丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

頑張れ!三谷幸喜!!

2006年02月26日 | 趣味
 今年の大河ドラマ「功名が辻」を結構面白く見ている。仲間由紀恵がなんとも可愛らしくて微笑ましい。彼女だけに限らず、登場人物全般がなんとなくノリが軽くて(織田家は別として)それが返って人間的な感じがして面白い。
 その中で!一番笑えるのが足利義昭を演じている三谷幸喜!!三谷幸喜といえば、一昨年どっぷりはまった「新選組!」の脚本家、現在大ヒット上映中という「有頂天ホテル」の脚本・演出・監督。もともと劇団の人だそうだが、あいにく私はサンシャインボーイズの舞台は見た事がなく、役者をしている三谷幸喜を初めて見たのが今回の大河ドラマだ。
 トーク番組やバラエティでの三谷幸喜は、なんだかいつも少しビクビクした感じであんまり目を司会者と合わせなくて、早口で、ガードの固い、そのくせ周りの反応を敏感に感じ取って空気に合わせて反応を変える・・・みたいな、頭のいい草食動物(?)的な印象がある。エッセイを読んでいても同じような印象を受ける。この人、家でもこんな感じなんだろうか・・・。奥さん(小林聡美)とはもうちょっとデカイ態度で話すのかな・・・なんて、余計なお世話な事を考えてしまうのだが、今回の足利義昭はちょっとばかし、違いますぜ!!
 メガネを外して、お公家ルックで決めている三谷氏はなんとも「さえない将軍」ぶりが板についている。じろりと人を睨みつけ(うお~、三谷さんが人と目をあわしている!)、声高に感情を顕わにし(ビクビクしてないぞ!)、明智光秀に怪しい(決して『妖しい』ではないのね、これがまた)色目を使い、とにかくいつもの見慣れた三谷幸喜ではないのだ~!!加えて、所作が舞台っぽくて「舞台俳優だったのね・・・。」と思わせる。
 いやぁ、びっくりしましたよ。こんな三谷幸喜を拝めるとは思いもよらなかった。NHK、チャレンジャーだねぇ(笑)。毎回密かに「今日の義昭くん」を楽しもう・・・。
 頑張れ!三谷幸喜!! 頑張れ!将軍・義昭くん!!天下は遠いぞ!


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