手術！

　・・・なんて、大袈裟なタイトルでしょう・・・。
　右の大腿の付け根にアテローム（粉瘤腫）が出来まして、それを取っただけなんです。アテロームってさて、何でしょうか。毛穴の奥深くに老化した皮膚など（要するに垢！）が溜まって、瘤になっちゃうんですね。念のために言っておきますが、ちゃんとお風呂には毎日入ってますよこれが、先日、あまり清潔でない銭湯にいった後、赤く腫れてきて痛くなったのです。放置していてもどうって事はなかったのかもしれませんが、やっぱり気になって皮膚科に行って診てもらいました。そして「じゃ、取りましょか。」となった次第です。

　たかだか１㎝程度の瘤なんですが、生理食塩水を点滴し、部分麻酔（これは不可欠ですね）をし、ほじほじとドクターがメスで掻き出し、小さい釣り針みたいな針でチクチクとお裁縫をして下さいました。時間にすると三十分位でしょうか。
　この三十分で再確認した事がありました。それは意外に自分がヘタレだったと言う事です。結構ハードなお産を経験しているので、「たかが皮膚の下のイボの親玉」くらいの気持ちだったのですが、思った以上に太い麻酔の針を何回か刺されているうちに、自分が注射嫌いだったことを思い出し、足の親指にむぎゅう・・・と力が入ってきました。そして麻酔が九割程かかった位でメスが皮膚に入ってくる感覚・・・。わずかな痛みと「切られてる・・・。」という感覚に、お尻の辺りがモゾモゾ。冷や汗がじわ～っと滲み出てきました。そんな感じで、術中はずーっと体のどこかが緊張しっぱなしというテイタラク。我ながら情けない！！これが大腿骨の骨折とかだったら、麻酔しなくても気絶しているかもしれない・・・。

　そんなこんなで、足の付け根に３㎝強の傷がつきました。まぁ、独身でもなし、少々体に傷がついたところで今更どうってこともありませんが、今は患部が痒くてたまりません。早い事傷がくっついて、皮膚にべったりくっついているテープから解放されたい！と切実に願っています。