丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

変態

2006年11月20日 | 四方山話
注)「でっへっへ。おじょ~ちゃ~ん。」の変態ではありません。虫が形を変える変態です。

 夏頃から亭主が家庭菜園に凝り始めた。家庭菜園といってもプランターを幾つか玄関先やベランダに置いて、プチトマトやオクラ、ラディッシュ、ほうれん草なんかをちまちまと育てている。前々から興味はあったらしいのだ、全く経験がないようだ。それで、なんとか私にさせようと画策していたが私は残念ながらガーデニングや家庭菜園というものには全く興味がないのでちっとも亭主の思惑には乗らなかった。で、ついに諦めて自ら動き始めたという訳である。
 秋頃から時々ベランダで収穫した野菜が申し訳程度ながら食卓に上る様になってきた。子供達とわいわい言いながら収穫(・・・って大げさな)する図は平和で良い・・・。
 そんな我が家の農園だが、それなりに生態系を形作っていて葉っぱには毛虫やら芋虫がいつのまにか付いている。蛾や蝶がめざとく見つけて卵を産み付けているらしい。
 先日もサラダ用にとってきた葉っぱに可愛らしい青虫がくっついていた。緑色のイモムシはむしゃむしゃとラディッシュの葉を食べながら、緑のウンコをしている。なんだかあまりにも一生懸命食べて出してしているので、虫かごにいれて飼うことにした。
 冷蔵庫の中のほうれん草やキャベツをすこしづつ入れて様子を見ていたのだが、二日もすると姿が見えなくなった。何処にいったのかと思ってよく探してみると、虫かごの蓋の裏側に逆さまになって張り付いていた。ぴくりともしない。子供と亭主は「死んだ?死んだ??」と大騒ぎしているが、死んだ割には色艶が良い。
「寒いからこのまま冬を越すんとちゃう?様子見たら?死んでたら、そのうち干からびるやん。処分はそれからでいいんとちゃう?」
 なんて言いながら放置していたら・・・。
 形が変わった!!
 いつの間にか瑞々しい緑の体は少し黄みがかかって背中に突起が盛り上がってきた。これって、さなぎ???
 青虫からさなぎになる時というのは脱皮するのだと私は思っていたが、そうではなかったのだ~!!少しずつ眠りながら形が変わるのだ~!!そうだったのか~!!
 吃驚して子供と亭主に報告した。彼らも目を丸くしていた。そして、このまま蝶(もしかしたら蛾?)になるまで玄関で観察することに決定した。
 
 さなぎちゃんよ、上手く羽化できたらいいねぇ。
 


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2 コメント

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変態の種類 (machiko)
2006-11-20 13:43:33
変態には完全変態と不完全変態があります。さなぎになるのは完全変態です!カブトムシも完全変態で、うちの甥っ子たちがカブトムシの幼虫を育てるぞーと頑張ってましたが、乾燥しすぎてほとんど駄目だったとか。カブトムシの幼虫は死ぬと土になるそうで跡形もなかったとか。でも幼虫は土をものすごく沢山食べるということなので、それもありかと・・・。姪っ子はムシ好きで困っています。
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さすが本業(笑) (ちえぞー)
2006-11-21 18:22:16
machikoさま
 へへへ、さすが本業でんな。カブトムシの幼虫は確かに土をいっぱい食べてますよ。いつぞや、鉄板焼きで幼虫を食するおじさんに遭遇した事がありますが、熱いトタン屋根の猫・・・じゃなくて熱い鉄板の上で幼虫が苦し紛れに土を一杯お尻から出してました・・・。ちょっとトラウマな情景です(汗)

 姪御は虫愛づる姫君なのね(笑)。ゴキブリペット化計画だけは阻止してください。
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