅かれ早かれ、皆が同じ道を通って彼岸へと向かう。それはよくよくわかっている。でも、何人送っても、その人がどれだけ齢を重ねていたとしても、近々お別れが来ると思うとなんとも物悲しい、心寂しい思いが胸に迫ってくるものだ。
深く蒼い夕闇の中で勢いよく燃える橙色の炎を見ながら、小さな溜息をついた。今年の夏もまもなく終わる……。
去年に続いて今年も暑い夏だ。仕事がらみのお年寄りで、何人か体調を崩している人がいる。こんな仕事を長く続けていると、回復する余地があるかないかがなんとなくわかるようになってくる。この夏が山だろうと思しき人が、一人、二人……。
生気のない顔を見ながら、「あと、何回この人と会えるだろう」などとふと思ってしまう。目には見えないが、お迎えの気配が回を重ねる毎に強くなっていくのだ。
生まれたからには必ずその時がくる。遅かれ早かれ、皆が同じ道を通って彼岸へと向かう。それはよくよくわかっている。でも、何人送っても、その人がどれだけ齢を重ねていたとしても、近々お別れが来ると思うとなんとも物悲しい、心寂しい思いが胸に迫ってくるものだ。
深く蒼い夕闇の中で勢いよく燃える橙色の炎を見ながら、小さな溜息をついた。今年の夏もまもなく終わる……。
お年寄りとっては、夏はしんどい季節でしょうね。
まだ若くても持病があったりすると、夏は耐え難い季節ですね。
身内にも入院しちゃってる爺さんが約1名いますが(笑)
なるべく早く回復して欲しいと切実に願ってます。
本当に暑いですね……。身体にこたえます。病院はクーラー効いてて涼しいですから、かえって家にいるよりはいいかもしれませんよ(笑)。
早く元気になられるといいですね~!